ゼミIntersectionality: multiple inequalities

３年生からゼミに入り、インターセクショナリティについて学んでいます。インターセクショナリティとは、人種、ジェンダー、セクシュアリティ、社会階級などさまざまな要素が重なり合ってできる特有の差別や不平等、抑圧のことです。例えば日本では、男性同性愛者の芸能人の方のほうが、女性同性愛者の芸能人の方よりも多くメディアで見ます。このことから、同じ同性愛者でも性別が違うだけでメディア表象の違いや、普段の生活に違った抑圧が潜んでいることが見受けられます。私の研究内容は、アメリカにおける東アジア人女性のフェチ化についてです。アニメやK-POPなど東アジアのポップカルチャーが欧米で人気が出ており、より受け入れられるようになった反面、アニメやアイドルの表象によってアジア人の女性に一定のイメージ（主に性的対象化、ロリ化されたイメージ）を持つようになったせいで、特定の差別や抑圧がアメリカに住んでいる東アジア人女性になすりつけられるようになっています。このことについて多角的視点から研究を進めている段階です。