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エンジニアが立ち上げたQAチームの1年を、新卒エンジニアが聞いてきた。

ウエディングパークでは、サービスの成長に伴い開発体制が拡大する中で、「開発スピード向上」と「プロダクト品質」を担保するためのQAチームを約1年前に立ち上げました。(※QA…Quality Assuranceの略。品質保証。)

今回は、そんなQAチームのリーダーを務める斉藤に、立ち上げの背景や成果などを聞いてきました。インタビュアーは新卒1年目のエンジニアが担当します。

左:インタビュアー/新卒エンジニア F 右:語る人/QAチーム マネージャー 斉藤

斉藤(右):新卒でSI企業に入社してシステム開発を行い、2017年8月にサーバーサイドエンジニアとして中途入社。今は、エンジニアのマネージャーと、入社4か月の時に立ち上げたQAチームの責任者をしています。3児の父です。

F(左):2018年4月に新卒でサーバーサイドエンジニアとして入社しました。Wedding Park担当で、メディアのKPIを達成するための施策に取り組んでいます。

【気になる!】パパエンジニアの時間の使い方

ーー3人お子さんがいらっしゃいますが、どんな風に休日を過ごされてるんですか?

斉藤:平日は仕事に集中させてもらってる分、休みの日は「子育て」。習いごとに連れていったり買い物したり、今は息子の入学・娘の入園準備でバタバタです。

ーー学習時間はどう作っているんでしょうか?時間の使い方が変わってきそうですね。

斉藤:個人の学習時間に関しては、通勤時間ですね。目的や解決したいことがあってこそ学習したくなるタイプなので、業務の中で必要なものをキャッチアップしたりインプットしたり、目的をもって学習するようにしています。

ーーなるほど!目的が先に来るんですね。


【気になる!】QAチームを立ち上げたきっかけ

ーー本題に入りますが、QAチームを立ち上げたきっかけを教えてください。

斉藤:前職で品質要求の高い開発をしていたこともあって、ウエディングパークでエンジニアとして開発する中で、ここをもっとよく出来る、もっと効率的にできる、という感覚があったんですよね。

ーーふむふむ。提案はどういった経緯で?

斉藤:当時のマネージャーから、(僕だからこそできる)組織課題への提案をしてほしいと話をもらっていたことが後押しになりました。開発規模が拡大する中で、品質を会社としてもより意識する必要があるフェーズだったし、時流としてもWeb企業が「スピード」だけじゃなく「品質」への意識が上がってきていたことが、立ち上げの経緯です。

ーー提案した時の反応ってどうでしたか?

斉藤:障害発生時のノウハウ蓄積などに課題感があったから必要性を感じてもらえて、まずはやってみようという感じでしたね。ただ、QAチームの立ち上げを開発チーム全体に伝えた時には、“QAって何?”っていう反応が多くて、Q&Aと勘違いするメンバーもいたくらいです(笑)。

ーー確かに、はじめて聞くとパッとイメージがわかないですよね。QAチームが具体的にどんなアクションをしてくのか、理解してもらうのに苦労しそうです……。

斉藤:「開発にかかわるチーム全体が、QAの意識を持って開発する」ことが、この1年間のミッションで1番苦労しましたね。


【聞きたい!】新しい取り組みや価値観を組織に根付かせる秘訣

ーーQAの意識を開発チーム全体につけるのは苦労も多かったと思うんですが、今はみんなに浸透してますよね。浸透して根付かせるためにしたことを教えてほしいです。僕も1UP DAYを開催してるので、今後活かしていきたいなと。

斉藤:まずやったことは、QAチームを立ち上げた背景や目的を、できるだけ丁寧に頻度も高く伝えること。“開発フローが重くなるんじゃないか”、“テスト全部やってくれるの?”といった認識のギャップも同時に埋めていきました。その上で、「QA発信の取り組み・施策」を増やして、QAチームが何をするチームなのかを理解してもらえるように多く発信をしてきました。

ーーなるほど。確かにQAチームの共有や発信頻度は高かったですね。

斉藤:開発チーム全体に向けて施策の結果フィードバックをしたり、障害という重めのテーマだからこそ、どう盛り上げて面白くできるかも考えたり、とにかく「全員がひとつのチームだ」という意識をもってやってきたんです。何が目的で何をするのか、共通言語・共通認識をもってみんなが考えることって大切ですよね。「チームウエディングパーク」で同じスローガンで取り組んでるのもすごいことだなって、改めて感じてます。


【気になる!】それぞれの立場でのやりがい

ーー「エンジニアマネージャー」(マネジメント)と「QAチームのリーダー」(プレイヤー)という2つの立場で仕事をしているので、それぞれの違いややりがいを知りたいです。

斉藤:「エンジニアマネージャー」は、サービスや育成・技術選定といったサービスや組織を「全体の視点」でアプローチ出来る裁量だったり、マネジメントするメンバーの成長に関われたりという所が面白くて、「QAチームのリーダー」は、課題に対して「個人の視点」で提案から手を動かして実行まで出来る所が面白いですね。

ーーマネージャーはみんなの目線をまとめていく、QAのリーダーとしては自分の目線で…いいとこどりですね!

斉藤:大変だし責任も大きいけど、色々な側面でスキルの幅が広がるからおすすめです。あと、違いではないけど、エンジニアとしてコードを書き続けられているのは嬉しいです。


【聞きたい!】QAチームの「成果」と「ビジョン」

ーーQAチーム立ち上げから1年間の「成果」を教えてください!併せて「今後のビジョン」も聞きたいです。

斉藤:「成果」としては、障害発生率が3分の1に減少したことです。

ーーすごいっすね!そんな顕著に成果が出るとは…!

斉藤:1年かけて明らかにメンバーの品質に対する意識が変わったことも組織としての大きな「成果」ですね。「品質」という言葉を発信し続ける中で、メンバーも品質を意識することが当たり前になっていて、“テストコード書きたい”とか“品質向上のためにどうするか?”という会話が多くなっています。

斉藤:次のフェーズは、今の品質に対する意識を高いレベルに維持しつつ、組織の生産性を上げること。その生まれた時間で新しい施策や更なる品質向上を目指していく、その繰り返しが出来るような組織を作っていくことが今後のビジョンです。

土台を固められたので、これからは品質を意識している中でもスピードを意識して無駄をそぎ落としながら自動化を進めて、ユニットテストだったりE2Eテストだったり、もっと技術寄りにシフトしてコードもたくさん書いていきたいです。

ーーありがとうございました!

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