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フードテック企業の土壌づくり真っ只中!若手エンジニアが語る出前館エンジニア部隊の変化(前編)

新型コロナウイルスの影響により、外食の機会が減少、またリモートワークやオンライン飲み会と言ったニューノーマルと言われる生活様式の普及も後押しをし、フードデリバリーの需要は年々高まっています。出前館の加盟店数は70,000店を超え、注文数やユーザー数も急増する中で、今回、若手エンジニア座談会と称して出前館エンジニアの3名にインタビューをしました。LINEグループと資本業務提携を締結し、会社の体制が大きく変わってから約1年が経ちましたが、その中で出前館エンジニアが感じた働き方や環境の変化、仕事のやりがいなどをたっぷりお届けします!


▲左から中西航大、三木一馬、小田祐司


――それではまず自己紹介をお願いします。

小田 祐司(以下、小田):前職はSIerにいました。その会社には新卒で入社して出前館が2社目です。業務は、主に設計から開発までをやっていて、銀行や航空会社、物流など様々な業種の開発に携わっていました。ちなみに学生の頃は、実は専攻が英語英文学科だったので、ITと関係ないことをやっていました。なので、1社目に入社する前にとりわけプログラミングを勉強していたわけではなく、入社してから初めて触りました。

三木 一馬(以下、三木):前職では、IT関係の会社に新卒で入社し2年間働いていました。メーカー系のITという感じで、何でもやっている会社だったんですが、開発はオープン系と組み込み系の2種類に分かれていて、私は組み込み系の開発をしていました。主に、車載のヘッドライトやワイパーなどを制御しているところの開発をやったり、Webアプリも作ったりしましたね。

中西 航大(以下、中西):前職では、小田さんと同じようにシステム系のSIerで働いていて、2019年9月に出前館へ中途で入社しました。学生の頃は経営システム工学科を専攻していたのですが、ほとんどプログラムなどは触らない学科でした。経営学や経済学を勉強していたので、1社目に入社してからプログラムを書くようになり、エンジニア人生をスタートしました。

前職のSIer時代はいろいろなことをやっていましたが、一番面白かったのは、パチンコのデータランプを作っていた時ですかね。会社のマシンルームに実物があって、そこで自分が作ったものをテストして、動いている目の当たりにしたときに「面白いな」と感じました。


――ありがとうございます。続いて、みなさんが現在取り組んでいる業務を教えてください。

小田:私は出前館開発チームに所属していて、主にエンドユーザーが使うシステムの開発を担当しています。最近は、店舗や商品のレビュー機能の拡充に取り掛かっています。

三木:私は加盟店開発チームに所属しています。加盟店開発という名の通り、主に加盟店向けの管理画面や、出前館は加盟店システムとPOS連携をしているので、そのシステム間のつなぎ込みの開発を行っています。今はPOS連携のシステム全体をリプレイスする案件に取り組んでいます。その案件では、プルリクのレビューやAWS上にサーバーをたてるとか、CI/CDを使ってデプロイやテストを行うインフラ構築のところを主に行っています。

中西:私はシェアデリ開発チームに所属していて、シェアデリに関わるシステムの開発を担当しています。シェアデリは「シェアリングデリバリー®」といって、いわゆる配達代行を指すのですが、配達員が店舗に料理を取りに行ってユーザーに届けるところまでのシステムを担当しています。私は主にサーバー側の開発をしているのですが、シェアデリの配達員が使うアプリの担当もしています。また加盟店開発チーム同様、ベンダーさんとの関わりが多いのですが、メンバーの管理業務や、インフラ周りの運用作業なども行っています。


この1年間で大きく変化を遂げた出前館エンジニア部隊

――出前館は2020年にLINEグループと資本業務提携をしましたが、この1年で組織体制も大きく変わりLINEエンジニアとの関わりも強くなりました。これまでの出前館と、LINEエンジニアと一緒に仕事をするようになってからの変化をお聞かせください。

三木:この1年間で変わったことは、これからどんどんシステムを変えていこうとする中で、関わる人がすごく多くなったことです。LINEエンジニアの方やベンダーの方もそうですが、さまざまな人がジョインして、開発をしています。今までは、小田さんや中西さんも同じチームで、少ない人数で回せる案件がほとんどだったのですが、この1年でお二人がいま何をやっているのかわからないくらい、案件が増えました。今まではほとんどトップダウンで案件が降りてきていたのが、今は各組織で判断して企画とやりとりして、どんどん案件を進めているので、そのあたりは大きく変わったと思います。

また、今までインフラの部分は運用グループが担当していたのですが、今はインフラをオンプレミスからAWSに移植したので、そこの構築も開発側で見るようになりました。スコープは増えましたが、開発と運用が一緒に考えられるようになりました。スキル的な面でも成長できたのかなと思っています。

中西:以前に比べるとタスクが見える化されました。「案件が多すぎる」ということも昔はわからなかったので、それが見えるようになり、優先順位が付けられて私たちに降りてくるというプロセスに変わった点はすごくいい変化だと思います。

働き方の面だと、「だれが今何をやっているのか」を都度共有していきましょう、ということを意識しており、かつどの優先順位で進めいていくかを週3回集まって話す機会があるので、周囲と密に連携を取って業務を進めることができています。

また、運用グループ任せだった作業も開発側へ権限が移譲されて、開発側でもやりやすくしていこうね、というのはLINEエンジニアの方が入ってきてから変わったことです。リリースをするときに、「サービスが停止している夜間に行う」という決まりもありましたが、案件によっては日中にリリースできるものもあるよね、それができるよう整備していこうねという動きもあって、働く時間も改善していると思います。

あとは人数が増えたことによって、レビュー体制がすごく充実しました。以前は、ベンダーさんが作ったソースコードや成果物に目を通す時間もとれてなかったのですが、そのあたりもしっかり見ていこうという動きもが生まれました。「見る目」が増えたことにより、バグが少なくなり過去より障害が抑えられていると思います

小田:組織体制が大きく変わり、私の上司はLINEから出向されている方なのですが、個々の働きがい、やりがいにまでフォーカスしてくれるようなチームビルディングをしてくれているので、そういうところはよくなった点かなと思います。

あと、これまでは案件をどんどん消化してくだけだったのが、今はJiraを使ってタスクを見える化したり、週次や案件終了時などに振り返る機会を設けていたりと、しっかりPDCAを回せる環境になりました。また早朝リリースが減り、日中リリースでも大丈夫な案件も増えて、わざわざ朝早くから働かなくてもよくなりましたね。

技術面では、全体的にレガシーな技術をつかっていたのですが、かなり刷新されています。昔は古いバージョンのJavaを使っていたけど、今は最新バージョンのものやKotlinを使ったり、サーバーもAWS上に自分たちで作っていたりしています。


――新しい技術を使えるのはいかがですか?

小田:覚えるのが大変な面はありますが、古いものを使い続けること自体がそもそもよくないですし、常に新しい技術に触れられるのは楽しいです。新しい技術を使えたほうが自分自身の市場価値もあがりますしね。


後編は7月上旬公開予定です。お楽しみに。

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