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北海道からフルリモート!フロントエンジニアのリーダ就任、そしてPdMへの軌跡。

こんにちは。株式会社WizleapでCTOをしている木太久です。

今回は、エンジニア3人目社員の「いっせい(林 壱誠さん)」にインタビュー。

Wizleapにjoinしてもうすぐ1年。彼は、北海道からのフルリモートで、業務委託から始まり(当時大学生)、エンジニア社員となり、そして今はPdMも兼任しています。(Wizleapはメンバーの9割以上がフルリモートです。)

コードの品質向上からスタートし、DX改善、そして新規サービスのリリース、また勉強会開催をし、社内エンジニアのレベルの底上げ、など、エンジニアチームを引っ張ってくれる最高のメンバーです。

このインタビュー記事を通してWizleapのエンジニア・PdMがどんな仕事をしてるのか、どんなチームなのか、どんな会社なのか、などが伝わったら幸いです。


入社のきっかけは、1通のスカウトから

> Wizleapに入ろうとおもったきっかけは?

就活をするために、まずはどんな会社があるのかをみてみようと思い、Wantedlyに登録してみたところ、次の日に、急にWizleapのCTOを名乗る人から届いたスカウトメッセージが届きました。

せっかく声をかけていただいたのなら一度話を聞いてみようと思い、WizleapのCTOの木太久さんとオンラインでお話ししてみました。

金融に関しては全くの未知の領域でしたが、木太久さんのWizleapの将来の展望を伺うと、途端に興味が出てきて、2回目の面談を依頼したのを覚えています。

もともとは作詞作曲活動などをやっていた身としては、金融の会社に応募しようとは全く考えていなかったので、このスカウトも何かの縁かもしれないと思い、勢いで、未知の金融業界に飛び込んでみようと思ったというところもあります。

Wizleap初日は、コードの解読から

> Wizleap初日はどんなことをしましたか?

初めの2-3時間で、各種アカウントの共有、勤怠ルールの共有などの基本的な会社の説明を受け、また社内エンジニアの方たちとのオンラインでの顔合わせを行なった後、

木太久さんから「1ページずつ、コードの解読をしながら、コードの改善点とその対策を教えてほしい」と言われました。

Wizleapに入る前に、簡単なスキルチェックを受けたのですが、その際に特にフロントエンドに関して木太久さんからお褒めいただき、「初日から裁量権を渡しますね」と言われていたのですが、本当に初日からの大仕事で驚きました。

当時のWizleapのフロントエンドのコードは、型がなかったり、仕様書がなかったり、emit/propsでバケツリレーをしていたり、、などバグが生まれやすいコードが多く、色々提案をさせていただきました。

木太久さんに提案をすると、すごく褒めていただき、すぐに実行したいと言われました。初日からこんなスピード感で進むのかと、スタートアップのスピード感にただただ驚きました。

> この1年で、具体的にはどんな開発に取り組みましたか?

リストアップすると

  • 大規模リファクタリング
    • 命名規則の見直し
    • Vue2からVue3へ
    • バックエンドとフロントエンドの分離
  • 新技術投入
    • TypeScript
    • React(現在進行中)
    • vite
    • Nuxt3
    • Vanilla Extract
  • 設計
    • 定数管理のルール付け
    • コンポーネントの切り分け単位の変更
    • emit/propsによるProps Drilling(バケツリレー)の解消 → Providerパターンの導入
    • テストコードの導入
  • github actionの拡充
  • 独自UIライブラリの開発

などです。

かなりこの1年でDXや内部品質の改善を進められたんじゃないかなと思ってます。

以前、保険の比較サイトという新規プロジェクトの開発をNuxt3を使って行いました。

SEOを重視する要件だったので、Next.jsかNuxt.jsを選択しようと思ったのですが、Nextは当時の自分たちの技術スタック的に対応できる人が少なく選択しにくかったのですが、一方その頃のNuxtはバージョン2が主流で、もうすぐ3が出るタイミングでその選択をするのもイマイチ、というので悩んでおりました。

そんな時にNuxt3のRC版が発表されまして、早速木太久さんに持ちかけたところ、「やろう!」というお話になり、そのままNuxt3で開発まで進めることになりました。

こうした新技術を積極的に使っていけるところや、決断のスピード感はwizleapならではだなと思いました。

今はどんなことに取り組んでいますか?

> 独自UIライブラリ「Wiz UI」のメンテナーをしてます!

