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お調子者のエンジニアが未踏スーパークリエータに認定されるまでの軌跡

こんにちは!Wantedlyでエンジニア採用や技術カンファレンス企画担当の竹内瑞季(@amanda__mt)です。

この度、入社2年目のエンジニア大坪新平が IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の未踏スーパークリエータに認定されました。
大坪はオフィス内のオープンスペースで小躍りをしたり、普段から自信満々な発言をする振る舞いをみせますが、一方で努力家な面もあります。
今回は大坪が未踏に挑戦したきっかけから、得た気づきまでをインタビュー形式でお届けします。

未踏スーパークリエータとは?

今回、未踏スーパークリエータに認定されたのは16名です。

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)では、ソフトウェア関連分野で優れた能力を有する若い逸材を発掘・育成することを目的に「未踏ソフトウェア創造事業2000年度~2007年度)」および「未踏IT人材発掘・育成事業(2008年度以降~現在)」を実施しています。

「未踏スーパークリエータ」は、毎年度の事業終了時点で担当プロジェクトマネジャー(PM)が特に優秀であると評価したクリエータを候補者として選出し、第三者機関である審査委員会の審議を経て、IPAが認定しています。

HPより引用:


大学時代からのプロダクト作り

— まずは自己紹介をお願いします

大坪新平です。

2018年入社の新卒で社会人2年目になりました。入社してまず開発者の生産性を高めるインフラチームに所属しました。その後プロダクト開発の経験がインフラエンジニアとしての力を高めてくれると考えて Wantedly Visit の開発チームに移っています。

現在は、企業が個人に対して直接アプローチできるスカウト機能を開発しています。

九州大学の芸術工学部の出身で、今回未踏で作ったサービスも大学の頃に行っていたもの続きの取り組みでした。

— 大学時代は何をつくってたんですか?

まず最初はいろんなジョークアプリを作ったりしてましたね。

画面がただ真っ黄色になるというだけの”イエローカード”というジョークアプリ(タップしたらレッドカードに切り替わる)など色々と作っていて、ある程度開発ができるようになってからは、より実践的なことがやりたくなったので知り合いづてでRailsのアプリ開発を請け負っていました。

— そんなアプリつくってたんですね。そこから、未踏へのアイデアがでたんですか?

自分のアイデアを形にするというよりも、友人から面白いアイデアを聞いて、自分が実装することが多かったです。

自分がいた芸術工学部はデザインやアートを学ぶ場でありプログラミングを得意とする人は多くありませんでした。自分は一緒にプログラミングができる仲間が欲しかったので、学科で一番プログラミングが強い友人と共に一緒に面白いものを作りたいと思っていました。

そんな友人が、こんなものを作りたいんだよねと言ってきたことがきっかけです。

それからは学部2年生の頃から、ずっと同じテーマでアプリ開発を作ってはコンペに出し、改良してはコンペに出しということをやっていました。そうした活動を4年生まで続けて卒論もアプリの作成でかきあげてさあ卒業だとなったときに、その友人が『このプロダクト未踏に出すぞ』と言ってきたので、勢いでチャレンジすることになりました。

未踏への挑戦と、プロダクトへのこだわり

— どんなアプリを未踏のプロジェクトで作られたのでしょうか?

根本的な欲求は『自分が見たい情報だけを、誰か整理して!』というものでした。Safari や Chrome などスマホのブラウザで見たページを誰もまとめてくれなかったんです。ブックマークやリーディングリストに入れても見返すのが大変になり、結局見ないことがほとんどでした。

そこで、ただブラウジングするだけで、”あとから見返したときに簡単に見たい情報取り出せるアプリ”を作りました。

機械学習を用いてタブとなったウェブページを任意のカテゴリに分類できるため、タグベースで後から欲しい情報を取り出すことができます。

— どんなところに拘りましたか?

やっぱり体験ですね。

1つでも『このアプリいけてないな』と思われたら終わりだという気持ちが強かったので、イマイチだなと思われる場所の極力減らすことにエネルギーを使いました。まだまだ自分で許せてない部分もたくさんありますが、アニメーションがなめらかに動くこと、中間状態が定義されていること、動作の見え方にはとてもこだわりました。

また、デザインと同時に速度にも非常にこだわりました。

未踏で取り組んだサービス”Leita”は、ユーザーが見たページを瞬時に分析し、カテゴリごとにタグをつけることがコア機能としてあります。その分析結果を優秀に見せる必要があったので、一瞬でタグがついているように見せる、具体的には 200ms 以内にカテゴリ分別してタグをつける必要がありました。200ms だと、アニメーションを出してる間にこの演算を終わらせることができ、ユーザーは、『このタグ、ページを見た瞬間についたな』と錯覚させることができます。

Wantedlyのプロダクト作りで参考になったもの

— そのこだわりは”Wantedly People”の機能開発に似てますね。

実際にWantedly Peopleから得た知見はとても活かされてました。

Wantedly Peopleが名刺をスキャンしてデータ化する時間を、ユーザーにストレスとして感じさせないためにアニメーションを工夫しているとデザイナーから聞いていました。そのときに、Leitaも同じようにアニメーションが走っている時間内に計算を終わらせることが重要だと気づき、実装に活かしました。

※Wantedly Peopleの開発とデザインについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください


自分たちは仕事で開発していることから学んだことは多かったですが、特に『機械と人間の処理速度を同期する』という点は学びが大きかったです。

— インターンで学んだ知見が活用されていたのですね。

そうなんですよ。Wantedlyのインターンはだいぶ自分にとっても有意義なものでした。

インフラチームのインターンを通じて学んだことは「本質的でないことに取られる時間を減らす技術」です。自分は1年以上リモートでインターンをしていたので、作りたいものがわかってからそのための基盤を作る部分は入社前から得意としていました。

この経験があったから短い期間で自分の作りたいものを作る時間を多く取ることができました。今回でいうと、CI/CD周りを最初に構築して効率化を図れたり、必要なコンポーネントを短時間に揃えたりすることで生産性高く活動ができました。

— プロダクト開発の考え方で参考にしたことはありますか?

