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Wovnって他社よりいけてるの? 投資家が語る、WOVN.ioへの期待

2019年12月某日、Wovn Technologies 株式会社(以下「Wovn」)の社長である林鷹治の発案で、Wovn Investors Meetupを開催しました。Wovnの投資家に、Wovnのメンバーに支援者の立場から、Wovnについて語っていただくトークイベントです。Wovnへの投資理由や、期待している内容についてお話を伺っています。

登壇していただいたのは、Wovnの初期からの投資家である株式会社オプトベンチャーズ(以下「OV」)のパートナー細野尚孝さんと、Eight Roads Ventures Japan(以下「エイトローズ」)パートナーの村田純一さん、Wovnの林です。今回はとてもじゃないけど公開できないところだけカットして、当日の内容をお伝えします。


(左から村田さん、細野さん、林)

上森(司会・Wovn):
本日のトピックスは5つです。


上森(司会・Wovn)
それでは早速最初のトピック、なぜWovn Technologiesに投資したのかを聞きたいと思います。最初にオプトベンチャーズの細野さんに伺わせて下さい。細野さんには2015年に出資いただいています。

細野(OV)
スタートアップ界隈の大きなイベントで代表の林さんがピッチしていて「このビジネスすごい面白いな」と思ったのが最初の出会いのきっかけです。その場で林さんをナンパして、色々とお話を伺いました。

林(Wovn)
当時はまだ会社を創立して半年くらいで、僕は本当に普通のただのエンジニアとして働いてました。細野さんの印象ですが、とりあえずめちゃくちゃ怖かったですね(笑)。

細野さんと社長の野内さん、日野さんという方がいたのですが、3人とも坊主で、ものすごいゴツいんですよ。怖いじゃないですか(笑)。怖すぎて「この人たちからは投資受けられないな」って思ってました(笑)。

上森(Wovn・司会)
ビジネスとして何が面白いと思ったんですか?

細野(OV)
僕はSIer出身なので、WOVN.ioのようなシステム構築がすごい大変な作業だというのは理解していました。一見するとWovnは翻訳のサービスですが、僕が捉えていたのは裏側の基盤から含めて作っていく運用ツールとしての優位性です。スクラッチで1億円かかるシステム構築が圧倒的にコスト圧縮できるようになると言うので、「それはすごい!」と思ったんです。

投資に際してはビジネスそのものに加えて、林さんがめちゃめちゃユニークだったというのも大きいです。独特の考え方を持っているし、新しい世界を作ろうとしている姿は、一緒にチャレンジしたいなと思うに足るファクターでした。


上森(Wovn・司会)
村田さんの最初の出会いはいかがでしたか?

村田(エイトローズ)
Wovn Technologiesの既存投資家であるインキュベイトファンドが運営しているイベントが最初の出会いの場です。そのイベントでは計50社ぐらい会っているはずなのですが、結局投資しているのは現時点ではWovnだけですね。

以前からスタートアップ等のサイトを訪れると、画面の右下に「W.」っていうマークがあって、これはなんなんだと、ずっとずっと思っていたんです。なのでそのイベントで「やっと巡り会えた」って(笑)。

上森(Wovn・司会)
そのとき村田さんも「ずっと気になってたんだよ」と言って、話しかけてくれたのを覚えています。実際に投資までいけた理由はなんでだったんでしょう。

村田(エイトローズ)
エイトローズは日本のVCの中でも、1社あたりに出資できる金額がかなり大きいはずです。それもあって、時価総額で1000億円を超えるポテンシャルがある会社にしか投資しないと僕個人は決めています。そういう意味で言うと、WOVN.ioはプラットフォーマーになれると感じたのがポイントです。

例えば今金融でペイメント系のサービスの競争が激化していると思うのですが、あれだけ数があるなかで絶対的なプラットフォーマーになるのは簡単ではないと感じますし、うまく棲み分けが仮にできたとしても、その支配が一部のセグメントに限られてしまった場合それはプラットフォームとは言えないと思うんです。

一方でWOVN.ioは、インバウンドや外国人労働者が関係する企業を対象にしていますが、そういった企業は今後全産業にどんどん広がっていくはずで、その可能性をめちゃくちゃ感じています。なんとなくそんなに目立たず、ふわっと日本中に薄皮を張るような、そういうのがプラットフォームだと思っているっていうのはあります。ただこれは、いつも林さんはじめ経営陣がいつも言っていることですよね。


