こんにちは!HRBPのaloha(山本)です!本日も開発サイドの社員インタビューをお送りします☆
今回インタビューしたのは、プロダクトマネジャーの加藤です!
サイカで唯一UX領域を専門として活躍している彼女にモチベーションの源泉が何か聞きました☆
加藤:以下「加」 / 山本:以下「山」
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立て続けに新規事業に抜擢され、すべてをやりきった先にあった決断
山:サイカに入ってからどのくらい経った?
加:2年半くらい経ちましたね~。
山:最初に出会ったときからそんなに経つんだね!
加:そうですね~。あっという間でした(笑)
山:たしかに(笑)サイカの前のキャリアに関して聞かせてください!
加:はい!
もともとのキャリアは、2015年4月に新卒でマーケティングリサーチの会社に入社したところから
始まっています。
その会社のやっていたメイン事業はマーケティングリサーチの提供で、
当時もう一つ新規事業として購買データを収集してメーカーに提供するという事業をやろう
ということになっていました。
当時はビッグデータが話題だった時期だったので、ゆくゆくはアンケートデータと購買データを
組み合わせて、特定の買い物をした人に対してアンケートを配信して購買データとの相関を見る
というようなことをやっていこうという構想の下やり始めていました。
その事業で、コンテンツなどを制作する人が必要だったので、
私が新規事業に加入することとなりました。
山:それは何か実績があって抜擢されたの?
加:そうですね。ちょうど当時は購買データというものが認知されていない時期だったので、
会社としては認知率を上げられるようなメディアを作って広めたいと考えていました。
そこで、試しに新卒でブログを書いてみてということになり、
私と同じ時期の新卒が5人いたのですが、それぞれ思い思いに書いてみたんです。
みんなデータ分析に関して書いたり、カッコいいことをやっているなかで、
私一人だけはサブカルっぽい感じだったんですよね(笑)
もちろんベースはマーケティングのことだったのですが、
「年越しそばと年越しうどん、どちらがどんな人に食べられているか購買データから見る」
みたいなタイトルで(笑)
インターンをWIRED編集部でやっていたのもあり、コンテンツの新しさを知っていることも買われて
新規事業に抜擢されました。
山:マーケティング知らない人も親しみやすくていいね!
それまでの経験とコンテンツ制作力で選ばれたんだね~!
実際に抜擢されて、制作しているときは楽しかった?
加:楽しかった!
だけど上手く出来なかったことも当時はあった気がします。
データが綺麗になっていないので、例えば、あるチェーン店のデータが本当に正しいのか?
このレシートのデータが正しいのか?という疑問はありました。
悪質ユーザーは検索できるけど、間違ったものは検証しづらくて、信憑性が高いとは
言えなかったんですよね。
他にも統計に詳しい人が社内に少なかったので、データのクリーニングでも問題がありました。
もっとデータが溜まっていたらやりたいことは他にもあったなぁ~と。
山:いまの加藤さんの知識やスキルがあれば解決できることは多そうだね。
加:いま振り返ってみるとこうすればよかったという打開策が思い浮かびますね(笑)
当時は当時でがむしゃらにやっていましたけど(笑)
その後私は、別事業のアンケートパネルという回答者管理の事業に行くことになりました。
業界で言われていた課題の一つに、若年層の回答率が低いということでした。
回答率の高いパネルをもっているということが、業界の中でも強みになる部分だったので、
そこを最も所持している会社になろうというのが新規事業として立ち上がり、
そこにジョインしました。
若年層は、当然スマホ利用がメインなので、スマホで利用しやすいコンテンツを考えていました。
山:また新たな事業にジョインするなかで、転職を考えたのはいつくらいからだったの?
加:パネルの事業が始まって、アプリのリリースが終わったくらいのタイミングで一度考えましたね。
ただ、その時は何がやりたいのか不明瞭な部分があったので、実際に転職をしようという気には
なれませんでした。いろいろな企業は見たのですが、逆に当時の会社で、
もう少し本気で仕事をしようという結論に至りました。
転職するにしても、やるべきことはちゃんとやらないと何者にもなれないと思ったので、
まずは目標達成まで頑張ろうと思いました。それで結果が出なかったら考えようと。
山:結果は出たの?
加:チームや上司のおかげで、達成できました!
業務上、いろんなツールベンダーの方々とお話をして、いろんな会社があるんだなということも
知ることができました。
当時カスタマーサポートチームの立ち上げもしていて、その中でゼロから体制やしくみを構築する
という経験ができたことはとても良かったと思います。
でもこの会社で自分の強みや、やりたいことが見えないなと感じたのも事実でした。
会社として私を必要としていただけていることはわかったのですが、自分の強みや特性を
その環境で活かせるのか疑問に思い始めて、何を伸ばしていけばよいのかという、
先のキャリアが見えなくなった時期でもありました。
山:やるだけやってみてそこの境地に行きついたんだね。
加:ですね。できることはやりつくしたものの、目標達成をして維持管理になって、
次に何をやろうか考えたときに、自分で事業を立ち上げるということでもなく、
かと言ってその会社のアセットを使ってやりたいと思うこともなくなっていたんです。
でも成長意欲はあったし、どうしようかなと。
年齢ではなく人柄と今後の可能性を評価してくれたサイカで任されたUXの世界
山:その当時欲しいスキルとかはあったの?
