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野球少年から、社会人へ。その過渡期にある彼が語る、就活後にインターンを始めるメリットとは

(プロフィール)
見澤慶貴(みさわよしき)。北海道大学工学部4年生。2年生まで硬式野球部に所属していた。就活終了後、4年生の9月からJBAでインターンを開始。


野球に夢中だった14年間。一度立ち止まって考えた、自分の弱みと本当にしたいこと

小1から14年間、ずっと野球一筋の学生生活でした。北大を選んだ理由の一つは、野球部が強いから。教師になりたいという夢もあったので、教員免許を取れる点も魅力的でした。

転機が訪れたのは大学2年生の冬。専門学校を卒業する地元の友人が、社会人になるタイミングです。成人式で久しぶりに会う彼らの自立した姿に、一気に追い抜かされたような劣等感を覚えました。自分は今まで野球しかやってこなかった。そろそろ自分の将来について真剣に考えないと、と思うようになったのがこの時期です。今の勉強が楽しくないから院進は絶対無理だ、と就活に本腰を入れることに。このタイミングで野球部も引退しました。

さらに私に影響を与えたのが、バイト先のスポーツジムでの縁。フレンドリーなお客さんが多いところでした。野球トークで盛り上がったおじさんの紹介で、中国人の子どもに野球を教えたなんて経験も。そんなある日、お客さんたちに「あなた将来何になるの?」と聞かれたことがありました。人に教える仕事がしたいと話したら、その中のおばさんが「それはコンサルだよ!あんたパキパキ喋るしコンサルっぽいよ!」と言ってくださって(笑)。その頃は野球と筋トレしか頭になかったので「コンサル?何それ?」という感じでした。でも、調べてみると意外と面白そうだったんです。そうして就活もコンサル中心に絞り、無事内定をいただきました。


ー就活後はどんなことをされていたんですか?

就活で自己分析する中で、継続力がないという弱みに気づかされました。本当に飽き性で、バイトも全部半年くらいで辞めてしまうんです。唯一続いた野球ですらやる気の波が激しくて、単発でしか成果が出せずにレギュラー落ちした苦い経験もありました。瞬発力はあっても持久力がないんです。継続的に成果が出せないのは、長期的なスパンで評価される社会人にとって致命的ではないかと焦りを感じていました。

そこで始めたのが就活支援のインターン。担当の学生が内定を取るまで面倒を見る必要があるので、これなら半ば強制的に最後まで続けられると考えました。インターンで感じたのは、凝り固まった考えをしている就活生が多すぎるということ。大手しか希望していないとか、せっかく良い大学入ったから商社だとか。この人たち何言ってるんだ…と思う反面、「あれ、自分も就活こうだったんじゃないか?」とハッとさせられました。そこそこの学歴があるのに教師は勿体無いという変なプライドがあって、周りからの印象が良い企業ばかり受けていた自分に気づいたんです。一旦先入観を捨てて、自分が本当にやりたいことってなんだろうと考えるようになりました。そこで気づいたのが、「やっぱり教師になりたい」という素直な思い。本当に、最近になって教師になりたいという夢に立ち返りました。

さて、就職先が決まっている今の状況で、どうやってどんな教師になるか。そう考えた時、「民間企業で社会経験を詰むからこそ、生徒に幅広い選択肢を与えられる教師になれるのでは」という考えに至りました。何となくで将来の道を決めている生徒に対して、自分の経験を活かしながら他の選択肢も提示してあげたい。生徒の人生にプラスの影響を与える、「教える」の一歩上のことができる教師になりたいと考えています。

理系も文系も関係ない!どこにでも通用する力が身についた

ーJBAで得た学びについて教えてください。

友人の誘いで入ったJBA。ここでは、「人に何かを伝える」ことの難しさを知りました。コンサルにせよ教師にせよ、大学で研究するにしても、どんな場面でも自分の思いを相手に伝えられなければ話になりません。そこのノウハウを学べるというのはすごくありがたいことです。

あとは、自分は今まで知ったかぶりしていたというのも大きな気づきです。就活に全力投球するようになってから、ビジネス本を10冊ほど読み漁りました。そこである程度社会人のあるべき姿や働き方に関する知識を習得したつもりだったんです。しかし、いざJBAで働き始めると指摘されるのは自分が学んだはずの知識と同じことばかり。例えば基本的なところだと、報連相の大切さとか、パワポを作る時の手順とか。いくら簡単なことでも、「知っている」と「できる」は全く違います。自分は理解したつもりに過ぎなかった、ということをJBAで体感できました。

ーJBAでの経験は、就職後にどんな形で活かされていくとお考えですか?

内定をもらった後にJBAに入るメリットは、「内定先をいかに利用していくか」と思考を広げられることだと思います。就職はあくまで手段であってそれが目的ではありません。その手段を使って自分がどうなっていきたいのか、塗り固めていく必要があります。そこで助けになったのがJBAでした。

どういうことかというと、JBAにいると今まで当たり前だと流してしまっていたところが自分の目に止まるようになってくるんです。例えば何となくみていたCMでも、なんでこのタレント起用したんだろうとか、なんでこのキャッチコピーなんだろうとか、裏にある企業の意図を考えるようになりました。これは、JBAに入っていろんな仕事の裏側を知ることができたからです。知識を身につけるからこそ、今まで気にかけていなかったものの魅力に気づくことができる。そうやって、どんどん新しい世界が広がっていくんです。「わからないものがわかるようになる」。それがJBAでの成長であり、楽しさでもあります。

その考え方を内定先に適用させれば、自分の仕事に対してもその背景や貢献の仕方を深く考えられるようになるはずです。さらには、自分がやりたいことに辿り着くために会社をどう使っていこうか、そんな思考につながっていくのではないでしょうか。もちろん会社の中に入り込まないと見えない部分もあると思いますが、JBAではどこにでも活かせるような汎用性のある力が身についたと感じています。JBAで得た学びをしっかり掛け合わせられるような、そんな働き方を考えていきたいです。

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