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AWSの「専門知識」の資格とエンジニアの価値

AWSの認定試験には、専門分野に特化した「専門知識」試験があります。AWS以外の実務でも活かせる資格です。本記事では、AWSの「専門知識」試験について解説します。それぞれの「専門知識」試験で、どのような知識やスキルがあるは把握しましょう。

AWS「専門知識」

AWS「専門知識」試験について、次の3つのテーマで解説します。AWSや各種認定試験など、基本知識も取り上げています。

AWSと各種認定試験

AWSとは「アマゾンウェブサービス」の略称です。アマゾンが提供するサーバーを使うことで、様々なウェブサービスが利用できます。AWSの認定資格は、AWSのクラウドに関するスキルを証明するものです。

AWSの認定試験には「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の試験レベルがあります。それぞれに試験のロールが用意されています。「専門知識」試験は試験ガイドで指定された専門分野における、深い知識や高い技術が試される内容です。

「専門知識」試験は、AWS以外でも活用できるスキルを認定します。そのため、試験分野において日頃から実務で関わっているエンジニアは、取得しやすいです。

AWS「専門知識」試験について

AWSの「専門知識」試験には、「Alexaスキルビルダー」「機械学習」「セキュリティ」「ビッグデータ」「高度なネットワーキング」の5つがあります。それぞれの試験対象は次の通りです。

・Alexaスキルビルダー…Alexaスキルビルダー(Amazon Alexaの開発や構築)
・機械学習…開発あるいはデータサイエンス業務を行う個人
・セキュリティ…最低2年のAWSのワークロードの保護に関する実務経験者
・ビッグデータ…少なくとも2年以上、AWSテクノロジーを使用した経験と複雑なビッグデータ分析に関わる個人
・高度なネットワーキング…複雑なネットワークタスクに関わる個人

各専門知識試験には推奨される知識と経験があり、全ての試験において実務経験が推奨されています。(期間や実務経験の分野は異なる)

AWS「専門知識」でわかる能力

「Alexaスキルビルダー」「機械学習」「セキュリティ」「ビッグデータ」「高度なネットワーキング」の試験では、それぞれ以下の能力が検証されます。

「Alexaスキルビルダー」
・音声の価値を説明する能力
・ユーザーエクスペリエンスを設計する能力
・スキルを構築するためのアーキテクチャを設計する能力
・スキルにおいて AWS と Alexa のセキュリティのベストプラクティスを追及する能力
・スキルの開発、テスト、検証、およびトラブルシューティングの能力
・スキル公開プロセスを管理し、Alexa 開発者コンソールを使用する能力
・スキルの運用とライフサイクルを管理する能力
引用:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-alexa-skill-builder-specialty/

「機械学習」
・与えられたビジネスの問題に対し、適切な ML アプローチを選び、その理由を説明できる
・ML ソリューションの実装に適した AWS のサービスを選択する
・スケーラビリティ、コスト効率、信頼性、安全性に優れた ML ソリューションを設計し、実装する
引用:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-machine-learning-specialty/

「セキュリティ」
・専門的なデータ分類と AWS におけるデータ保護メカニズムについての理解
・データ暗号化メソッドと、AWS におけるその実装メカニズムについての理解
・安全なインターネットプロトコルと、AWS におけるその実装メカニズムについての理解
・安全な本番環境を実現するための、AWS のセキュリティサービスと機能についての実務知識
・AWS のセキュリティ関連のサービスと機能の使用に関する、2 年以上の本番デプロイ経験から得るコンピテンシー
・一連のアプリケーション要件が指定された状況で、コスト、セキュリティ、デプロイの煩雑さについてトレードオフを考慮した決定を下せる能力
・セキュリティの運用とリスクについての理解
引用:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-security-specialty/

「ビッグデータ」
・基本アーキテクチャのベストプラクティスに従ってコアとなる AWS ビッグデータ関連サービスを実装できる
・ビッグデータを設計および管理できる
・ツールを活用してデータ分析を自動化できる
引用:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-big-data-specialty/

「高度なネットワーキング」
・AWS を使用してクラウドベースのソリューションを設計、開発、デプロイできる
・アーキテクチャの基本的なベストプラクティスに従ってコアとなる AWS のサービスを実装できる
・AWS の全てのサービスで使用するネットワークアーキテクチャを設計および管理できる
・ツールを活用して AWS のネットワークタスクを自動化できる
引用:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-advanced-networking-specialty/

それぞれの「専門知識」試験において、上記の内容が検証されます。資格取得者がどのような能力があるのか、把握する材料として参考にしてください。

AWS「専門知識」試験は5つの種類がある

AWS「専門知識」試験には、5つの種類があります。それぞれの専門分野について、知識や技術があることが判断できます。資格取得者は、WAS以外でも活躍できる可能性が高いです。自社の採用においても、「専門知識」試験の内容を把握し、応募者の能力を見極めましょう。

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