日産自動車は、その社名が示す通りクルマを作っている会社です。でも、私たちはここで「未来を作ろう」と思って集まりました。
集まったメンバーは様々で、免許は持っているものの、無事故無違反無乗車でゴールドになったようなメンバーもいれば、若くしてすでに何台もクルマを乗り継いでいるメンバーもいます。ただし、全体としてはクルマを持っている人の方が少数派。たまに開発用のクルマを運転するときも、おっかなびっくりといった様子です。
ではそんな人たちがなぜ日産自動車に集まって来たのか。それは「まだ世の中に無いものが作れそうだから」。つまり、未来を作れる。それが、私たちがここにいる理由です。
▼ ルノー・日産・三菱アライアンスとは?
私たちが所属するコネクティドサービス本部はルノー・日産・三菱アライアンス直下の組織です。
日産自動車とフランスのルノーは、1999年にパートナーシップ関係を結び、以降、資本提携はもちろん、開発・購買の共同化や、人材のグローバル化を進めてきました。また、アライアンスに三菱自動車も加わり、その効果は年々高まっています。2017年上半期と2018年上半期には、アライアンス全体の自動車の販売台数は世界1位となりました。特に、電気自動車や自動運転の領域では世界的なプレゼンスも大きく、約180カ国にマーケットを持っています。
(2017年
https://jp.sputniknews.com/science/201707293939333/ )
(2018年
https://www.asahi.com/articles/ASL7W4R8ML7WULFA01V.html)
そのルノー・日産・三菱アライアンス直下に、コネクティドカーと次世代モビリティサービスの開発を加速化させるべく創設された新組織が、コネクティドサービス本部です。この新組織では、最先端のWebテクノロジーと世界中のルノー・日産・三菱のクルマを通じて、世界中の人々のモビリティサービスの体験に新しい価値を提供できるような、サービスやアプリケーションの開発に取り組んでいます。
▼ コネクティドカーとは、モビリティサービスとは?
コネクティドカーとは、クルマがネットワークとつながる(コネクティド)ことを意味します。安全性の向上や自動運転の実現などクルマ自体の進化に加えて、クラウドとその先にいるエンドユーザーや様々な異業種のプレイヤーとつながることでクルマの可能性が広がります。
ただし、このコネクティドカーのもたらす「つながること」はあくまで手段であり、一番大切なのは、つながった先に何ができるかということ。その「何ができるか」という部分における体験の構築や、更に自動運転・電気自動車を組み合わせて生み出すモビリティサービスの提供がこの組織のミッションです。