福島県川俣町は、半農半Xなど地域で多様な働き方を実現しながら、高品質な川俣産トルコギキョウの新規就農者を地域おこし協力隊として募集します。
福島県伊達郡川俣町とは-----------------------------------
福島駅から車で30分、里山と清流に囲まれた自然豊かな町です。
人口は約1万3千人で、古くから絹織物の町として栄え、最近では朝の連続ドラマ小説「エール」の舞台になりました。特産物として、世界屈指の薄さを持つ絹織物「川俣シルク」や、闘鶏からおもてなし料理に発展した地鶏「川俣シャモ」等があります。
また、縦笛や打楽器などで独特なリズムの民族音楽を奏でる国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」が毎年開催され、本場アルゼンチンのコスキン市と連携し、多くのフォルクローレ愛好家が集い、賑わう音楽のまちでもあります。
---------働く場所は、山木屋地区
トルコギキョウの生産地は、町から車で20分の山木屋地区にあります。
標高500メートルの准高地で、花づくり・酪農を主な産業とし、冬には天然のスケートリンクで子どもたちが遊ぶ姿が見られました。しかし、少子高齢化に加え、東日本大震災による原子力災害により「計画的避難区域」に指定されたことでますます離農が進みました。現在は計画的避難区域も解除され除染も進み、震災前の状態に戻りつつありますが、後継者不足問題を抱えています。
---------トルコギキョウとは
川俣町の特産物であるトルコギキョウは、ブライダルの装飾やブーケに使われたり、記念日等の花束を華やかに彩ってくれるお花です。花言葉に「感謝」「穏やか」という意味もあるので、葬儀に使われたりもしています。
山木屋地区のトルコギキョウ栽培は、約30年前にスタートしました。
山木屋の昼夜の寒暖の差が生み出す発色のよさと農家さんが長年にわたり培ってきた知恵・技術による品質の良さで、「あぶくまカットフラワーグループ」としてのブランドが市場で高く評価されています。
---------あぶくまカットフラワーグループとは
山木屋地区で、トルコギキョウを中心に切り花などを生産する花卉農家のグループです。
現在8つの農家さんが所属し、グループで年間約30万本を出荷し、トルコギキョウを川俣町の特産品に育て上げています。それぞれの農家さんが独自に花づくりを行っていますが、定期的に会合や意見交換会を行い、ノウハウを共有しあい、トルコギキョウのブランド価値を落とさないよう、切磋琢磨しています。