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【ベンチャーメーカー志望のあなたへ】他では聞けない現役エンジニアの設計の流儀

こんにちは、株式会社ヴイ・エス・テクノロジー(以下VST)内定者の福井です。

当社では、新卒2期生の採用に向けて就活生のあなたにVSTのことをよく知ってもらうという目的で、社員や内定者にインタビューし、社内の様子や採用選考の様子などを記事にして発信しています。

今回は僕と、同じく内定者の松田さんの2人がVSTの事業所の1つである川崎テクニカルセンターへ行き、設計者として勤めている4人の社員の方(設計リーダーのUさん、光学設計のHさん、機構設計のSさん、機構設計のFさん)と座談会をさせていただいたので、その様子を記事にまとめていきます。


僕と松田さんの詳細については下記の記事をご覧ください。


この記事を読むメリット
・VSTにどんな技術者がいるか具体的に分かる
・技術者として働くなら、知らないと損する心構えを知ることができる
・ベンチャー企業でのリアルな働き方が分かる


この記事では、大きく以下の要素で構成されています。興味がある部分だけでもご覧いただけると今後の就活の参考になるかと思います。
①今回お話を伺った皆さんの簡単な経歴
②仕事の流れとやりがい
③今後の目標
④VSTでの働き方
⑤設計とは何か…

では早速見ていきましょう!

①今回お話を伺った皆さんの簡単な経歴

初めまして、内定者の福井です。今回は座談会よろしくお願いいたします!早速ですが、皆さんの経歴を簡単に教えてください。

Fさん:私は元々前職でコンシューマー向けのカメラレンズを設計していましたが、スマホの普及と付属カメラ性能の著しい向上を鑑みて、カメラ業界全体の雲行きが怪しいと感じていました。そんな時にVSTを見つけて、マシンビジョンレンズの将来性を見出して転職しました。


Hさん:私も前職ではコンパクトデジタルカメラの光学設計を担当してました。でも違う市場を見てみたいという設計者としての興味もありまして。ちょうど、コンパクトデジタルカメラ以外の設計分野・市場を見ていたところ、設計事務所として独立していた先輩からVSTをご紹介頂き転職しました。

Sさん:私は前の会社で部署移動があり、設計とは異なる部署だったので、設計業務に戻りたいと就職活動をしていた中でVSTに応募しました。

Uさん:ちなみに数年前までは、転職サービスを用いた募集をしても人が来なかったんです。ですが、最近はこういった媒体で募集をかけ、少しずつ応募が来ています。Fさんもその1人ですね。

Uさんの詳細については、下記の記事をご覧ください。



②仕事の流れとやりがい

皆さんありがとうございます。続いて、1日の仕事の流れについて教えてください。

Hさん:毎日同じ作業をしているわけではないので、決まった流れはありません。あるとすれば、毎朝のメールチェックくらいですね。なので、個人個人で時間管理ができるようになる必要があります。社会人は基本的に期日に従って逆算思考で業務を進めていくものですよ。


Sさん:彼は前職の頃からだいぶ細かく時間管理していますよ。ちなみに設計者目線で言うと、1日中図面を書いている時もあれば、性能評価でずっとデスクを離れている日もあります。VSTは機種が多すぎるので覚えるのが大変だと思います。入社後は、自分で1日の業務時間を設計するマネジメント能力が必要ですね。

Uさん:そうですね。最初はその時間管理がなかなかできないかもしれませんが、業務をこなしていく中で段々とできるようになります。慣れてきて、仕事を任されるようになれば大丈夫です。


Hさん:ミスをしても次に繋げられれば大丈夫です。ただし、ミスをするだけではなく、必ずキャッチアップする意識を持つ必要があります。



なるほど。違う毎日を過ごすのは刺激がありそうで楽しみです。続いて、皆さんが仕事でやりがいを感じる時や楽しいと感じる時ってどんな時ですか。

Hさん:常に楽しいです。分からないことが出てきても楽しい。
前職では主にデジカメを扱っていましたが、VSTには色々な案件があり、こちらが予想もしていない対象を撮影するご要望もお客様から頂いたりします。例えば、ヨーロッパのある会社では、養殖用の鮭の体についているウジを取りたいからその様子を撮影したいという案件がありました。
今までそんな用途のレンズは扱ってきませんでしたが、未知の仕事は新しい発見があって楽しいです。あとはやっぱり、モノができたときに一番やりがいを感じます。


