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私がブロックチェーンエンジニアになると決めた理由

2017年、東南アジアのある国にて、私が日系リース会社の派遣職員として法人向け営業をしていた頃。ここでは具体的な事は書けないが、日本ではあり得ないであろう発展途上国ならではの「理不尽」を体験した。所謂、「袖の下」の力が働き、正しいものを守るべき法律が悪の手に陥りそうになっていた。

当時、ビットコインが連日最高値を更新しているような時期で、世の中的にも仮想通貨だとかブロックチェーンだとかが広く認知され始めていた。私もその時初めてブロックチェーンという技術があるのだと知った。私は直感的にその技術をビジネス上の取引に適用する事が出来るのであれば、権利・義務をより明確に可視化でき、更にその確実な履行が実現出来るのではないか、という結論に行き着いた。

色々と考えた。

自らの営業センスではこの会社で上にはいけない事。
会社に依存しているこの状態ではいつかジリ貧になる事。
プロフェッショナルとして、個人として、生きていく力をつけたいという思い。
IT技術による金融業界の大幅な人的コスト削減が始まった事。
プログラミングが好きだ。物作りがしたい。業務改善が得意。などなど自らの適正。
ITエンジニアという職の将来性は割と良さそうだという事。
ブロックチェーン技術を使ってこの腐った現実を何とかしたいという思い。

そう考えた結果、翌年初めには会社を辞めてオーストラリアで英語を習得しプログラミングの基礎を勉強する事にした。2019年9月にはブロックチェーン技術をメインにする会社でインターンを開始するまで漕ぎ着けられた。しかし、労働ビザの問題で10末には帰国せざるを得ず、そして現在に至る。

2年経った今でもやっぱり気持ちは変わらない。世の中の悪い奴らに負けたくない。ブロックチェーンの力で実現出来るTrustlessな未来を実現したい。2020年代は世界がまた大きく変化する時代だという事は自明で、私もその中でブロックチェーンエンジニアとして様々な分野の発展に貢献していきたい。