未踏のプロジェクトを進めるにあたり、Wantedlyのバリューも参考にしていました。

例えば、Get Things Done

完璧より完成が重要だという考えです。まずはベータ版をリリースしてみて、ユーザーからフィードバックをもらい改善していました。期限を設けやりきることにより、改善に時間を割いていくことができました。

一番重視していたのは、Code Wins Argumentsです。

どれだけ口頭でイメージを伝えても、実物がないと伝わらないものです。『未踏でこういうものを作ってるんだよね』と話をしても『それってどこがおもしろいの?』と言われるだけでした。未踏プロジェクトの最終選考の面接でも言葉で伝えただけでは、響いているかわからず不安でした。気持ちが伝わってないなと感じたので、面接終わった後にマジの反省会をして、『ここまでよくがんばったよね…!』と諦めつつ話していました。通過したときはびっくりでした。

こんな感じで実物を見せずにわかってもらうことには非常に苦労を感じていて、自分たちのアイデアが価値あるものなのか不安になることは少なくありませんでした。しかし、実際にプロトタイプを作ってを見せてみるとと、なるほど!となる人が多く、自分の考えが間違っていなかったと自信が持てました。

コードを書いてプロトタイプなりベータなりを見せて使ってもらわないと何も進まない。アイデアを話しただけの段階では「それは僕たちがやりたいことをわかってくれていない…」という質問や指摘が来ていましたが、作ったものを見せると本当に学びになる情報ばかりが降ってくるようになりました。


※ Wantedlyの6つのバリュー

— 技術だけではなく、プロダクト開発の思想なども重要なのですね

僕は、いいエンジニアは技術力だけではないとおもってます。どのようにプロダクトを作っていくのか、どのようにチームを巻き込んでいくのかも重要だと感じたのも Wantedly で学んだと感じています。

例えば、社内の Kubernetes の環境をまるまる作り変えるというような大きな仕事を新卒一年目で任せられていましたが、先輩や上長を含めた全社員を巻き込んでいくことで達成することができました。このように Wantedly では周りのメンバーを巻き込み、プロジェクトを進めていくオーナーシップの重要さを学ぶことができました。

新卒にも、上記のような大きなプロジェクトを任せてもらえる環境があるのはWantedlyならではだと思います。任せてくれた上長の勇気には感謝しています。

新卒入社とともに始まった未踏プロジェクトと仕事の両立

— 未踏のプロジェクトに採択されたのは、たしか2018年6月頃ですよね。新卒4月に入社してすぐに未踏のプロジェクトと仕事を両立させるのは難しくありませんでしたか?

それでいうと、最初はちょっと大変でした(笑)が、すぐに慣れました。Wantedlyは裁量の大きい会社なので、仕事が達成していたら早く帰ってもいいし、もちろん仕事にノッてるなら遅くまで取り組んでてもいい環境です。

入社当初は色々と勉強したいこともあってわりとワーカホリック気味に遅くまでやってましたが、それだと未踏に平日取り組めないという問題がありました。そこで目標に対して有限な時間内で終わらせること、高速に仕事を終わらせることを学びました。

余談でいうと、現在未踏でやっていたプロジェクトは継続はしていますが、前ほどの忙しさはありません。その結果、仕事に今すぐ直結しないけどもゆくゆくは必要になる勉強に時間を割くのがうまくなりました。

僕は学生時代にコンピューターサイエンスを学んでないので、現在はコンピューターサイエンスの勉強や数学の勉強にも取り組んでいます。本を読む量が増えたことも良い点です。

— 社内からはなにか協力がありましたか?

入社していきなり重めの副業を始めるのは結構びっくりされると思っていました。上長に相談すると「新卒一年目は業務に慣れなければならない時期で、本業に対して直近マイナスになると思うが、それを加味しても取り組むだけの価値がある」という言葉とともに応援してもらいました。

また、長期インターンでWantedlyの仕事に慣れていたこともあり、スムーズに取り組むことできました。

社内でも色々な人に多くのフィードバックをもらえたのもよかったですし、応援も糧になりました。自分の得意としない分野の技術力が求められるところに関してはそれぞれ社内の詳しい人にアドバイスを貰ったりもしました。

また社外でもプロジェクトマネージャーを含む未踏関係者をはじめとして様々な方に応援と協力を頂いたので非常に感謝しています。

技術力と情熱を兼ね揃えたプロダクト開発について語りませんか?

— いろんな人に応援されながら、試行錯誤して作っていたんですね!本当に未踏スーパークリエータ認定おめでとうございます!

ありがとうございます!

未踏は優秀な人にたくさん出会える素晴らしい機会でした。ただ、それで思ったのは「うちのエンジニアも全員すげえな」ということです。

未踏のプロジェクトとWantedlyは比べられないと思いますが、Wantedlyのエンジニアは未踏に採択された人たちに負けない情熱や技術力を持っていると感じています。なので入社した会社は間違ってなかったと思いました。

自分が活躍していくフィールドに合っている会社です!

お調子者だけで終わらせないよう、これからも有言実行していきます!

僕のストーリーが面白いと思っていただけたら、ぜひオフィスに遊びにきてください!一緒にプロダクト開発について語りましょう。

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