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art work / 未来に繋がる結婚式「すてない こびない かざらない」

私の作品は「問い」である

「日本の婚礼文化に革新を」

このミッションを掲げたとき、これから何を目的に作品をつくっていきたいか考えた。

日本の婚礼文化は高額な費用をかけないと結婚式が挙げられない大きな問題がある。その背景には高額にしなければ利益が担保できない業界の構造問題がある。長らくこの既成概念に囚われてしまっていた。意味が問われるこの時代に、婚礼業界はこのままでよいのだろうか。

婚礼業界に携わる身として向き合うべきは目先の利益ではなく「結婚式のあり方」ではないだろうか。結婚式の意義を追求し、ユーザーにとって価値になる体験を提供することではないだろうか。

だから私の作品は「問い」だ。

ー 人はなぜ結婚をするのか。
ー 人はなぜ結婚式を挙げるのか。

少子化、晩婚化、コロナショックによるマーケットの縮小。苦しい状況が続いている業界だが、アートとクリエイティブの力で婚礼文化と業界の未来をつくっていきたい。

2021年6月17日にリリースしたzerowedding( https://zero-wedding.jp/ )は既存の婚礼文化をゼロベースで見直し、結婚式の本質を発信していくブランド。第一弾のコンテンツとして「すてない こびない かざらない」を発表した。

この未来を共につくりたいと共鳴できる仲間に届くことを願い、「すてない こびない かざらない」の作品紹介として著述する。

art director / 倉掛 奨

ー Concept

持続可能こそ本質。未来に繋がる結婚式


ただ一日のための過度な消費、それが結婚式の現状である。

お祝いの気持ちを伝えあう場だったはずの結婚式は、いつしか華やかな場であることが当たり前になった。

豪奢な見栄えが重視される背景には、少子化や晩婚化に伴うマーケットの縮小があり、一組あたりの利益率を下げられない婚礼業界の都合もある。

おもてなしの名のもとに欲求を刺激され、過剰な憧れを叶えることが結婚式の本質だろうか。

新郎新婦様は結婚式を通じて家族をはじめることになる。これから先のながい人生。結婚式を一日だけの「点」ではなく「線」として未来に繋げることが本質ではないだろうか。

ー 規格外食材に華やかさを
ー ロスフラワーに新しい命を
ー 美しさを引き出すヘルシーメイクを

華やか=高額、そんな常識を破壊する。だからこそ「持続可能」をテーマに、規格外食材・ロスフラワー・ヘルシーメイクとともに未来に繋がる結婚式をつくる。

ー Loss food

規格外野菜と経産牛でこころに刻まれる婚礼料理

年間600万トン、日本における食品ロスの問題は決して他人事ではない。いびつな形状、ほんの少しの傷だけで価値が下がり廃棄される野菜。お産を経験したことで殺傷処分になる経産牛。

しかし、知ってほしい事実がある。

規格外野菜は美味い。福島農家は語る、中身に目をあててほしいと。

経産牛は美味い。牧場主は語る、再飼育されることで旨味が増すと。

この二つの未知なる可能性を一皿に封じ込め、主役として引き立てるコース料理に挑戦。だが、結婚式は短時間に大量の料理をふるまう。こだわった調理や盛り付けは難しい現状があった。シェフからは何度も反発があった。ここは意地の張り合いだ、負けるわけにはいかない。度重なる折衝の末、廃棄野菜と経産牛に華やかさを纏わせることに成功した。




ー Loss flower

色褪せない魅力こそ本質。ロスフラワーに新たな舞台を

大量の花を用いる婚礼装飾。スポットライトが当たるのはわずか3時間ほど。式が結ばれると破棄されてしまう花は少なくない。美しいものが美しいままの状態でその役目を終える。

しかし、知ってほしい事実がある。

時を重ねるごとに、深みを纏うドライフラワーの存在を。

ロスフラワーに新しい命を吹きこみ、時の移ろいが生み出す美しさで包みこむ。大切な人と過ごす結婚式や、これからはじまる家族の空間を色褪せない魅力で彩る。

廃棄花材をつかうことで原価を抑える。見栄えやボリュームのみをよしとする固定概念を捨てる。本質に立ちかえり、洗練された空間を表現した。




― Healthy make up

ありのままって美しい。あなたが輝くヘルシーメイク

写真映えを意識するばかりにメリハリの強さが求められるブライダルメイク。移り変わるトレンドが強く反映されることも多い。個性の表現よりも見栄えが重視され画一的な表現が広まる現状がある。

しかし、知ってほしい事実がある。

ひとりひとりの内在美を引き出すヘルシーメイクを。

透明感と艶のある自然な雰囲気に、優しい色味をふわっと纏う。素肌の魅力をそのまま生かしたファンデーション。オレンジ系のカラーは、かざらない血色のよさを生かすため。

黒は使わない、アイメイクにはブラウンやカーキなど優しい色を使う。アクセサリーはいらない、人生の歩みがつくりだした、ありのままの美しさを表現する。

人生は美であふれている。結婚式を通じて自身の美しさに気づいてほしい。一日だけの装いではなく、これからはじまる暮らしを照らす、そんな想いを込めた。





すてない こびない かざらない

art direction : Sho Kurakake
cuisine : Restaurant REIMS YANAGIDATE
flower : LORANS.
hair make : ikka
photo:tasu
dress:Shizu Bridal Salon


アートディレクター/ALL
日本の婚礼文化に革新を起こすアートディレクターALL募集
ー「日本の婚礼文化に革新を」 現在、スキナではこのミッション実現にむけて、すべてのプロダクトのリブランディングに取り組んでいます。創業当時から継承してきた結婚式における不合理を取り除き、誰の手にも本来の結婚式の意義を届ける為に、日本の婚礼文化に革新をもたらすべく挑戦しています。 ◆zero wedding https://zero-wedding.jp/ 「ただ一つ、本質だけを」をブランドアイデンティティとして、国内の結婚式における高付加価値高単価傾向に歯止めをかけ、本来の結婚式における意義としての「家族を始める場」を適正な価値と価格で提供します。具体的にはそのロケーションの潜在的な価値に光を照らして再定義することで、適正な価値に対する価格を実現し、さらには婚礼業界のタブーである新郎新婦のアイテム持ち込みを推奨することで、婚礼業界価格と一般流通価格の格差解消に挑戦します。 ◆京町家リノベーション挙式会場 挙式会場に特化したスペースとして京町家をリノベーションします。現状では、京都らしさを堪能できる挙式会場においても顕著な高単価化傾向が見受けられる状況にあり、また、披露宴会場が併設されていることからコストダウンを図ることが困難なモデルが主流となっています。この状況に対して、結婚式の本質的な意味を設計する挙式に特化し、また京町家がそもそも保持する価値を活用することによって価値と価格の最適化の実現を図ります。 ◆ ウェディングソーシャルメディア 結婚式の本質的な価値を創出するウェディングプロデューサーと新郎新婦を結びつけるソーシャルメディア並びにプロデューサー支援システムリリースを計画しています。「結婚式場を選ぶこと=結婚式を選ぶこと」となっている現状の文化にディスラプションをもたらし、結婚式の意味とはなにかから考える土台としてウェディングプロデューサーの存在意義にフォーカスを当てる価値観共感型プラットフォーム構築に挑戦します。
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