上森(Wovn・司会)
ということですけど、鷹治は今のお話聞いてどうですか。

林(Wovn)
Wovnは「インターネット空間をローカライズする世界的な黒子企業になる」をビジョンに掲げている通り、良き黒子企業やサービスになりたいと考えています。WOVN.ioなんて名前誰も知らないんだけど、実はほとんどの人が使ってるみたいな。


上森(Wovn・司会)
それでは次の話題で、投資家がWovn Technologiesに期待していることを聞かせて下さい。プロダクト、メンバー、経営陣が、社会に対してどんなことを実現して欲しいと感じているか、教えて下さい。

村田(エイトローズ)
「プラットフォーマー」という言葉はあまりにもよく使われすぎていますが、本当の意味でプラットフォームになれるかもしれない会社って少ないんですよ。セグメントが小さかったり、既にドミナントなプレーヤーがいたりとかして。

そもそもビジネスとは何かと言うと私は、「世の中に起きている摩擦を取り除くこと」だと思っています。例えばAmazonで本を買うという行為。昔は本屋さんに行って一生懸命本を探していましたよね。当時とAmazon時代を比べると、本を探すという時間や労力が減っているわけです。

では今の世の中では、どこの摩擦が大きいのか。その1つがランゲージ・コミュニケーションです。色々なことを伝えたいのに、言葉というバリアがあってちゃんと伝わらない。これを取り除ければいいものはちゃんと売れるだろうし、いい会社にはちゃんと人が来てくれるようになる。摩擦だらけだからこそ、いろいろな機会損失が生まれているんですよね。WOVN.ioにはそこを取り除いて欲しいと思っています。

フィロソフィカルな話ですけれども、そういったレベルの課題を解決できたり、問いにできる会社は本当に少ない。逆に言うとそれを解決できるのは。社会に本当に必要とされるような会社というわけです。

例えばSuicaは、とてつもなく世の中の摩擦を減らしました。昔はお金を入れて切符を買って、駅員さんに切ってもらう必要があったのを、「ピッ」ってやるだけで電車に乗ったり買い物ができる。こういった「意識しないけれどもいろいろなことがスムーズに動いている基盤」にWovnがなってくれればいいな、と思っています。


上森(Wovn・司会)
次の話題は「メンバーに何を求めるか」。メンバーっていうのは経営陣もそうだし、会社の全員に対してお願いします。

細野(OV)
株主として思うのは経営陣を突き上げて欲しいですね。皆さんがどんどん力を付けてプロモートして、偉くなって新しいことをやる。そういったところで力を発揮して欲しいですね。あまりにトップダウン的な組織だと、成長が限定的になってしまうと思うんです。これはWovnだけじゃなくて、全出資先に言ってます。

上森(Wovn・司会)
林さんは?

林:(Wovn)
僕? 油断していました(笑)。メンバーに何を求めるか...

今って組織がどんどん大きくなっているところで、ルールも増えているんですよね。会社が小さかったころには必要なかったルールを整備しなきゃいけない。それにわからないことだらけで「どうやって決めればいいんだろう」っていうことが多いと思うんです。働いていく中でルールが決まっていない、どうしていいかわからないっていうのは、当然ストレスになります。

ただ、そういう中でも戦っていけるように力を付けて、ルールが決まるのを待つんじゃなくて、自分たちが率先してルールを作っていけるようなチームというのを、今いるメンバーには期待したいですね。


上森(Wovn・司会)
逆に会社から提供したいものとかはあります?

林:(Wovn)
手前味噌ながらWOVN.ioは、すごい独自のポジショニングを築いていると思っています。つまり今まで誰もやっていないことを、僕らが初めてビジネスにしているんですよね。

新しいマーケットを作るってすごい特殊なことだと思っていて、そうそう経験できることではありません。なのでそういう環境でビジネスができているのはすごく貴重な体験なんです。世界初とか史上初とかが何重にもなるワクワクする挑戦を、これから僕は数十年この会社でやっていくつもりです。数年単位で世界的に大きな挑戦をできるような会社にしていきたいので、そういう環境を作っていければなと思っています。


