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一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)
執行理事/編集者
宮崎市出身。徳島県の出版社、大阪府の編集プロダクションで編集者として活動し、2014年に宮崎県にUターン。行政関連の出版物やウェブサイトの企画編集に携わる傍ら、県内各地でソーシャルビジネスに関わるさまざまなプレイヤーとの出会いをきっかけに「食べる通信」編集や地域の情報発信を手がける。
2017年4月、新富町が設立した地域商社こゆ財団のスターティングメンバーに参画。新富町やこゆ財団にまつわる情報を広く全国に発信するほか、視察研修やお試し移住、合宿といったさまざまな機会を通じて人材の交流を創出。2020年からはCKO(チー...
なにをやっているのか
【1粒1000円のライチが生まれた町】
私たちは、持続可能な地域の実現を目指して2017年4月に宮崎県児湯郡新富町が設立した地域商社です。「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、行政では成し得なかったスピード感で『特産品販売』と『起業家育成』を行いながら地域経済の創出に取り組んでいます。
【移住者がどんどん活躍しています】
新富町には13名(令和2年4月時点)の地域おこし協力隊が町外から集い、商品開発や教育プログラム開発といった自ら立てたミッションの達成に取り組んでいます。加えて、地域の若手農家や事業者らが彼らとタッグを組み、ときにはサポートしたり、ときには同じチームの一員として協働しながら、新商品やサービスの創出にチャレンジしています。
【ふるさと納税も累計50億円を超えました】
新富町ふるさと納税の運営を通じた農産物の販売促進を行っております。私たちは、それらの利益の一部を、街のリノベーションや地域経済の担い手となる人材の育成に投資しています。
【行政もバックアップ】
その移住人材と地域人材の間をとりもっているのが、こゆ財団です。新富町役場やJA、学校といった町内のさまざまな機関とも連携しながら、一方で県外の企業や教育機関、ビジネスの最前線を走るリーダー人材らとつながり、新しい時代を切り開くビジネスのタネを宮崎県新富町に創出しています。
なぜやるのか
【持続可能な街づくりを目指して】
SDGs(エスディージーズ:国連が採択した「持続可能な開発目標)の各目標に示されている通り、持続可能な地域には、経済、社会、環境の3つの側面のバランスが重視されています。
【スマート農業の先進地】
新富町では、移住してきた人が、地元の農家と連携してパパイヤなどの生産を行っております。またその加工品を活用して新規事業が生まれています。スマート農業の企業が集まり、テクノロジーを活用した農業も進行しています。
【ユニリーバやANAと連携も】
私たちの事業は、地元宮崎だけではなく東京も連携して行われています。ユニリーバやANAなどの大企業と連携して、社会課題の解決に取り組めることも一つの魅力です。
どうやっているのか
【慶應大学の前野教授の幸福学が行動指針】
こゆ財団の行動指針は、慶應義塾大学大学院SDMの前野隆司教授(実際に新富町にも来訪いただきメンバーとの対話やゲスト講演をしていただくなどの経緯あり)の「幸福の4因子」にもとづいて設定しております。
■幸福の4因子で幸せに働く
幸福の4因子とは、やってみよう・なんとかなる・あなたらしく・ありがとうで、仕事へのチャレンジ、個性の尊重、感謝の気持ちを忘れずに業務に取り組むことを重視しております。
■多様なメンバー
こゆ財団のメンバーは、新富町役場から出向している職員や、民間企業から参画した者、Iターン移住者など多彩です。平均年齢層は30代で、幸福の4因子を常に意識しながら、日々新しいことにチャレンジしています。
【第3日曜日にフリーマーケット朝市】
また、そうしたチャレンジがワクワクできる町をつくるとの考えから、こゆ財団のメンバーを中心とする町の大人たちの手でふだんは閑散とした商店街に月1回にぎわいを生み出す「こゆ朝市」の運営や、地元の小学生に向けて活動を説明する機会を設けるなどして、町民と一体となったまちづくりを進めています。
【ミュージカルも開催しています】
新富町は町民が出演するミュージカルが十数年にわたって上演され続けていたり、町の中心部に立派な図書館や多目的ホールなどを備えた複合施設があるなど、文化的な環境が充実しています。
【一緒にチャレンジしませんか】
こゆ財団は、2040年には現人口(2020年:1万6600人)からマイナス3000人となると予測されている町の現状をふまえ、「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもとでお金を稼いで人財に投資をし、「強い地域経済をつくる」という使命を実行して将来にわたって住み続けられるまちを実現します。
こんなことやります
●2020年秋にはサッカースタジアムも完成。増加する宿泊ニーズをビジネスチャンスに!
平成30年6月15日の住宅宿泊事業法(民泊)が施行され、日本でも空き家などを民泊として利活用するケースが増えてきました。
宮崎県新富町でも、こゆ財団が2件の民泊をプロデュースしたことに続いて、町民の方の中からも民泊を始められる方が現れています。新富町には宿泊施設が数えるほどしかない一方で、2020年秋にはJリーグ入りを目指すサッカークラブのホームスタジアムができるほか、観光体験プログラムが数多く立ち上がったり、地域商社こゆ財団への視察客が増加したりしており、宿泊のニーズは今後増加する見込みです。
町内には230軒ほどの空き家があり、新たな利活用の余地も多分に残されています。そうした背景をチャンスと捉え、古民家を利活用した民泊のプロデュースや、すでに立ち上がっている民泊の運営アドバイザーとして活躍できる人材を求めています。