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強いエンジニア組織をつくりたい。技術広報の立ち上げで目指す世界

ウィルゲートでは2019年4月より、広報に「技術広報」という概念を取り入れることになりました。実は、これは開発室の2名の社員の想いから実現したことです。そこで技術広報への想いや、これから実現してきたいことなどについて話を聞いてみました。

■プロフィール

岡田 正平/2015年度新卒入社

情報系大学院卒。就職活動では先輩の影響を受け、大手企業という“環境の安定”よりも、“個としての安定”を得たいと考え、実力をつけるために小規模なベンチャー企業を志望。また、学生時代の学園祭運営の経験から、「何をやりたいかよりも、誰とやりたいか」という”人“を軸に活動していた。そして、面談で会った社員全員が同じ方向を向き、同じ想いをそれぞれの言葉で語っていたウィルゲートを選んだ。
【Twitter】 @okashoi

小澤 力也/2018年度新卒入社

主婦向けメディア「暮らしニスタ」を見て、サービスを提供する側と情報を享受する側のどちらも幸せにできるところに価値を感じ、ユーザー投稿型メディアのサービスモデルに興味を持った。また、エンジニアが仕事で向き合うのはシステムだが、最終的にはそれを作るための人と人とのつながりを大切に考え、”人“という軸で就職活動をしてウィルゲートに入社した。
【Twitter】@rikipedia_uw

-お二人の入社後の業務について教えてください。

岡田:入社後は、toB向けのマーケティング支援をやる部門で、社内のアナリストが使うツール開発と運用を担当しました。そして、2年目で仕事にも慣れてきたころ、より早く高品質なコードを書くという個人の努力だけでは開発の品質向上に限界があると感じはじめたんです。それよりも、組織全体のレベルを上げていった方がもっと品質向上につながるのではないかと考えました。そこで、昨年からはこれまで培ってきた知見を活かし、チームの枠を超えた社内基盤の整備など、開発室全般で活動しています。

小澤:私は入社半年は自社メディア「暮らしニスタ」「Milly」などの運用保守をしながら、グロースハックを担当していました。そして、次の半年は記事作成サービスに関するユニットに異動。新規開発のフロントエンドを担当し、実装だけでなく上流工程の一部も請け負うようになりました。

-お二人は4月から「技術広報」として広報を兼任していますよね。「技術広報を立ち上げたい」と思ったきっかけはどのようなことでしょうか。

小澤:採用の現場で課題を感じたのがきっかけです。以前、エンジニアの逆求人イベントに人事担当者とペアで参加して100名ほどの学生と面談したことがありました。そうしたら、100人のうち一人もウィルゲートを知っている学生がいなかったんです。そのため、人事担当者は一人ひとりにウィルゲートについて一から説明しないといけなくて。知名度のある会社と比較すると、どうしてもリレーション形成までに時間がかかります。人事担当者の負担を減らしたくて、エンジニアとして何かできないかと思ったんですよね。

ウィルゲートは14年の歴史がある企業で、創業当時からシステム構築をしています。だから、決して技術力の面で他社に劣っているわけではないんです。技術力が高いのに知られていないのは勿体ないことなので、もっと広めていきたいと考えました。

岡田:私の場合は「自分がこうしたい」「こうありたい」という自分の『will』がベースにありました。学生時代からエンジニアに囲まれていたこともあり、もともとエンジニアの生き方が好きで、エンジニアが辛い思いをするのは嫌だと思っていたんです。大好きなエンジニアには幸せになってほしいんですよね。

だから、自分のいる組織のエンジニア、そして自分の幸せのためにも、強いエンジニア組織を作りたいと考えました。私の考える強いエンジニア組織というのは活発に勉強会が開催されて、技術に関心を持つメンバーが集まっている状態。強いエンジニア組織になれば、それを見て外部からも良い人材が自然と集まってくる良い循環を作り出せると考えたんです。

ウィルゲートのエンジニア組織は数年前と比べて、環境やスキル、制度といった面が改善されてきています。そこには、いろいろな人の挑戦があったし、挑戦して変えていける風土がありました。数年前と比較すると今はさらに挑戦機会に溢れているし、自分にとっては今回の技術広報も挑戦の場のひとつ。ウィルゲートのそういう良いところをもっと世の中に知ってもらいと考えています。

-技術広報立ち上げはどのようにして進んだのでしょうか。

小澤:実は岡田さんと一緒に「技術広報を立ち上げよう」という話になったわけではなくて、別々に同じ想いを抱えていたんですよね。私の場合はとりあえず上長に、自分が感じる課題について相談してみました。そうしたら、それが役員の耳に入ったようで、ある日「技術広報を立ち上げるけど、やってみる?」といわれてビックリしました。とりあえず地道に社内イベントを重ねていこうと思っていたんですが、いきなりプロジェクトとして戦略的に進めていけることになったんです。新卒社員である自分の意志をくんでもらえて、会社の顔としての活動を許可されたのが本当にうれしかったですね。

岡田:私も会社からの後押しが正式な形になったというのがうれしかったです。「技術広報」と名乗ることで一定の効果が得られると思っています。ただ、正式に任命されたのであれば、成果を出していかないといけないので、今はその方法を模索しているところです。やるのであれば、技術広報を立ち上げて良かったと思ってもらいたいですからね。

-「技術広報」では実際にどのような活動をしていく予定でしょうか。

岡田:以前から、LT会や社内の勉強会は開催されていて、その運営を先輩から引き継いだという経緯がありました。その後も勉強会を続けていて、ある時、社外の人を呼んでみようということになって。知り合いを誘ったのがきっかけで、外部に向けた勉強会も開催されるようになりました。

そして、ただ社内で集まって勉強会をするだけでは意味がないので、そこで得たものを発信していこうと思って、外部の勉強会やカンファレンスに登壇したり、そこでつながりを作って別の勉強会に呼んでもらったり、他のメンバーにも登壇の機会を提供できるように他社に打診してみたり。機会があれば、「誰かイベントで登壇しませんか」と周囲に声をかけ続けてきました。

だから、技術広報が立ち上がったといっても大きく変わったことはなくて、実はやることは変わらないんですよね。ただ、正式に広報兼任になったので、これまでよりも密に広報と連携できるのではないかと期待しています。

-今後の活動予定についておしえてください。

小澤:まずは、自分自身のことを認知してもらって、それを会社への認知につなげていきたいと考えています。最初から会社の名前を掲げての認知拡大は難しいと思うんです。だから、まずは個人のエンジニアとして技術的なことや、会社の開発事例をいろいろな場所で発信していきます。そして、技術を武器に「あのエンジニアすごいな」と思ってもらうのが第一段階。そこから、「あのすごいエンジニアが所属している会社ってどういうところなんだろう」という風につなげていきたいんです。

岡田:ただ、発信するにあたって中身が伴わない場合はマイナスの影響があると思っています。だからこそ、会社の顔として自信を持って発信できるように、「エンジニアリングで価値を出す取り組み」を徹底していきたいですね。その発信が受け取り手の役に立つと思うんです。

具体的には最先端の技術の話だけでなく、泥臭い取り組みなども含め、とにかく価値ある情報を提供していきたいと思っています。そして、私たちが社外で評価されることで、ウィルゲートのメンバーがそれを誇りに感じてくれてモチベーションアップしてもらえるのが理想の状態。そうやって、自分たちの組織を元気にしていきたいという想いを持って、技術広報を推進していきます。

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