つなぐいのち基金とは
高齢者と子どもなどの多世代を「つなぐ」ことでつくる、地域を限らないコミュニティ財団です。
つなぐいのち基金は、
高齢者と子どもの相互扶助の関係作りを推進することで、社会効率を高め、次の世代へより良い社会をつなぐことを目指す公益財団法人です。
助成事業を通じて、社会的ハンデを抱える子どもの福祉の増進、心身の健全な育成、自立の支援、世代間の資源循環の促進、当財団のボランティア活動等への参加とそのサポートによる高齢者の活性化と生きがい創出などにより、世代間相互支援の推進し、助成金交付による経済的支援、ボランティアによる時間やサービスによる支援という形で「つなぐ」仕組みをつくることで、相乗効果を発揮させ、多世代間での様々なリソースの円滑な循環と相互扶助のかたちを構築の一助となり、より良い社会を次の世代につなぐことを目的としてします。
超高齢社会である我が国の高齢者は経済面だけでなく、経験、スキル、時間や暖かな気持ちなど、本当に多くのリソースを有していますが、消費や金融資産などでは充足できない生きがいや幸福感が欠如し、また、引きこもりや孤立が進んでいます。
つなぐいのち基金の助成事業は、ライフエンディング・ステージにある方を含めた多くの高齢者の力などの本来の力を十分には機能していない「ソーシャルなリソース」を、フェアなスタートラインに立つことができない子どもたちに、ボランティアや寄付など様々な形の支援を「つなぐ」ことを意図するとともに、高齢者自身の元気も素となる生きがいや社会的効力感も醸成することにつながると考えております。
このように、一見すると支援をされる側であると思われていた対象の方々同士が、お互いに不足しているものを補い合う相互扶助の仕組みを構築していくことで、社会の効率を高め、次世代に負の遺産を押し付けない社会づくりに寄与することを目指します。
多くの社会課題を包括的にとらえ・つなげて対策を検討していくこと、将来性豊かな日本のための民間インフラとして機能するため、公益性の高い事業を展開する体制を整え、寄附者の基金に対する志の実現に最大限務めるとともに、育成環境に恵まれない日本全国の児童が健全な成長を遂げられるよう、児童と社会との連携を図りながら公益の増進に貢献してまいります。