上森(Wovn・司会)
続いて、投資時点と今で何が変わったか。

2015年に投資いただいた細野さんからお願いできますか。

細野(OV)
変わったこと…ほとんど変わりましたよね(笑)。

林(Wovn)
同じことを見つける方が難しいと思う(笑)。

細野(OV)
まず変わらないことで言うと、投資したときから林さんと1on1をしていて、それが4年ぐらいずっと続いています。

その中で林さんが変わったところは、もともと林さんは自分でコードを書いていたこともあって、昔はプロダクトの話ばかりしていました。でも今は組織の話、会社がどう成長していくのか、外部からどう見られるのか、そのために何をしなければいけないのかという話が多くなって、関心事がだいぶ変わってきています。組織の成長を林さんが感じているんじゃないかと思います。

そんな中社内では、色々なチームや役割ができてきている。そこで社員の皆さんにもっと活躍してほしい、という話を最近していて、それは個人的にも嬉しい点です。そこが一番変わったところですかね。


上森(Wovn・司会)
村田さんは投資してからまだ6か月ぐらいですが、何か変わったことはありますか?

村田(エイトローズ)
僕らとしては当然Wovnにはうまくいってほしいわけですけど、正直投資時期が今でいいんだっけ、というのは悩んだんです。将来的にマーケットがあるのはわかっているんだけど、ブレークスルーのタイミングはいつなのかは、あくまで仮説の状態でした。

ただエイトローズが投資検討を始めたときから、MRR(編注:Montly Recurring Revenue:月次収益)が結構伸びてたんですよ。売上がどんどん上がるというのは、マーケットからみてWOVN.ioというのソリューションへのニーズがあるということです。

そういう意味だと、そのあとの好調さも加えて、今のタイミングで投資してよかったと確信に変わりましたね。

細野(OV)
内部から見たとき、MRRというか売上とはどういうものなのかなという整理についてなんですけど、実は僕も自分で起業していた時期があるんですよ。

村田(エイトローズ)
え? そうなんですか。

細野(OV)
そうなんです。メディア運営していて、売上が月に1円もあがらないときとかあったんですよ。そうすると仲間のモチベーションも上がらないし「これ、やっている意味あるの?」みたいな話が増えてくるんです。

そう考えると、やっぱり売上って元気の源だと思うので、元気になれるものをたくさん集めようというのが、ベンチャーの考え方として正しいのかなという気がしています。売上は多い方が絶対嬉しいし、揉め事も少なくなる。逆に言うと、売上が下がると悪いことが生じてくるので、皆さんには元気をたくさん集めてほしいなと思っています。


上森(Wovn・司会)
最後に「他の会社と比べてどう?」というお話を聞かせて下さい。色んな会社に関わっている投資家からみて、Wovnはどのように見えているんでしょう。

村田(エイトローズ)
空気感がいいですよね。

初めてWovnに来たとき、エレベーターがパッと開いたら「WOVN.io」って看板があって、すぐに「いらっしゃいませ、お約束ですか」みたいに声をかけてくれたんです。社内の様子を見ているとみんな和気あいあいとしている。初見で「ここの会社、雰囲気いいな」と思いました。もう少しレイターステージの会社と比べると、その点はちょっと違うなと感じるところです。

ただ組織が成長するに際して、必ず1回はドヨーンとしちゃう時期がいつかは来ます。『サピエンス全史』によると、狩猟採集民族だった名残で、人間には30人の壁というのがあるらしいんです(笑)。だから30人超えると情報処理の限界を超えて、ちょっと疎外感が生まれてくる。もうWovnは全体で30人は超えてますけど、例えばチームが30人を超えるときに、ドヨーンとする時期が来るかもしれない。

とはいえその時にも、もともとのカルチャーが残っていると思うので、それを活かしながら、「そういう時期なのかな」ぐらいの感じで、うまく突き抜けていってもらえたらな思います。

上森(Wovn・司会)
細野さんからはいかがですか。他の会社とWovnの比較という点で。

細野(OV)
僕は今、18社を投資担当しています。その中でもWovnの特長は、意思決定や改善のスピードがとにかく早い。何か問題が起きましたっていった時に、「じゃあ、こうしよう」というのがとにかく早いんです。その分現場は対応が大変かなとも思いますが(笑)。そこはすごいなと思いますね。経営会議を月1回やっていて、その場で新しいことをやろうというのがどんどん決まっていくのも、素晴らしいです。

カルチャー的には、色んな国や地域の方がミックスされて、ほどよくほのぼのとしたというか、ギスギスしていないですよね。


(当日は外国人メンバーも多数参加していたので、CPOのJeffが英語に翻訳しながら進行しました。※Jeffは日本語ペラペラです)

上森(Wovn・司会)
僕からは以上なのですが、質問ある方いますか?

