こんにちは、採用担当の東岡です。
今回は、社員インタビューになります。
茨城県からフルリモートで勤務する、エンジニア川俣にインタビューをしました。
では、さっそくご紹介していきます。
ー簡単に自己紹介をお願いします。
初めまして、川俣 涼(かわまた りょう)です。茨城県からフルリモートで勤務しています。
なかなか変わった経歴で、以前は炎上"建物"の方の「火消し」をやっていました。趣味は懸垂です。
ーご経歴を教えてください。
今でこそエンジニアとして働いていますが、商業高校を卒業し、大学は経営学部と生粋の文系です。大学卒業後は、地元の消防本部に就職し、消防隊を4年、救急隊を2年経験しました。
エンジニアに転職したのは、2年前28歳の年です。東京の医療系大手IT企業に入社しました。エンジニアとしてのキャリアのスタートはかなり遅いですね。
そして、昨年4月にMisocaへ転職しました。
ーMisocaに来る前はどんなお仕事をしていましたか?
消防士時代は、主に消防隊として消火活動・予防活動、救急隊として救急搬送業務などを行なってきました。その他、業務の空き時間を使って自主的に業務改善のシステムなどを作ったりしていましたね。
エンジニアとしての働き出した前職では、医療関係者専門のコミュニティサービスのリプレイス(Java独自フレームワーク → Spring Boot)などを行いました。
当時の経験談などは以前、個人のnoteにもまとめました。
家族のサポートを得て、「消防士」から念願の「エンジニア」へジョブチェンジ。そして、Misocaへ。
ーエンジニアになろうと思ったきっかけについて教えてください。
とても単純なのですが「プログラミングって面白い、これを仕事にしたい!」と思ったからです。
特に強く惹かれたのは、「自分の手でサービスを形にしていく過程の面白さ」「良いものが作れたときの達成感」「 働く場所を選ばない」というところです。
プログラミングに触れた最初のきっかけは、妻が自宅で開業した鍼灸院のWEBサイトを作ったことでした。外注すると値段が高いので、「自分で作ってしまえばいいのでは?」というのが全ての始まりです。
当時は、本屋で参考になりそうな本を買って、試行錯誤しながら作業していましたね。
現在は、妻の手腕もあり1ヶ月先まで予約が埋まる鍼灸院に成長しています。目に見える結果が出たことで、さらにプログラムが好きになっていきましたね。
ー消防士の仕事をしながらの学習は、大変ではなかったのでしょうか?
「自分が本当に使いたいと思えるもの」を作っていましたし、新しいことを試行錯誤しながら覚えることは好きなので、当時は「純粋に楽しかった」という記憶しかありません。
その時に触っていたのは、Laravel、Rails、Electron、Vue.jsなどです。それらの技術を使って、患者管理のWebシステムや消防署で使用する報告書作成支援システムなどを作ったりしていました。
なので「エンジニアになりたいから勉強した」というよりは、「好きなことを勉強してたらエンジニアになれた」というのが正直なところですね。
ー消防士という安定した仕事を捨てることに反対・不安はなかったのですか?
もちろん不安も大きかったです。ただ、妻が自身で開業したという経緯もあり「自分も好きな仕事をやっているから。」と挑戦を後押ししてくれました。
最終的には「人生100年時代。やりたいことやってみるか!」と思い切って、消防士を辞めてエンジニアになる選択をしました。
もし家族の理解がなかったら、こんな選択はできませんでした。今でも妻には頭が上がりません。
ー前職を経て、Misocaへの入社を決めた理由は何でしょうか?
「Misocaのサービス自体の魅力」「リモート環境が整備されていること」「面接でのチームメンバーの印象」「ペアプロ・モブプロを積極的に行う開発姿勢」に惹かれたことが大きいです。
中でも、私のような地方を拠点にしたいエンジニアにとって、フルリモートができるのは魅力でした。
もう一つの大きな決め手は、面接を通して「技術・プロダクトへの強いこだわり」が感じられたことです。皆が技術に対する貪欲さがあり、そんな会社の空気感が私にはマッチしていたように感じました。
ーMisocaのリモート環境へのこだわりは、どんなところに感じますか?
リモートで仕事をする企業は、一人作業が多いのかな?というイメージを持っていました。経験が少ない分、そのような環境でパフォーマンスを出せるのか少し不安だったんですよね。
ところがMisocaの場合は、まったく逆でした。
ペアプロ・モブプロが盛んに行われています。自分が誰かに協力して欲しかったらすぐ声をかけるし、逆に誰かから声を掛けてもらうこともあります。
「リモートだからこそ、1つ1つのコミュニケーションを疎かにせず、大切にしている」のは強く感じています。これは実際に働いてみないと感じることができないので、いい意味で期待を裏切られた感じがします。
ーMisocaに入社して、働く中で魅力を感じることは何でしょうか?
