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Wantedly Journal | 仕事でココロオドルってなんだろう?

People

「欲しいのは、安定よりも自分がフィットする環境」

若きビジネスリーダーの人生を変えた2時間のカジュアル面談

2020/06/05

仕事をする上で最も大切にすることはなんですか? もちろん給与や福利厚生といった条件面も大切です。でもあなたが本当にシゴトでココロオドルために必要なことを改めて考えてみると、それとは全く違う答えが浮かび上がってこないでしょうか。

株式会社カラダノートでサービス本部長を務める矢動丸祐子さんは、Wantedlyを利用して今のシゴトを見つけました。「仕事を選ぶ上で一番大切なのは、安定ではなくワクワクできるか」と語ってくれた矢動丸さんが、Wantedlyで見つけた現在のシゴトと結ばれるにいたった顛末について、本人にお話を伺いました。

「自分が働いている姿」をイメージできるかどうかが大切

家族の健康を支え笑顔をふやすというビジョンのもと事業を展開している、株式会社カラダノート。妊娠期から、離乳食期までのママをサポートするアプリを提供している会社ですが、今後はママに限らず家族全体の意思決定をサポートするプラットフォームへの成長を目指しているといいます。その動きの先頭に立つ矢動丸さんは、どのようにしてカラダノートに出会ったのでしょうか。

ーー 大学卒業からカラダノートに転職されるまでのご経歴について教えて下さい。

もともと教育学部に在籍していました。教員になるということではなく、芸術系の専攻で音楽とか美術とか身体表現、いわゆるダンスなどを学ぶ学科でした。私は身体表現や美術をメインにしつつ、作品を作ったりイベントを企画したり、障害者施設で簡単なダンスの教室をやったりしていました。

もともと子どもが好きだったこともあり、新卒では教育関係のベンチャーに入りました。家庭教師の派遣をメインにしつつ、インターネットを介した学習サービスも新規事業で行っていました。

その後、転職を検討し始めたのですが、大切にしていた基準の一つは少人数のベンチャーであること。もう一つは事業会社で子どもや食にまつわるサービスを行っていること。この二つを軸にWantedlyでシゴトを探していたときに出会ったのがカラダノートです。

ーー 少人数のベンチャー企業がいいと思われたのはなにか理由があるんですか?

単純に大きな会社で自分が働いているイメージがあまり沸かなかったんですよね。学生のときから何かをつくる際は、少人数で立ち上げたり運営していたりといった経験が大きいかも知れないです。自分が実際に働いている姿をイメージできるかが大切なポイントだったと思います。

私の周りには、私と同じようにベンチャー志向で、条件の充実や会社の安定性が第一の関心事ではない人が多くて。Wantedlyのことを聞く機会も多く、自分も自然と存在を知るようになりました。Wantedlyを使うメリットは、ストーリーや募集を通して多くの会社が肩肘張らずにありのままの姿を書いているので、他のサービスと比べても会社の雰囲気がつかみやすいところです。

あとは写真が沢山使われていることも好きですね。写真から会社の雰囲気や、どんな人が働いているのかがわかります。中の人の顔が見えるのは、応募を決める段階でとても大きく影響すると思います。カラダノートに話を聞きに行ったのもフィーリングが合いそうだと思ったからなのですが、実際にカジュアル面談した際も最初の印象とブレがなかったことをよく覚えています。

出会ってすぐに話がはずんだ、代表とのカジュアル面談

当時、約15名ほどの社員規模だったカラダノートと出会った矢動丸さんは、カジュアル面談を通じてなにを感じ、なにをきっかけに転職を決意したのでしょうか。お話から浮かび上がってきたのは、企業と個人がフラットな立場で出会うWantedlyならではのマッチングエピソードでした。

ーー カジュアル面談ではカラダノートの方とどんなやりとりをしましたか?

