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逃げてもいいけど、最後は諦めなければ。

フーモアの芝辻です。

今日でフーモアができて9年が経ち、10年目に入りました。


※写真は大好きな居酒屋の五反田の日南からもらったお花

ここ1,2年いろいろとありましたが、無事成長していて、100人近くの規模の会社になりました。コロナにも負けず売上は伸び続けています。

10年目はある意味節目でもあるので「これから先、フーモアという会社をこうやって行くぞー!」って意気込みを書こうと思いましたが、ちょうどこの前会社の内定式で話した内容が自分自身の振り返りでもあったので、それを踏まえて久々に文章を書こうと思います。

言いたいことは一つ。

「逃げてもいいけど、最後は諦めなければ」

です。

私が社会人になったのは26歳と普通の人に比べると遅かったかなと思います。

大学は7年間行ったので。。

周りから見ると、自分で言うのもなんですが優等生な部類だったと思います。

そこに意思があったのなら非常に良かったのですが、親とか、世間とか、周りとの比較とかそういうのをモノサシにして、

いつか楽になるからという思いで、勉強とかして自分自身にモチベーションのカンフル剤を注入して頑張っていました。

卒業後に入った会社は、そんな中で世間的にも評価されている会社に入りました。ある程度楽になるかなと。

そしたら地獄が待っていました。

またもっと厳しい周りとの比較による競争が始まったんです。

とりあえず、未来はもっと違う世界がとか、将来までの準備期間として、今は頑張ろうってモチベーションを維持していました。

でもそういうモチベーションは長く持たなかったです。

新卒の会社は1年2ヶ月で辞め、友人に誘われて会社を創ることになります。

逃げる理由が欲しかったのかもしれません。

そこからは更に地獄が待っていました。ビジネスは上手く行かないし、自分はこんなに勉強したのに仕事が全然できなくて(ビジネスのこと分かっていなかった、分かっていたつもりだった)、給与も15万円とかで。

何やってんだろうって思ってたのが27歳とかでした。

結果的にその会社のビジネスは上手く行かず、ビジネスモデルを変更するタイミングで逃げ出すようにその会社を辞めました。

次に誘われたベンチャーでも経験値を元にやれるかなと、最初は意気込んでいたんですが結局半年間しか持ちませんでした。

たった2年間で3社も辞めるなんて、キャリアとしても終わりだし、何やってんだろうと落ち込んでいました。

フーモアを始めようとしたキッカケは、そんな中でたまたま描いた絵がキッカケだったんですが、結婚式の参加者100人くらいの似顔絵を描いてほしいという依頼が来て、描いて提出したら、新郎新婦から結婚式に参加してほしいって。


で、参加させていただいたら、自分の絵がタブレットに表示されている席次表をクリックすると似顔絵が出て、新郎新婦からのコメントが読めるみたいになってて。

で、驚いたのは、普通新郎側の友人のスピーチのときって、新婦側は知らないし興味がないからご飯とか飲み物とか飲むと思うんですけど、その結婚式はみんなタブレットを触って、その人を探すんですよ。


「あ、絵って人の心を動かすんだなと」

たぶんそれまで他人との比較とか周りからの評価をベースに生きてきた、ゾンビ的な人間だった自分が

自分に何があるのかなと思った時に、26歳まで絵を描いていたなと。それで上記の中でもちょこちょこ漫画や絵を描いていたなと。

漫画家になりたかったなーって。でもそれとある意味真逆の動き方をしてきたなと。

唯一やり続けてきたのってこれだなと。

でもなんかその時吹っ切れたというか、今こんな感じだし、絵の会社創ろうって言って、今のフーモアが出来ました。


※フーモアの初期ロゴ

いろいろとアイディアが湧いてきて、漫画の市場が海外に無いことへの疑問とか、絵でご飯が食べれる人が少ないのは何故だろうとか、とにかくこの領域でやろうと。

(中略)

それで約10年経ちました。まだ10年か。

今こうやってたくさんのチームでやれていて、自分自身の仕事内容もどんどん変わっていって、経営とは何かとか、いろんな壁にぶち当たってます。

逃げたら楽かなーとか。

まぁ今は逃げること諦めたので逃げないですけど。

みんな自分の好きなことを突き詰めたいとか、好きなことに近い仕事をしたいと思って生活している人が多いと思います。

フーモアみたいなエンタメ系の制作をしている会社だと、昔から慣れ親しんでいるような漫画とかゲームとかに近いので楽しそうって思うと思うんです。

その中ではですね、大好きなことをやっていくと楽しい事はいっぱいあると思うんですよね。でもそれだからこそ辛いことや幻滅してしまう事もいっぱいあると思います。

すごく辛い時は絶対くると思うんです、逃げ出したいと思うときもあると思います。

そういう時は、私みたいに逃げないでください!ではなく、逃げていいと思います。

最後まで諦めなければ。

たぶん最後、逃げ続けたり、遊び続けることに限界を感じたり、飽きてきたりすると思います。

それで良いのかなと。実際に逃げてても人生前に進んでいると思うんです。

その中で自分が分かったり、好きじゃないけど得意なことが見えてきたり。

失敗とか成功とか、堕落とか後悔とか全部ひっくるめてこれかも楽しんでいければなと思います。

最後に宣伝。

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2020年11月11日 フーモア代表 芝辻幹也

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