「自分で動き出せば、やりたいことを実現できる。」というのは、すごく良いと感じています。
心理的安全性が確保されていて「チャレンジすること」に対して、みんなが応援するような空気感があるので、失敗を恐れず挑戦することができます。
私自身、社外勉強会の主催に立候補したり、私の所属するフロントエンドチームでも輪読会を主催したりしています。
また、「一人一人の専門性もとても強い」と感じています。突出した専門分野をそれぞれが持っているので、チームになった時には非常に仕上がった感じになりますね。
フルリモートには、メリットもデメリットもある。両者を理解した上で、働くことが大切。
ー1週間のスケジュールを教えてください。
固定されたスケジュールがあるのは、水曜と木曜ぐらいですね。
水曜日 フロント定例、モバイル定例
木曜日 週次ミーティング、チームミーティング
私以外のエンジニアもみんなそうですが、各々のプロジェクトに合わせて、柔軟に業務に対応するようにしています。
ー1日のスケジュールを教えてください。
8:00 出社
出社時間は、Misocaの中ではかなり早い方ですね。一、二番目の早さです。
出社したら、「その日何をすべきか」「どのような順序でこなしていくか」考えながら、1日の大体の予定を決めます。
その後は、プロジェクトの作業をしたり、ちょっと煮詰まってきたなと感じたら、気分を変えるために、コードレビューをしたりしています。
11:30 朝会
毎日全社ミーティング、開発者朝会に参加します。
12:00 休憩
私の休憩の過ごし方は、多分特殊だと思います。
庭で懸垂・腕立て伏せをしたりランニングに行ったりしてます(笑)。
消防士の頃の昼休憩時間の過ごし方が、今も名残で残っている感じですね。仮眠も少し取って、午後からの業務は万全の状態で臨めるようにしています。
13:00
所属プロジェクトの作業に取り組みます。
今はフロントエンドチームのタスクと、一月から配属されたモバイルチームのタスクを主に行っています。
17:00
大体17時ぐらいには、退勤します。
退勤後は、子供を保育園まで迎えに行ったり、夕飯を作ったりですね。こういう家庭の仕事も、リモートだと積極的に取り組めるのでとても助かっています。
ーフルリモート勤務の「メリット」「デメリット」を教えてください。
【メリット】
まず仕事で結果をコンスタントに出していくには、「健康や精神状態など、業務知識以外の条件にも左右される。」と自分の経験から考えています。
やはり、自分で環境をコントロールしてベストの状態を作れるというのはリモートワークの大きなメリットではないでしょうか。
もう少し具体的にいうと「家族との時間を取れること」は非常に大きいですね。
前職では、東京に単身赴任をしていたので家族と会えるのは週末だけでした。覚悟はしていたのですが、実際にその状況になると想像以上に辛かったですね。
今は子供の日々成長する姿を間近で見られるので本当に幸せです。
「家で集中できるの?」なんて言われることもありますが、自分の快適な環境に仕事場をカスタムできるので、逆に集中力は高めやすいですね。
【デメリット】
もちろん、リモートだからこそ注意していることもあります。
他のエンジニアとの物理的な接点がないので、「自分が何をやっているかは周りからは分かりにくい」と問題があります。
私の場合だと、分報などを使って「自分が今どんな作業をしているか」をこまめに発信し、周りに伝えることを意識しています。
あとは、どんな作業をしたかは目に見える形で残すようにしています。資料化しておくと、非同期でメンバーが確認できるので良いですね。
他は運動不足と、就業後に同僚と気軽に飲みに行けないくらいですかね。
ー技術コミュニティが集結する東京を離れたことで、何か感じることはありますか?
茨城だと技術コミュニティが身近にないので、その点はやはり東京の方が便利です。
ただ、東京との格差を減らす方法はいくらでもあると思うし、実際無くなりつつあると実感しています。
地方でも技術コミュニティを盛り上げようと頑張っているエンジニアは数多くいます。私も、茨城で勉強会のコミュニティを立ち上げ、毎月もくもく会を主催しています。
また最近では、オンライン勉強会も増えていて、どこに住んでいても技術コミュニティと繋がれるようになってきていますね。
なので、東京とそれ以外の格差はこれからどんどん減っていくと思います。コミュニティがなければ自分で作っていくぐらいの気持ちで地方も盛り上げていきたいです。
新しい技術を積極的に取り組む一方、レガシーな技術の改善も進めるフロントエンドチーム。
ーMisocaではどんなことをしていますか?
