ITで一つでも多くの命を救いたい。私たちの初めての製品で主力となっているのが産婦人科向けの周産期管理システムである「ハローベイビープログラム」です。
妊婦や胎児の診療情報を管理するシステムで、妊婦の血圧、胎児の身長、体重等の診察や検査のデータを一元管理して瞬時にグラフ表示することにより妊婦と胎児の状態を見ながら出産計画を立てることができます。
また、ネットワークによって地域の医療機関と情報共有することにより、紹介先や緊急搬送等でも安全な対応ができるシステム連携や遠隔利用が可能です。
四方を山に囲まれた人口約2万9000人の岩手県遠野市では、産婦人科医は一人もおらず分娩できる医療機関もありませんでした。産婦人科医を募集しても来ないという状況の中、遠野市は「助産師でやろう」と助産院を建てて助産師による診察を始めました。
助産師が妊婦を定期的に診察し、お腹の張りや胎児の心拍数をネットワークで結んだ中核病院へ送って医師が判断、必要な時だけ妊婦の来院を促す仕組みです。遠野市では、このシステムを導入してから出生率が上がりました。
この仕組みの中核においても私たちの遠隔版電子カルテが利用されています。
▼私たちの実績
・遠野保険福祉情報システム「遠野型すこやかネットワーク」 総務大臣賞受賞
・岩手県周産期医療情報ネットワークシステム「いーはとーぶ」 u-Japanベストプラクティス2009 u-Japan大賞受賞