Fさん:そうですね。私も同じで、やっぱりモノができた時はとてもやりがいを感じます。自分で図面を書いて、それが形になって目の前に現れた時は達成感を感じます。


Sさん:私はまず最初に伝えたいことがあります。それはモノをつくるうえで、なんでもかんでもスムーズに行くことは、そう簡単には無いということ。ものづくりの世界ではこれが普通です。モノを作るっていうのはそういうものなんです。
うまくいかないことから課題を発見し、解決していくのが設計者の仕事の1つです。
最初は多分、「うまくやりたい」とか「失敗したくない」と思うかもしれませんが、ミスや失敗は隠してはいけません。隠してしまうと、後で100倍になって返ってきます。
質問の意図とズレてしまったかもしれませんが笑。


Hさん:でも、とても大事な話ですね。最初は辛いかもしれませんが、それを乗り越えると1つ成長できますから。


Uさん:そうですね。隠してしまうと後で大きな損失に繋がるので、分かった時点で先輩や上司に相談することが大事です。これは当たり前のことですが、意外と新人の人はできないことが多いです。



③今後の目標

やっぱり技術者としては、自分で設計したものが出来上がるとやりがいを感じる人が多いんですね。次の質問ですが、皆さんの当面の目標を教えてください。

Fさん:私はまだVSTに入社してから1年目なので今はあまり大きな案件はありませんが、将来的には1人で1本レンズをしっかり作れるようになりたいです。
また、マシンビジョンレンズ以外でも今後は監視用カメラなどに用いられるセキュリティレンズをメインで扱っていく予定なので、マシンビジョンレンズには無いモーターやそれを動かすための電気回路や制御系など、エレキ系の知見を深めていきたいですね。前職でも似たようなことをやっていたので、その時の経験も活かしたいです。


Hさん:私は会社を大きくしたいとか、業績を大きくしたいとか、会社のための目標を考えています。
大きなことを言っていると思われるかもしれませんが、こういう考えの人が少しはいてもいいと思うんです。
以前にOJTを担当したときがあり、その時の新入社員に5年後の目標を書いてもらったのですが、ある新入社員の紙に「設計者として1人前になっていたい」と書かれていました。
それは面白くないと思い、もっと違うことを書きなさいと言いました。当時、たまたま同じ部署にベテラン設計者がいたので、最終的には「彼を超す」と書かせました。
でも、それだけではただのほら吹きなので、どうやって彼を超えるのかを具体的に考えます。ベテラン設計者を1つの単位と定義(1ベテラン)し、ベテラン設計者を100ベテランとした場合に、自分は何ベテランかを考えさせる。そして5年後に101ベテランになるために、4年後、3年後、2年後、1年後、半年後に何ベテランになっていれば良いかを考える。その目標を達成するためにできる事は何かを考えさせる。

という事を計画させました。
大きなことを言っていると思いますが、それくらいの気持ちで仕事をしている方が楽しいですよ。


Sさん:私のエンジニアとしての目標は視野を広く持つということです。というのも、会社というコミュニティに入ると視野は確実に狭くなります。同じエンジニア同士でも、時に話が合わなくなることもあります。
でも個人的に、それはあまり良くないことだと思っています。ものづくりをしていく中で、俯瞰的に物事を見るということは大事なことだからです。
そういう視点がないと真の課題が見えなかったりします。
それこそ、営業と技術の間でも話が合わないことがよくありますが、視野を広く持っていればそういう衝突を避けることもできます。



④VSTでの働き方

次はVSTでの働き方についてお聞きしたいのですが、前職と比べてVSTでの働き方は何か特徴的なことはありますか。

Hさん:以前は、終電で帰ることもありましたし、業務が終わらなければ「土日でなんとかしよう」という気持ちを持っていましたが、今ではそれらが一切なくなりましたね。


Sさん:確かに、残業はかなり減りましたし、VSTでは残業を良しとする風習はないですね。


Uさん:そうですね。VSTは残業が少ないと思います。でも実は、以前のVSTは残業もたくさんあって夜遅くまで働いている人がたくさんいたんですよ。
でもそれを、現執行役員が入社された際に変えてくれたんです。
昔のVSTは夜の10時とか遅くまで仕事をしているのが当たり前だったそうで、終電で帰ることもあったらしいですが、それはおかしいということで基本的には全員定時で帰れるような改革を行って、今の働き方に変わっていきました。


Fさん:そんなことがあったんですね。


Uさん:そうなんです。改革の背景には「夜遅くまで働いているようでは、メーカーとしてやっていけなくなる時が来る」という考えがあり、残業しないでも会社を継続していける状態を目指していたそうです。
今でも時期や状況によっては無理をするときはありますが、基本的に残業は少なめで働いています。

下記、改革に大きく関わった社員の記事↓



そんな歴史があったんですね。会社の歴史は学校で習う日本史や世界史よりも面白いです笑。
質問も残りわずかになってきましたが、入社してから設計者として意識しておくべきことは何かありますか。


