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蕎麦の製粉

ベジアーツの新たなプロジェクトとして栽培をはじめた蕎麦ですが、先日のブログにてご紹介しておりました通り唐箕掛けが無事に終わり、いよいよ製粉の時を迎えました!

※ 今回は予想外の出来事が生じます!笑 どうぞご覧ください ♪

丹精込めて育て、地道な唐箕掛けを終えた蕎麦がいよいよ旅立ちます!

ベジアーツにとって蕎麦は初めての試みなので、緊張感と期待に満たされつつ車に積み込みます。

今回製粉をお願いするのは、ベジアーツから車で10分程の距離にございます「大西製粉」様です!

明治25年創業で、地元では誰もが知っている老舗です。もともとは粉専門のお店だった大西製粉さん。ところがあまりにも良質な粉にこだわるあまり、とうとうご自分たちで蕎麦の栽培まで始めたのだそうです!

こんにちは~!!

以前より代表 山本と親交のある大西製粉五代目 大西響さんです。素敵な笑顔です!

そば鑑定士1級の資格を持つ大西さん。なんと1級を取得している人は全国で50人程度しか存在しないのだそうです!なんと貴重な…!!

そんな大西さんにベジアーツの蕎麦を見て頂けるとは光栄ですね!

緊張が増してきました!

まずは重さをはかり…

実の様子を確認します…

ドキドキ……

一目見て、「良い蕎麦ですね~!」とのお言葉を頂きました!

そば鑑定士1級 大西さんのこの反応は本当に嬉しいですね!!

そして専用の機械に入れて水分量と容積などを調べます。

私は今回初めて知ったのですが、実は蕎麦には等級があるのだそうです!

みなさんご存じだったでしょうか?

容積率、整粒、水分量などの検査を受けて、一等、二等、規格外と分けられるそうです。

さあ、ベジアーツ初挑戦の蕎麦は一体どの等級に区分されるのでしょうか?!

ドキドキ……

大西さん「水分量はちょうど良いですね~」

良かった~!

ドキドキ……

ここで大西さんから予想外の言葉が…!!

一等ですね~!この辺りでは、一等は5%しか採れないんですよ!」

「えええええええ~~~?!?!」

初挑戦にしてまさかの一等!!

山本は、もう沸き起こる笑みがこらえきれません!!笑

もちろん記念撮影!!

間違いなく一等です!!

嬉しいですね~!!頑張った甲斐がありました!

製粉をして頂いて、一週間後に引取りにくることとなりました♪

これで帰るかと思いきや、嬉しいことに工場内を見学させて頂けるそうです!

それでは早速行ってみましょう!工場内は挽きたての蕎麦粉の芳ばしい香りが広がっています。

こちらは原料置場。製粉前の蕎麦の実です。海外も含めて各地から集まっているようです!

まずはこちらで精選されます。

混入している小石を取り除き、磨きと呼ばれる作業で蕎麦の実をこすり合わせて砂や埃を落とすのだそうです。

精選の終わった蕎麦の実を見せて頂きました。

確かに綺麗に見えますね!

続いて脱皮という工程で蕎麦の黒殻を外します。

二種類の方法があるそうで、こちらは丸抜き脱皮と呼ばれる蕎麦の実の形を残したまま黒殻を脱皮する方法です。

そしてもう一つは挽き抜き脱皮と呼ばれる、黒殻がついたまま蕎麦の実を割りながら脱皮する方法です。

蕎麦の実が勢いよく流れているのがご覧頂けるでしょうか?

どちらの方法にもそれぞれ良さがあるので、使い分けているのだそうです。

脱皮後の蕎麦の実はこのような状態です。

おおおお!

美しいですね!!

そして最後に製粉です。

製粉にも二種類の方法があり、こちらは言わずと知れた石臼挽き

元気にぐるぐると回っています。

そしてもう一つはロール挽きという方法です。

ローラーを使って蕎麦の実にかける圧力を変化させることによって、蕎麦の実の部位ごとに好みの粉を挽きだす製粉方法なのだそうです。

出来上がったばかりの蕎麦粉を見せて下さいました♪

おおおお~!うっすら色がついていますね!

写真だとちょっと分かりづらいかもしれませんが、大西さんが指さしている辺りの色の違いにご注目下さい。

真っ白な粉がありますね!これは蕎麦の実の主にでんぷん質の部分なのだとか。

実はこれが、更科蕎麦などの白い蕎麦に用いられる粉なのだそうです!

てっきり更科蕎麦は、もともと更科蕎麦用の白っぽい蕎麦の実があるのかと思っていたので、蕎麦の実の一部分の粉だということを知りびっくりしました!

製品によって粉をブレンドして使うのだそうです。

なんとも奥深い蕎麦の製粉工程でした。

というわけで楽しい工場見学を終えました!

粉にとことんこだわった大西製粉さんと、作物にとことんこだわったベジアーツのコラボ。

どんな蕎麦粉ができあがるのか、仕上がりが楽しみですね ♪

大西製粉さん、本当にありがとうございました!!

帰り道、一等だったことへの喜びが隠しきれない山本と岡村でした ♪ 笑

蕎麦のその後はまたブログにてご紹介したいと思いますのでどうぞお楽しみに♪

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