Wovnメンバー
今日話してもらったことは、今の僕らにとってすごく重要なことだった気がしていて、すごくありがたかったです。ありがとうございます。

ただ僕みたいにベンチャーキャピタルと直接関わっていない立場からすると、ベンチャーキャピタルはお金儲けをしている人たちとも見えかねないんです。もちろんそうではないんだろうなとは思っているのですが、皆さんは、どういう思いをもって、僕らを支援しているのか、教えてもらえますでしょうか?

細野(OV)
芯を捉えた質問ですね。悩ましい部分はあって、ベンチャーの皆さんが成長していただかないと、僕らも経済的に成り立たないのは事実です。一方で、すべてのベンチャーがうまくいくわけではないので、時にはコンフリクトが生じてしまいます。

とはいえ自分が支援している先は、全部成長してほしいし、成功してほしい。そうしたらお金の関係だけではなくて、うまくいく関係が構築できるなと思って、日々もがきながらやっているといったような感じです。

村田(エイトローズ)
細野さんの言う通り僕らは金融投資家なので、リターンを出さなくてはいけません。ただリターンというのは結果でもあるんです。

どういうことかを説明するのに、私の周りでリターンを出しているキャピタリストとそうじゃないキャピタリストの違いを話させて下さい。「お金を儲けたい!」って思っているキャピタリストは、大体うまくいかないんですよ。じゃあうまくいっている人が何を考えているのかって言うと「世の中の問題を解決したい」「このソリューションならうまくいくはずだ」と、課題解決にフォーカスしているんです。

その点エイトローズは社会課題型のベンチャーキャピタルだと思っていて、多言語化はもちろん、あえて物流とか、あえて飲食店のオペレーションの効率化とか、要するに何かしらの負、課題があるところに投資しています。ダイレクトに儲けるのではなく、それらの問題解決ができれば、金銭的なリターンは結果として返ってくると思っているんですね。これは僕がそう思っているかというよりは、実際に結果を出していらっしゃるキャピタリストの方々は実際そういうふうに考えているんです。

Wovnにしても、WOVN.ioというサービスが多言語化という課題を解決してくれれば、金銭的なリターンなんてあとから勝手についてくると思っています。


上森(Wovn・司会)
ありがとうございます。では最後に林から。

林(Wovn)
細野さん、村田さん、ありがとうございました。やっぱり来ていただいてよかったです。

今日お話していて思ったのは、やっぱりスタートアップにとってベンチャーキャピタルって支援者なんです。お金を出していただいた瞬間から、一蓮托生でビジネスを成功させていかなければいけないという観点で、実際同じ方向を向く。村田さんと細野さんはもちろん、今日来ていただいていない方も含めてWovnには強力な支援者がいるということが、メンバーにはわかっていただけたのかなと思います。

会社っていい時もあれば悪い時もあり、ジグザグに成長していくんですよね。お二方みたいな、俯瞰的に世の中や会社を見ている強力な支援者がいることで、ジグザグなんだけど右肩上がりな成長ができるんじゃないかなと僕は思っています。引き続き頑張っていきましょう。

上森(Wovn・司会)
エイトローズの村田さん、OVの細野さん、ありがとうございました。

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投資家の観点からWovn Technologiesという会社を語ってもらうWovn investers Meetup。メンバーからも好評でした(さすが社長企画)。

こんなWovn Technologies 株式会社ですが、エンジニア、マーケター、デザイナー、コーポレート・スタッフ、法務、人事、セールス、インサイドセールス、テクニカルサポート、エンタープライズサクセス、翻訳者、広報等、絶賛採用中です(募集してないポジションあるのかな?)。職種はあとから考えても大丈夫です。仕事はたくさんあるので、Wovn Technologiesに興味がある方は、ぜひオフィスまで遊びに来て下さい。

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(text: pilot boat 納富 隼平)

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