フロントエンドチームに所属しています。
Misocaのフロントエンドは、TypeScriptの導入など新しい技術が使われている反面、まだまだ技術的な負債も多いです。それが既存画面の改修や新機能の追加の際に障害となることが増えてきました。
なので、それを解消するため「皆が思い描く理想のユーザ体験を実現するための技術領域での障壁を取り払う」というミッションのもとチームが立ち上がりました。
もともとフロントエンドが好きなのでやはり楽しいですね。自分たちの作った機能でユーザー体験がダイレクトに変わるのもやりがいがあります。
ー所属チームはどのような体制でやっていますか?
以前インタビュー記事が掲載された麦島をリードエンジニアに、全4人のメンバー構成となります。
チームとしてのロードマップは決まっているので、それに沿って毎週方向性や進捗を確認しながら、タスクを進めています。
チーム内での明確な役割分担は特にありません。できることを各々のペースで行うスタンスですね。
メンバー皆とても専門知識が豊富なので、一緒に働いていて本当に勉強になりますね。
このチームにいることで、自分自身もエンジニアとして、さらに高いレベルに行けると実感しています。
*フロントエンドチームのリードエンジニアの麦島。
ーMisocaのこれから。今後どんなことをしていきたいですか?
Misocaがより多くの方に使われるサービスに成長するように、フロントエンドの面から後押ししていきたいと考えています。
また、個人としても自分の売りとなるような技術を持てるようになりたいです。「あの技術だったら川俣へ」といつか言われるように、フロントエンドや、Firebaseなどの分野をどんどん伸ばしていきたいです。
Qiitaへのアウトプット、社外勉強会への参加など、業務外での活動も積極的に行う。
ー仕事以外で、技術的な活動は何かしていますか?
Qiitaへの技術記事の投稿はよくやっていますね。
経験というハンデがある分、学んだことはできる限りアウトプットするように心がけています。また、興味がある分野の勉強会には積極的に参加し、LTをするようにしています。
最近だとFirebaseのアイデアソンが楽しかったですね。チームは参加者で即席で組まれ、最終のプレゼンは私がやらせていただきました。チームのメンバーの協力もあって、賞をいただくことができました。
【Qiita】
【最近の勉強会でのLT】
ー今学びたい技術、学んでいる技術は何かありますか?
最近良く学んでいるのはFirebaseやHasuraなどですね。
自分の強みであるフロントエンドのスキルとそれらを合わせて、今年は何か個人開発もやりたいなと考えています。
他にも、コンプレックスに感じているコンピューターサイエンス周りも学びたいですね。何気なく使っている技術の裏でどんな仕組み、法則があるのかとても興味があります。社内で開催されているCS系の本の輪読会にも参加しています。
ー趣味や休日の過ごし方について教えてください。
休日は、4歳になる息子と遊んでいることがほとんどですね。
あと最近、学生時代にやっていたボクシングを再開しました。おやじファイトに出場できるように、日々鍛えてます!!
最後に、Misocaに求める人材について教えてください。
ーフロントエンドチームに求める人材像
今ある課題に対して「俺がなんとかしてやる!」ぐらいの強い主体性を持ってやれる人だと良いかなと思います。
Misocaのフロントエンドは、TypeScript化やVue.jsの導入など新しい技術も多いですが、一方まだまだレガシーな部分も残っています。そうした現状を受け止め、決して楽しいことばかりではない改善作業にも熱意を持って取り組んでくれる人だと良いですね。
あとは、フロントエンドに限る話ではないですが、デザインチーム、PdM、マーケティングなど関係分野との調整もあるので、上手く協同出来る方だと仕事をしやすいのではと思います。
ーMisocaで求める人材像
技術的に尖っているのはもちろんですが「自分の持っている技術を、いかにプロダクトに活かせるか」までを考えられる人だと良いと思っています。
Misocaでは最新の技術でも、「ただ便利そうだから」「技術者が好きだから」という理由で使うケースはありません。
必ずそれを使うことで「チーム・ビジネスにどういう影響があるのか?」を考えることを大切にする風土があります。
そのような方であれば、共にビジネス・技術を伸ばしていけるのではと思います。
今回の社員インタビューは以上になります。いかがでしたか?
Misocaでは、エンジニアが開発者ブログで技術発信をしています。Misocaの技術面ついて詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください!!