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【実録レポート】Webデザイナーがちょっと産休とってみた

2017年より、改正育児・介護休業法がスタートします。この改正で何が変わったかというと、

現状では最長1年半となっている育児休業期間を「2年」までとする
→育児休業給付金も2年間支給されることになるよ!

雇用する側が、労働者に対してこれの制度を周知するよう努めなければならない
→スタッフが育児とか介護とかで困ってたら制度活用できるように教えてあげてね!

雇用する側は、育児目的の休暇を、促進したり制度化する努力を規定
→育休の促進を頑張ってほしいな!男性も積極的に育児休暇をとれるようにしてね!

という感じでしょうか。

さて、そんな働き方改革の波の中、インディバルの産休・育休の運用はどうなっているのでしょう。今回は、現在育休真っ最中の私、デザイナーSがインディバルで産休・育休を取得するまでの日々を実録レポートでご紹介します!

まずは直属の上司に相談しよう

『産前産後休業』いわゆる産休は、労働者が出産の前後に取得できる休業期間です。胎児が一人の場合、原則として『産前』は出産予定の6週間前(※)から、『産後』は8週間、請求により取得することができます。※双子以上の場合は負担が大きいため、産前休業が14週間となります。
法律で定められている産前休業は女性労働者のみですが、インディバルでは、配偶者も3日間の『特別休暇』を取得することができます。この休暇は産前産後を問わず、出産関連のことで使用できます。

また、上司と相談した上で、保有している有休をあわせて休業期間とすることもできます。場合によってはかなり長期間の産前休暇を取得することが可能なのです。

どのような形で産前産後休暇を取るか、今後のスケジュールはどのようにするか。早いうちにすり合わせをしておいたほうが、後述の補助制度なども利用しやすいと思います。
自分のように、母子手帳をもらえる前から相談に行くのはやりすぎですが、納得のいく範囲で『なる早』の相談が推奨されます。


結局、採用&MVPの花道産休の野望はかないませんでしたが(´・ω・`)、上司の快い承諾により、自分は以下のようなスケジュールで産前産後休業を取得させていただきました。5月はゴールデンウィークもあったので、思いきって5月1日からガツンとお休みをいただいた形になります。


人事部に相談しよう

だいたいの休業スケジュールが決まったら、次に人事部に相談します。
産休・育休の期間は社会保険の支払いが免除されたり、補助金や祝い金を頂けるなど恩恵も多いのですが、そのための書類作成も山のようにあります。また、「産まれる前」「産まれてから」「誰に」「どこに」など提出先も期間も多岐にわたるため、個人で把握するのは並大抵の苦労ではありません。

インディバルで産休・育休を取得する場合、書類・手続き関係において社員側の負担は最小限、必要な書類はすべて人事部が用意してくれます。社員はというと、渡された書類に言われた情報を書いていくだけの簡単なおしごとなのです!


基本的には提出期間にかかわらず、産休に入る前に出せる書類はすべて出してしまいます。出産後に出さざるをえない書類も数枚はあるのですが、病院に記載して頂く書類と、生まれた子の情報などを書くような書類くらいしか残っていません。
出産直後の脳みそはパッツンパッツン、余裕はゼロに等しいので、出産後のタスクが最低限になっているのは、大変ありがたかったです。

作業データや業務を整理・バックアップしよう

原則として、使用しているPC・スマホなどの支給機器は全返却、PCは初期化されてしまうため、休業までにデータ整理などしておく必要があります。
2017年現在、インディバルで使用するメールアドレスはクラウド管理されているため、メールに関してはあらためてバックアップする必要はありません。ただし休業期間中はメールアカウントが凍結され、利用できなくなるので、注意や周知が必要です。


また、現在担当している仕事に関しても引継ぎとなってしまうため、少しずつ準備をします。
現在進行形のものや過去に担当した案件について、自分が1年近く不在となっても問題がないか。誰が見ても経緯を把握できるよう、ドキュメントは作成できているか。チームでシェアすべきデータは、最新のものを共有できているか。自分に属人化してしまっている仕事はないか。

自分は「1年後の自分が覚えてられる自信…皆無!!」と危惧し、覚え書きも兼ねて、制作wikiへ諸々のTIPS追加なども行いました。パスワードなど、新しく設定しなおすであろうものは記憶する必要がないのですが、SSHの秘密鍵・公開鍵などは再登録が面倒なので、できるだけどこかに保管しておいたほうが良いと思います。

進行中の案件は、無理なく進行できるか、引き継げるかの確認も必要です。特に産休前は、思わぬ体調不良が起きたりしがちですので、それも含めて余裕をもって検討しましょう。体調トラブルがほぼ無かった自分ですら、次第に頻回になっていく妊婦検診などの通院で、予定していた作業を圧迫する時もありました。


インディバルのリモートワークについて、詳しくはこちらから!
https://www.indival.co.jp/employment/program/

妊娠を支えるサポート制度

妊娠中でも安心して勤務することができるように、インディバルには妊娠中のサポート制度が整っています。

■通勤サポート
通勤時の混雑を避ける必要が出た場合に、
・勤務時間を1時間短縮する
・1時間以内の時差通勤をする
など希望することができます。

■休憩サポート
通常1時間の昼休憩の時間を、延長・増加をすることができます。

自分はつわりが全くなかったので上記のサポート制度を使うことはありませんでしたが、少しでも懸念材料がある場合は上司にすぐ相談することが推奨されます。「こんな無茶案件をやれと!切迫早産になったらどうしてくれるんだ!」と冗談では言っていましたが、全然シャレになりません。安全第一で、無理せず働きましょう。


休業期間中の私物を整理しよう

インディバルの個人デスクには、それぞれ個性あふれる私物が置かれています。マグカップ、オフィスサンダル、筆記用具、こだわりのマウスにキーボードなどなど。
仕事にかかわるドキュメントなどは、チームメンバーに預けたりロッカーに格納しておくなど、少しずつ整理していきます。しかし、あきらかな私物はどうするのか。もちろん持ち帰っても良いのですが、ダンボール1箱程度に収めれば会社に預かってもらうことが可能です。生もの、大きいもの、収まりきらないものに関しては、計画的に片付けていきましょう。


最終日のご挨拶

そんなこんなで最終日。

・引継ぎは問題ないか
・自分に属人化してしまっていることは無いか
・PC、スマホなどの貸与物は返却したか
・私物はすべて片づけたか
・入館証は返却したか
・休業前に提出できる書類はすべて提出を終えたか
・出産後に提出する書類は把握しているか

すべてチェックしたら、定時を待って退社となります。
産休・育休の場合は、退職時と異なり特にアナウンスもなく、全体挨拶なども設けられていません。挨拶は個人でまわります。慣習的に、全社宛にメールで挨拶を送るケースが多いです。ただし、そのメールアカウントは休業中に凍結されてしまうので、温かい返信がそこに送られてしまわないように、凍結の旨を記載しておきましょう。

続編をお楽しみに!

以上がわたくし、デザイナーSが実際に経験した、産前・産後休業までの実録レポートとなります。
色々とわからないことや面倒な手続きが多い、妊娠・出産というイベントですが、インディバルではスムーズに、かつ祝福と一緒に、たくさんの人と制度が休業期間に至るまでサポートしてくれます。

おかげさまで冒頭にも記載した通り、2017年7月に無事に出産を果たした筆者は、現在はリアルタイムで育児休業の真っ最中です。『こんな感じだったよ育児休業』編、『こんな感じで準備・スタートしたよ復職』編は数か月先になると思いますが、また実録レポートにてお目見えできるよう願っております。

あいるびーばっく!(`・ω・´)

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