1
/
5

ニチニチの特徴【紙面づくり編】

新聞らしく、けれど新聞の殻を破る

「日日新聞は、無料なのに記事が充実してておもろいわ~」とよく読者からうれしいコメントをいただきます。
ニチニチは単なるフリーペーパーでなく“地域新聞”としての誇りを大事にしています。従来の大手新聞社にはないような、ちょっと型破りで細やかな記事、読み応えのあるニュース記事をお届けしています。
正直、収益を考えると、記事部分を少なくして広告ばかりにした方が原価も下がって儲かります。でも、それだと「新聞」ではありません。読み応えのある記事を充実させることがニチニチのアイデンティティーであり、他の媒体との差別化にもつながっています。

ただ無料で作って配るだけでなく、多くの人にしっかり読んでもらえることで、結果的に広告媒体としての価値も上がり、広告収入が安定することで新聞を維持できます。
「お金を出してでも読みたい」と思ってもらえるほどの媒体づくりを心がけています。


地域密着にこだわる

大きな特徴は「地域密着」であること。教育や開発、イベント・レジャーの情報の中でも、大阪に特化して取り上げています。
例えば、府立高校の入試情報や、地元の商店街主催のマルシェの告知など。全国紙では取り上げられないけれど、地域で暮らす人にとっては身近で重要な情報を、記者が自分の足で収集しています。

特に人気なのは「地域特集」。地域の常連客しかいかないような定食屋さんを紹介したり、おもしろい店主に登場してもらったり。大阪ならではのコテコテな紙面を展開しています。
地域に住みながらも地域の情報を知ることは意外と少ない。「ニチニチの紙面を通じて、より地域に愛着を持ってもらえたら」という思いを込めて新聞づくりをしています。


生活者に根付き、深堀りする

紙の弱点は、ネットと比べると情報の新鮮さにかけること。それを逆手にとって、深堀りした記事を展開しています。
情報をそのまま伝えるのではなく、実際に生活にどう影響するのか?どう役立てるのか?という疑問に寄り添うかたちで解説しています。
また、地域や時期、読者の声やスタッフの得意分野をもとに、独自の特集記事作りにも力を入れています。
政治、経済、教育、子育て、暮らし、エンタメ・レジャーなど。偏らず幅広いジャンルの中で「今この情報を知ることで、読者の生活のプラスになる」と思うネタを選んでお届けしています。


正解を伝えるのでなく「考える」情報を

人は「正解」を知りたがるもの。その期待に応えるように、ネット上にあふれる情報は断片的な「正解」が多く、我々はそれを受動的に情報をキャッチします。
しかしそれによって、自分で情報を精査し思考する機会が失われているのではないでしょうか。

ニチニチは自分で考えるきっかけとなるような記事を掲載しています。
特に報道の傾向はなく、世論に対して同調せずに違う視点から切り込むことで、読者が多面的に情報を得て考えてもらうことをねらいとした記事を発信しています。
新しさや情報量でなく「深さ」を追求することで、読み応えのある紙面を作っています。
それが評価されてか、実は大手メディアからの後追いも多いんです。



株式会社週刊大阪日日新聞社では一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング