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目的と手段、サービスと技術

2017年も早いもので1ヶ月が過ぎようとしており、約2ヶ月後には新卒社員が入社してきます。

そんなタイミングで、弊社の取締役CTO江部が去年、新卒エンジニアに向けて書いたポストを読み返してみました。


強いエンジニアになるために by Junya Ebe | アソビュー株式会社
はじめまして。アソビューCTOの江部です。新卒の皆さん、ご入社おめでとうございます。プログラミングのリテラシーとしての重要性が増している今、自分で選択したにせよそうでないにせよ、皆様がITエンジ...
https://www.wantedly.com/companies/www-asoview-co/post_articles/22418

サービスを成長させるため(目的)に技術(手段)がある

株式会社というビジネスを目的とした団体である以上、目的は利益創出にあり、そこが成り立たないと全部意味ないわけです。asoview!はレジャーや体験を取り扱うサービスのため、7,8月の夏休みのシーズンに間に合わせなければ、次のピークである翌年の5月の大型連休まで事業の手応えをつかむチャンスは訪れないと考え、まずは最短距離でサービスを開始するという目標を掲げて考えたときに、枯れていても実績があり、一番ハマらず作れるもので、と方向を改めた結果、なんとか夏までに間に合わせ、サービスをスタートすることができました。その後、様々な課題に対峙する中で、解決策としていろいろな手法や技術を取り入れ、成長を続けてきました。
まず「目的」があって、それを果たすための「手段」を冷静に見極めることで本質的な課題解決をすることが強いエンジニアの条件なのではと思います。

手段と目的を混同しないこと。これはエンジニアに限らず、ビジネスマン全員に言えることかと思います。

目的・課題(イシュー)を明確に定めてその目的を達成(課題を解決)するための最短の手段は何かというのを考えられるスキルは、今後AIに様々な仕事がリプレイスされていくと言われている時代において一番必要なスキルなのではないかと思います。

スキルは掛け算である

今後生き残っていく上で、自分の領域を広げていくことは重要だとおもいます。
それがマーケティングなのか、データサイエンスなのか、経営なのか、ひょっとしたらもっとコアな技術領域に深掘っていく方向もあるかもしれません。
物事は掛けあわせで大きな価値を生むことができるので、自分はここまでと線をひかずに、とくに若いうちはいろいろなことに興味をもち、領域を広げていければ、強いエンジニアとして活躍していけるのではと思います。

エンジニアリングや営業など、手段としての個別のスキルそれ単独を極めるのみならず、他の領域のスキルにも積極的に興味を持って身につけるとより良いということです。いわゆる「I型人材」ではなく「T型人材」または「π(パイ)型人材」が今後より強く求められていくということかと思います。

「プログラミング x ◯◯」「英語 x ◯◯」「会計 x ◯◯」「営業 x ◯◯」など、他のスキルと掛け合わせることで独自のポジショニングを確立出来ることがあります。「 x ◯◯」の部分が多ければ多いほどよりユニークな人材になれるはずです。

(私は公認会計士の資格を持っているのですが、どうせなら好きなことを掛け合わせたいと思い「会計士 x ビール」で考えてみましたが何も浮かびませんでした。。。)

ちなみに古い記事ですが、けんすうさんも同じ様なことをおっしゃってます。

これからの時代は、専門性の価値の変動が激しい時代だと思います。つい最近まで、引く手数多だった専門スキルが、すぐにコモディティ化したりします。
例えば昔は「タイピング」がそのまま一つの職種になっていましたけど、今はとてもじゃないけど仕事になりません。Excelもそうですよね。
昔は専門家が何人もいて手作業で計算していたのが、今やただのPCスキルになった。おそらくプログラミングも同じ道をたどります。
そうなった時、本当にプログラミングだけで食べていけるのはほんの一握りです。だからこそ別の何かを勉強しないと、今後は厳しくなってくると思います。


「優秀なエンジニアの定義とは?」ー nanapi けんすうに訊く![1]
優秀なエンジニアとは何か? 人によって千差万別な解答が得られるこの問いを、"けんすう"の愛称で広く知られる、株式会社nanapi代表の古川健介氏にぶつけてみた。プログラミングのコモディティ化が進む現在。エンジニアが生き残る道は「エンジニアリング以外の価値」にあるというー。
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/54

さいごに

2017年はasoview!がグローバルサービスへの第1歩を踏み出したこともあり、「体験・コト」市場自体を圧倒的にスケールさせる兆しが年初早々出てきました。まあつまりは、スケーラブルなサービスを実現するため、エンジニアのみなさんお待ちしておりますよ、ということです。はい。


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