代表と話をしてとても盛り上がったのが印象に残っています。2時間以上話をしましたからね。最初の一時間は会社の会議室で話をして、その後別の来客が来られたのでカフェに移動して、そこからまた話をする。みたいな感じでした。

代表からはこれから先、会社としてやっていきたい事業の方向性の話をしてもらったのですが、そこが盛り上がりましたね。ほとんどブレストみたいな感じで、こんな事もできるかも、あんなこともできるかもという風に話がポンポン弾んでいきました。会社全体の方針やビジョンをきちんと理解できることは仕事を選ぶ上で一番重要な部分だと思うので、とても大きな体験でした。

ーーカジュアル面談ならではの体験ですね。

はい。いきなり面接をするわけではないので、特段準備もせずラフな感じで話を聞きに行けるのがカジュアル面談のいいところだと思います。もちろん会社のことを多少調べたりはしますが、面接のようにいきなり質問攻めに合うこともないのでリラックスして臨むことができます。あとは相手も、面接のように構えず話してくれるので、こちらから色々な質問ができることも私には合っていました。

その後の本選考に進んだ過程でも、代表にはすでに会っていますし、最初のカジュアル面談からかなりスピーディーに決まりました。提出した課題に関するディスカッションを経て内定を頂きました。

ーー他の会社にも話を聞きに行かれていたとのことでしたが、現職に決められた一番のポイントはなんでしたか?

私もはじめての転職だったので、内定をもらった後に「迷っています」という話を正直にしたんですが、そのときにとても熱いメッセージを貰ったことが嬉しくて。転職してみてうまくいくかどうかは、やってみないと分からないので、万が一にでも合わないと思ったらその時考えようと思って飛び込むことに決めました。

あと私は出身が九州なんですが、内定が出た後に熊本で震災があり、心配した代表が連絡をくれたことも大きかったです。まだ内定承諾もしていない人間に、こんなに細やかに気遣いをしてくれるんだと思いました。

もちろん、仕事の面白さや企業のビジョンが自分にマッチしていると思えたことは大前提にはあります。その部分はカジュアル面談や選考を通して、すり合わせができたなと思います。そこが自分に合わないと感じた会社は辞退していましたから。

日々の小さな瞬間にシゴトの面白さがある

カラダノートへの入社後には、思っていた以上に自由にシゴトができる環境に満足を感じたという矢動丸さん。そんな彼女をシゴトへと突き動かすものはなにか聞いたところ、この人生100年時代をシゴトとともに生きていくためのヒントを得ることができました。

ーーカジュアル面談での体験をもとに選ばれた会社ですが、実際に働いてみてギャップはありましたか?

悪い意味でのギャップはひとつもなかったですね。私自身、自分が面白い仕事と感じるかどうか、興味がある分野の仕事かどうかの二点を重視して選んだ環境でしたから。自分ごと化できるかってとても大切だと思います。

なのでキャリアの安定性や福利厚生面などについてはまったく考えずに入社しましたが、ファミリー向けのサービスを展開している会社だけあって各社員の事情に合わせてフレキシブルに対応できる制度が整っていますし、自由にのびのび仕事ができています。

ーー 矢動丸さんが仕事に対して面白いと感じるのはどんなときですか?

カラダノートでは、集客とか、サービスを広める役割を担っているのでユーザーの反応がすぐわかるのは面白いなと感じます。あとは携わっているサービスを使ってくださった人が、喜んでいるとか、役に立てているとか。そういった事が分かる瞬間に面白さを感じますし、ワクワクします。日々の小さな瞬間に仕事の面白さとか喜びってあるなあと感じることが多いですね。

ーー 今後さらにやっていきたいことはありますか?

もともと子どもや教育というものに興味があったので、子ども自身やその家族がより豊かに充実した人生を歩めるような環境づくりに携わっていきたいです。自分自身のスキルを伸ばしたいというより、今言ったような世界観を実現することを目指していきたいなと思っています。

Interviewee Profiles

矢動丸祐子
長崎県生まれ。2011年4月に教育系ベンチャー企業に入社。小、中、高生向け受験系教育サービスの集客を担当し、web媒体・紙媒体問わず幅広いプロモーションを経験する。2012年からは新規事業のオンライン受験対策サービスの立ち上げに従事。サービスの企画や制作、リリース後のプロモーション等を担当する。2016年7月に株式会社カラダノートに入社。妊娠・育児中の家族と様々な商材をマッチングするサービスに従事し、集客・マーケティングを軸に事業拡大に向けて邁進する日々を送る。

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