今はVueからReactへの移行や、そちらと並行して、「Wiz UI」という自社で開発しているUIライブラリのメンテナーを行っています。

自分でいうのもなんですが、このライブラリ、めちゃくちゃ面白いんですよ笑

Vue2からVue3のマイグレーションがほぼコストなしで実現出来たり、同じデザインのReact版の開発が進んでいたり、今アツいフロントエンドの最新技術が盛り込まれていたりと、技術好きにはたまらないライブラリになっていると思います。

使用者からも使いやすいというお声をたくさん頂けまして、嬉しい限りですね。

詳しいことは技術ブログで語っていたり、リポジトリもPublicにしているので、ぜひ一度ご覧ください!
かなり構成を練って作っているものの、エンジニアの端くれが作ったものですので、他の方の視点でアドバイスをいただけるととても嬉しいです……!

https://github.com/Wizleap-Inc/wiz-ui

> 最近、PdMになりました!

自分は具体的なものを追っかけるよりも、その背後にある本質的なものに目を向けて、そこから新しいシステムを見出す、みたいなことを考えるのが好きな性格で、それがPdMの業務とマッチするんじゃないかと思いました。

エンジニアという仕事ももちろん好きなのですが、抽象・具体の思考や議論ができるのがPdMと考え、最近木太久さんに相談し、PdMになりました!

> PdMとしてはどんな業務をしていますか?

現在は新しいSaaSプロダクトの本リリースに向けて、伊藤さんというPdMの方のもとで作業、もとい修行をしています。

具体的には、伊藤さんからサービスとして実現したい項目のリストを渡され、それをエンジニアが開発できるように要件定義やシステムの設計を考えるところを行っています。

横文字で多すぎて、さっぱりわからん状態からスタートしていて、正直、不安でいっぱいではあるのですが、

まずは、伊藤さんを少しでも楽をさせられるように、そしてエンジニアチームをより重要なタスクにフォーカスさせられるように、そして半年後に予定通りに新しいサービスをリリースできるように、日々頑張っています。

社内のエンジニア勉強会が楽しい!

> 社内のエンジニアチームはどんな雰囲気ですか?

楽しく賑やかな雰囲気で仕事ができています。冗談を言い合ったり、一方で真剣な議論をすることもあり。優しい方しかいないので、人間関係としても居心地が良いです。

毎週月曜日と金曜日に開催している社内のエンジニア勉強会が好きで、内容としては

業務に関連する共有会
エンジニア全体のプログラミングの基礎力向上
新しい技術がどんなのがあるのかの紹介
日々の業務での得た知見の共有

と、毎週様々なテーマで開かれており、メンバーの話を聞いたり、自分もアウトプットの場として発表しています。参加率もその日仕事をしている社員・インターン生は毎回ほぼ全員参加していただけています。

(画像は2022年までのものとなっておりますが、2023年4月現在も毎週行っております)

新しい技術に関して自分が思ったことの共有をしたり、その議論ができるので、技術が好きな一人の人間として、とても貴重で楽しい時間ですね。

就職、転職などを考えている方に向けて

> 何かメッセージをお願いします

実はもともと人間関係の問題で大学が行けなかった時期があったりするなど、人と関わることに大きく不安感や不信感がありました。また初めての就職ということで、働くこと自体にも当日まで不安がありました。

ただWizleapに入ってみたら、高圧的な人は一人もおらず、全員接しやすい方ばかりで、またお仕事を通して「人と1つの大きなものを作り上げる」ことに楽しさを覚えることもできました。

そうしていくうちに、人とお話することも今は抵抗なくなり、楽しく過ごせています。

もしも自分と同じような不安を持った方がいましたら、ぜひお話してみたいなと思います。

最後に、CTO木太久からのメッセージ

1年前、Wantedlyのプロフィールに貼ってある技術ブログに、「Rustを使ったマルコフ連鎖で歌詞の自動生成」の記事があり、その記事に惚れ込み、スカウトを送りました。

常に新しい技術をキャッチアップし、その技術をエンジニア勉強会で紹介してくれたり、日々実際のプロダクトへの導入検討をしてくれたり、感謝の念が尽きません。

2023年から金融システムの開発に現在全メンバーが注力している状態で(独自UIライブラリ開発もその一環です)とても楽しいフェーズだと思います。

ぜひエンジニアの就職、転職、副業、インターン等を考えている方がいましたら、お気軽にご連絡ください。

株式会社Wizleapでは一緒に働く仲間を募集しています
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