加:自分のスキルの中で足りないところを考えた際に、営業的なスキルがないとは思っていましたね。
周りからも、「一度営業的なことをやったほうが良い」と言われることが多くて。
でも営業をやるのは怖かったんですよね。
当時は、カスタマーサクセスという職種がこれからきそうだなと感覚的に思っていたのと、
モノを売ることではなく、お客様と一緒に構築していけるのが魅力的だなと思って。
未経験でカスタマーサクセス職として従事できるところを探していたらサイカにたどり着きました。
山:なぜ最終的にサイカを選んでくれたの?
加:純粋に人柄と今後の可能性を評価してくれたからだと思います。
それまでやってきたことに対してある程度の自負はあったのですが、
スキルではなく年齢で見られることが多かったんですよね。
サイカはこういう経験があなたにはあるから、将来的にこういう風にやっていくのはどうですか?
というように年齢を理由にしなかったのが良いなと思って選びました。
山:実際に入社して、サイカでやってきたことを教えてもらえますか?
加:もともとはカスタマーサクセス(以下:CS)として入社をしました。
CSとして働いていたのが8か月くらい。
その後は、UX領域主体のプロダクトマネジャーとして従事しています。
当時、XICA magellan(以下:マゼラン)のヘルプページに携わっていて、そこからの流れでUXをやってほしいと言われ、
半年くらいはCSと並行してやっていました。
山:その後はUX一本だと思うのだけど、具体的にどんな業務をしているの?
加:ユーザーの方に話を聞いたり、マゼランの改善しなければいけないところをより客観性を持って
評価するとか、実際に打ち手に落としていくイメージですね。
ディレクションだったり、改善業務をやっています。
ユーザーの方の声をプロダクトに届けるという仕事ですね。
山:とても重要な業務だね。
サイカに入社してみて、入社前にイメージしていたものとのギャップはある?
加:面接で聞いていたよりも人数が少なくなっていた(笑)
山:たしかに当時はそうだったよね(笑)
加:ですね(笑)
もう少し真面目に答えると、想像していた以上に、人の力が活きているというところですね。
個々のメンバーの能力が高くてとても勉強になりました。
スペシャリストが集まっている環境を求めていたので、これぞまさに自分の求めていた環境
という感じでしたね。
当時は創業5年目だったので、サポートもほとんど無いだろうと思っていたら、
皆さん本当に面倒見が良くて、良い意味でのギャップでした(笑)
当時彌野さん(株式会社サイカ 取締役COO)が言っていた
「提案していくのは得意だけど型化したりシステム化するのが苦手だよね。
でも、そこをできるようにすれば強みになると思うよ。」
という言葉はいまでも覚えています。
自分の業務を型化して誰でもできるようにするというのは、いまでも大事にしていることです。
山:いろんな気づきがあったんだね。
そういった気づきを自分のものにしてきたいま、仕事のやりがいは?と聞かれたらなんて答える?
加:新しいことに挑戦できる部分かな。
こういうことをやってみたらと投げてもらえるのは有難いです。
また誰かの挑戦に賛同してくれる人がいることも大事で。
「こういうことをやりたい!」というと、それに興味を持ったエンジニアがコメントしてくれたり。
好奇心が強い人が多いのでいろんな話をしますね。
今年に入ってからはさらに相談できる人が増えたのもあり、これからの方向性が更に見えるように
なってきたなと思います。
いままでのキャリアはイチからやることばかりだったけど、そのなかでUXという領域にきて。
いままで自分が培ってきたリサーチのスキルだったり、ビジネスドメイン知識が活きてくるように
なって先が見えるようになってきたのが楽しいと感じています。
「単純に人に喜んで欲しい」が モチベーションの源泉
山:業務面で相当やりがいを感じられているんだね!
加:そうですね!
業務以外だと単純に人に喜んで欲しいという思いはモチベーションの一つとしてずっとあるので、
ユーザーの方からマゼランに対する意見をもらえたり、感謝の言葉を聞くことができるのは
すごく嬉しいです。
ユーザーの方々が、どんな機能が欲しいかを引き出せして実際に改善し、
「これって私が求めていたものだったんです!!」と言われるのが真に良い仕事だと思うので、
今後はそういう仕事を増やしていきたいと思っています。
山:そういう仕事が増えていくのは会社としてもすごく良いことだね!
そういう仕事を、どんな人と実現してきたいと思っていますか?
既存メンバーはもちろんなんだけど、これからどんな人に入社してほしいか教えてください!
加:すごく抽象的なんですけど、
「相手の気持ちや行動に対して深堀ができる人」かな。
向こうも気づいていないことを質問を繰り返しながら聞き出すことができる人がいいですね。
UXの文脈でいうとそういう人です。
もちろんベースには、「好奇心が強い」とか「仕事に対して誠実である」
というのはありますが。
とある本で読んだもので、
「他人と私の島があって、橋をかけないとお互いを理解することができない。
その場合、完全に理解し合うことはないけど妥協点を探ることはできる。
橋をかけることによってお互いが気持ちよく納得できるところを探す。」
というような内容があるんですね。
他人と働くうえで譲れない部分もあるだろうし、ぶつかることもあるだろうけど、
妥協点を探し合えることが大事だなと思うんです。
プロダクトとユーザーさんとサイカのラインがすべてHappyになれるところを見つけられる人が
いいなと思います。
山:加藤さんらしい回答をありがとうございました!
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世の中の人たちが幸せになるために自らのいままでの経験をフル活用しながら日々奮闘している加藤でした!次回は久々のエンジニアの登場です!組織が変化するなか頑張っているエンジニアにフォーカスしてお届けしますので是非お楽しみに☆