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アドテク本部の「コンサルタント×エンジニア」について聞いてきた

アドテク本部で、広告運用を担当するコンサルティンググループのマネージャーと、コンサルタントメンバーの活用するシステム開発を担当するエンジニアに、チーム内での連携について話を聞いてきました。

左/T:アドテク本部 コンサルタント(マネージャー)/2013年ウエディングパークへ新卒入社。営業⇒メディアディレクターを経て、現在のアドテク本部立ち上げに携わる。
右/S:メディア開発本部 システムエンジニア(アドテク本部担当)/2018年中途入社。2010年の大学卒業後、新卒でシステム開発会社に入社。その後SESでの開発経験を経てウエディングパークへ。

アドテク本部の、コンサル×エンジニアの仕事

ーまずは、お二人がしている仕事の紹介をお願いします。

T:アドテク本部コンサルティンググループのマネージャーで、検索広告やディスプレイ広告などのアドテク広告全商品の運用や管理を行っています。

S:私は、アドテク本部担当のシステムエンジニアで、運用担当のコンサルタントメンバーが活用するシステムの開発や改修を行っています。

ーSさんは、”アドテク本部のメンバーから「神」扱いされるんです”と言ってましたよね…!

S:そうなんです(笑)。

T:(笑)。メンバーは「アドテク本部の女神」って呼んでます。

ーなぜ「アドテク本部の女神」と呼ぶように…?

T:コンサルティンググループが抱えていた大きな課題は、クライアントの広告出稿ニーズが高まっていることで、運用する案件が増えた分、運用する人も必要になるんです。でも同じようにメンバーを増やすだけでは限界があります。その中で、例えば、多くの時間を割いていたレポーティングを一部システム化することによって本来の運用時間を格段に増やせたんです。そんな課題を解決するシステムをつくってくれたことから、そんな呼び名がつきました。

ーなるほど!

T:コンサルタントのメンバーは、”こんなのあったらいいな”と思っても、形にすることはできないんですよね。そこにエンジニアというシステム化のプロが入ってくれることで、形にして自動化を実現できる様になりました。(アドテク本部に)開発のエッセンスが加わったことでの変化を感じています。

月次表彰でのベストテクニカル賞(最も技術推進を進めたメンバーへ贈られる賞)も受賞

Google Premier Partner Awards※のファイナリスト選出も、システムを自社開発する体制も1つのポイントだったと言っていましたよね。(※プレミアバッジを保有する代理店の中から、日々クライアントに対し、卓越したサービスを提供する努力を続けている、優れた実績を表彰するプログラム)

T:Googleが発表する運用の新スタンダードとして、"3A"という考え方があります。Audience(ターゲティングの拡大)、Automation(自動化)、Attribution(間接効果)です。このAutomation(自動化)という点で、ウエディングパークが「進んでいる」と評価していただけたようです。自社開発した広告運用の管理画面や自動化、エンジニアとのチームでスピーディーに開発できる体制などですね。

S:私も、開発する時にシステムを活用する人の声を聞きながら作れるのがありがたいです。企画・開発、運用・改善が直接相談しながらプライオリティを考えて出来ますし、エンジニアとディレクターがwin-winでフラットな関係だとも感じています。

ーアドテク本部のセールスのメンバーともコミュニケーションは多いですか?

S:そうですね。セールスグループからクライアント向けの報告資料や新規提案のプレゼン資料を見られるのもありがたいです。自分が作っているシステムの行く末が見えることで、どんな開発が必要なのかわかったり。自分自身が広告運用をしたことはないので、どの数字がどんな意味持つのか理解して、開発出来たらと思っています。

2017年に続き、2018年もGoogle Premier Partner AwardsのJapan Finalist(モバイル広告部門/顧客成長部門)に選出されました

チーム全体で、目的を意識する

ーSさんが開発する上で意識していることを教えてください。

S:システム化はただの手段でしかないので、その先の目的を意識して開発することです。”本当に実現したいことは何かな?”と。作ったシステムが運用の効率化につながって、コンサルタントの分析時間を生むことで、チームやコンサルタントのどんな解決につながるかということです。開発の設計時もですが、仕様の見直しや変更を検討する時に判断軸になっています。あとは、ディレクションするコンサルタントのメインタスクは広告運用なので、影響が出ないようにスケジューリングは気を付けています。

ー実際、目的につなげられたとTさんが実感したエピソードはありますか?

T:自己紹介で少し触れましたが、クライアント向けレポートのシステム化をしてもらったんです。それまではスプレッドシートで100会場以上のレポートを作っていて。システムをつくって自動化することで、数字の正確性もアップしたし、よりコンサルタントとしての運用・分析に時間を使えるようになりました。

T:先ほどSさんが言っていた、”目的を意識する”っていうのはコンサルタントとしても同じ思いを持っています。レポートに関しては、クライアントに効果や価値が伝わらないと意味がないので、ただシステム化するだけではなく「目で見てわかる」という点を重要視しました。例えば実施施策の結果に対するコメントや広告クリエイティブといった項目を自動反映させたり、デザイナーさんとも相談してもらいながらわかりやすく効率的にレポートできるような自動化システムを作ってもらいました。その結果、クライアントに効果を実感してもらいやすくなって、契約の継続にもつながるなど、一つひとつの課題改善が結果に繋がっているんだと感じています。

システム化、次のチャレンジ

ー今の課題はありますか?

S:アドテク本部を担当するエンジニアは私ひとりしかいないので、俗人化してしまうことです。俗人化はドキュメント化で防げることだと思うので、今個人的ミッションにしています。実はちょうどこの後、Tさんとフローの整備と改善のミーティングをするんですが、コンサルタントにもエンジニアにもお互いベストな方法を見つけたいです。

T:今後もっとしていきたいのは、システム化によるコンプライアンス強化です。少ない人数だから出来ていたものも、人が増えていく中で課題になっていくことも考えられます。今の管理方法はまだリスクがあると考えているので、システム化をもっと進めて安全な体制を整えていきたいです。

ーなるほど。最後に、おふたりがチャレンジしたいことを教えてください。

T:ワクワクするものだと、自動入札など運用の自動化はチャレンジしていきたいです。この開発が進むと、自社がハッピーになるだけじゃなくて、ブライダル業界全体もよりよくハッピーにしていけるんじゃないかなと。そして、そんなシステムを、インターネット広告代理店ではなくて、ブライダル業界に特化したメディアを運営しているウエディングパークで実現出来たら素敵だなと思ってます。組織としても、アドテク本部内でのセールス・コンサルタント・エンジニアという1つのチームで、一枚岩になってスピードももっと上げていきたいです。

S:自動入札システムは、かなり大規模な開発になりますが、ウエディングパークで必要な物・導入できるものが見えてきたので、そんな「あったらいいな」を形にして今よりももっとみんなの時間をシステム化で作っていきたいとワクワクしています。先進的と言われている他社の取り組み等もインプットして、ウエディングパークでの展開も考えていきたいですね。

ーありがとうございました!

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