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ライター職やライター志望者は、文字単価で訴求すると大損しますよ、という話。

当社は様々なコンテンツ制作を手掛けているため、このWantedlyでも各プロジェクトでライターを募集しています。

そして、たくさんのライター職の方、ライター志望の方からたくさんの応募が来ます。

当初想定していたよりも十数倍の応募が来ており、うちのような裏方の存在であまり表に出ない会社を見つけてくださって非常にありがたく思います。

ただ、確かに応募は多いのですが、残念ながらうちで一緒に仕事をするレベルではない、という方の応募もかなり多いのは事実で、時間の都合上どうしても、特に選考にも値しなかったという方への返信が遅れたりできなかったりもしているのは申し訳ないです。。


予想以上にライター志望者、「これからライターをやろうと思っていますので、経験を積ませてください!」「ライターを目指していますので、いろいろ教えてください!」という方の応募が多く、残念ながら当社は少数精鋭路線でアマチュアを育てる余裕がないので「よそで経験積んでから来てくれますか?」と伝えるしかないのが、大変恐縮です。

いちいち応えるのも、通常の業務に支障をきたしてしまうので、応募の前にもうここでお伝えしておこうと思います。


ライターになりたい、ライターを目指したい、という方は、高いレベルを目指してください。

ライターと言ってもピンキリで、非常に実力のあるライターもいれば、とてつもなく実力が低いライターもいます。

そして、実力が必要なライターの仕事もあれば、低い実力でも何とかなるライターの仕事もあります。

単純に考えて、実力が必要な仕事ほど単価が高くなるわけですから、単価の高い仕事をしたくないですか?

もしそうなら、高いレベルを目指してください。

そして、高いレベルにいる方なら当社としてもぜひ仕事をご一緒したいので、どんどん高いレベルを目指していただいて、高いレベルの方が増えてほしいです。


そのためには、文字単価を捨てることです。

ライター職の方やライター志望の方のプロフィールによく、「1文字◯円から承ります」と文字単価を掲げているのを見かけます。

これ、プロっぽく見せたいのかもしれませんが、熾烈な企画の現場の人間から見ると「プロっぽく見せたい、二流以下なんだろうな」と思われるだけです。

というのは、文字単価では「文字が多いほど執筆料が高くなる」ことになりますが、それは「工数の視点」であって「品質の視点」ではないわけです。

例えば、「3000文字を書く仕事」が来たら「文字単価は10円ですから、3万円ですねー」となる。

でも、本当のプロであれば「この企画で3000文字も必要ですか? 私なら500文字でもっとすごい企画にできますけどね」と提案できるはずです。

それは一段階上のことを提案しているから、もっとフィーは高くなります。

しかし、文字単価で考えるライターはそういう考えがないので、一段階上の発想がないのです。

そういう人は、「自分は人とは違う文章が書ける!」と思い込んでいるだけで、誰に頼んでも同じようなタイプライター式の仕事しか来ません。


一時期は、キュレーションサイトが蔓延していたのでそういうレベルの低い人たちにも仕事が結構ありましたが、これからのライター職というのはそういうレベルでは太刀打ちできなくなるでしょう。

確かに「昔、こんなにキュレーションサイトで書いたんですよ!」みたいな人も多く漂っているようですが、発注側はライターに対して「文字」が欲しいのではなく「企画」が欲しいと思っているのです。

だから「企画料」「プロデュース料」で勝負できる人間でなければ、これからは厳しいでしょう。

「文字数での執筆料」で稼ごうとする人は、どんどん時代遅れになっていって、その程度のレベルの仕事で細々とやるしかなくなります。

それでいいんだ、それがいいんだ、という人はもちろんご自分の思ったその道を歩んでください。

しかし、もっと上を目指したい、もっと良いライターになりたい、という方は、まず文字単価の呪縛から逃れましょう。

発注側が文字単価の話をしてきたら「1文字ごとの金額では考えてません!ナメないでくれ!」と堂々と言えるようになってほしいです。


そういう、高いステージのライターを目指してくれる方であれば、その時にはぜひ企画をご一緒したいなと思います。

今回の内容に関しては、ライターの方々などからも賛否両論あるかと思いますが、あくまでも「当社はこういうレベルの方と一緒に仕事をしたいんで」という前提に基づいた当社の見解ですので、どうかご了承ください。

同じように考えられる方と一緒に仕事ができたら、それでいいです。

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