Hさん:最初はまず仕様に応えられる設計を求められ、5,6年目になると同じ仕様でも製造バラつきについて工夫ができるようになってくると思うので、それらを意識しておくといいかと思います。


Sさん:私は「設計は人に聞くな」と教わりました。「設計というのはクリエイティブなものだから、それを人に聞くとはどういうことだ」と。
しかしこれは、結構しんどいです。何をしたらいいのか分からないですから。
なので、私は見よう見まねで設計をやってきました。ただ、今の時代では流れが早いので身につくまでじっくりと時間をかけることが必ずしも正しいとは思っていません。
新卒の皆さんの教育について関係者と少し話し合っていますが、ある一定の水準までは設計そのものの準備をこちら側(教える側)でしようと思っています。それは、基本をおさえた後のクリエイティブな活動に時間を使ってほしいからです。



⑤設計とは何か…

効率的に学習できる環境を用意していただいているのは、とてもありがたいです!
他にも設計者として大事な考え方ってありますか。


Sさん:あとは、少し余談になってしまいますが、「設計」について今一度よく考えてみてほしいなと思います。
「設計とは何か」と聞かれたら答えられますか?
実は、「設計って何?」と聞かれた時に答えられる人って少ないんです。
これは色々な解釈があると思いますが、設計って何だろうっていうことについて入社までに自分なりの答えを用意しておいてほしいなと思っています。
合ってる間違ってるなんてことはどうでもよくて、自分の言葉で答えを用意することが大事です。
その考えを持っていると、設計の1つ1つの業務がクリアになっていきます。


Hさん:いいですね。最初の課題にしますか笑。


早速課題をいただきました笑。今一度設計について考えてみます。
最後に、設計の学習方法について、おすすめの方法があれば教えてください。


Sさん:今の時代、設計のノウハウを記した書籍があるので、それを読むのも1つの手段ですね。


Hさん:あとは色んな人のアイデアが詰まった特許を見るのもいいですね。大学にいる間から特許を見る習慣があると、どこか設計で詰まった時に積み上げた他人のアイデアの引き出しが助けになることがあります。


Sさん:多分、技術職として入社してから最初にやるのは図面を書くことです。熟練してくると図面を書くことはただの作業になりますが、実はそうではありません。
図面1つ1つの指示や線には設計者の意図が詰まっているので、さっき言った設計とは何かという問いに繋がってきます。


Fさん:その問いに対する答えを持っていると、新卒の皆さんにとって、設計で迷った時の心の拠り所になるかもしれませんね。



以上、技術者4名の皆さんとの座談会でした。

※今回の座談会について企画・協力していただいた皆さん、ありがとうございました。
内定者として会社のことを深く知ることができたので、VSTでの働き方に対する解像度が上がりました。
この場を借りて、御礼申し上げます。


ここからは僕の個人的な感想になりますが、今回の座談会では技術者としてのリアルな考え方を多く教えていただき、大変勉強になりました。

僕は大学でも機械設計をやっていて、先生方から日々アドバイスをいただいていますが、やはり大学の研究者と企業の技術者とでは考え方が少し違っていて面白いなと思いました。

大学では、新規性を追求して新しい技術を搭載した装置の設計開発をしており、その成果をまとめた論文を未来の誰かが読むことで、間接的に役立つものづくりをしています。
一方で企業では、お客様の要望に沿って設計開発しているため、直接的に役立つものづくりをしています。また、それはお客様のお客様にも広がっていきます。

例えるなら、大学でのものづくりは木の幹の部分で、企業でのものづくりは枝の部分です。


どちらも産業の発展には欠かせないものづくりと言えます。

今は大学でのものづくりに携わっていますが、企業でのものづくりにも興味が出てきたので、早く働きたい気持ちが強くなりました。

今回お聞きした内容を反復して、自分の設計にもアウトプットしたいと思います。



さて、就活生のあなたにはこの座談会はどのように映ったでしょうか。

理系の方だとメーカーで設計開発の仕事をしたいと思っている人が多いと思います。僕もその1人でした。

ところが一口にメーカーと言っても、大手メーカーとベンチャーメーカーでは働き方がまるで違います。

自分の理想とする働き方を今一度再考し、それを実現できる会社を見つけることが就活ではとても大事です。

ベンチャースピリットがある会社で働きたくて、かつ、メーカーで働きたいと考えている人にとっては、VSTはこの上なく適した会社だと思います。

ただし、VST新卒2期生の採用枠は1期生よりも少ないらしいので、少しでも興味があれば早めにコンタクトを取ることをおすすめします。


あなたの就活が納得のいく形で終わることを祈っています。

福井

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