IT企業採用チーム直伝！未経験からエンジニアを目指すために本当に必要な３つの準備！

IT技術の需要が高まる中でエンジニア不足が話題になっていますが、
コロナ禍で安全なリモートワークを志望する人や
将来性を見据えて未経験からエンジニアを目指す人も増えているため
未経験エンジニアを目指す人の倍率は高くなっています。

そこで未経験からエンジニアを目指すと決めたら
いかに効率的な準備をするかが大切になってくるのは必然とも言えます。

今回は未経験からエンジニアになるために「本当に必要な準備」を
IT業界の採用チームから直接お伝えしていこうと思います。

スクールやIT系の資格は必要？

未経験エンジニアを目指すと決めたら、スクールに通うことを考える人も多いでしょう。
また、IT系の資格をあらかじめ取得して即戦力になることをアピールして
書類選考を有利にしたいと思うのも当然です。

それでもスクールの受講費用や資格の受験費は決して安いものではないですし
今は無料の学習ツールも充実しています。

このような事前の投資は必須なのでしょうか？

結論から言ってしまえば、独学でエンジニアとなり
フリーランスとして活躍するまで技術を高めている人はたくさんいるので必須ではありません。

もちろん多数の候補者がいる中でスクールを受講したり、資格を多く取得した人がいれば
やる気をアピールできる分、有利になるのは当然ですし、
事前の勉強を通して本当に自分がエンジニアとして適しているのか確認することもできます。
仕事が忙しく時間もなければ、効率的に学べるスクールはメリットの方が多いでしょう。

しかし、スクールにしろ、独学にしろ、転職が成功するかどうかを大きく左右するのは
次のステップでの準備をいかにするかがポイントになってきます。

特定の言語を勉強し、ポートフォリオを作成するまでの実力をつけて
いざ転職活動を始めたものの、書類すら通らないということは珍しくありません。

それには「あなたがエンジニアを目指す理由」を突き詰められていない可能性が・・・。

面接対策は「論理的」かつ「ポジティブ」に！

未経験でも即戦力となるよう資格を取ったり、ポートフォリオを完成させても
そこで油断してしまってはいけません。

同じように転職に向けて武器を揃えているライバルはたくさんいるからです。

実力が同じような求職者の中で差別化をする絶好の機会は書類作りと面接です。
「なぜ自分はエンジニアを目指すのか？」を軸に、これまでの経験、目標をしっかり筋が通るように
整理してみましょう。

コロナ禍で業績が振るわなくなった業界だからIT業界に転職したい、もしくはリモートで働くことができる
エンジニアに転職したい、というような本音はあるかもしれません。

それではエンジニアとして長く、知識を深めながら働くことができるアピールにならないですよね。

これからエンジニアとして達成したいことは何なのか、
つまり、極めていきたい分野を決めたら具体的にやりたい業務をいくつか考えてみてください。

どの業界を目指して転職活動をする上でもそうですが、「現職の不満」を理由に転職活動をしても
またいつか不満が出てきたら環境を変えるような人物と捉えられてしまいますし
何より、環境を向上させるための転職のはずが、逃げるための転職になってしまいます。

選考に通ることを目標にせず、きちんと自信の将来を最終的に見据えるような志望理由を見つけましょう。

実務経験ほど有利なものはない！

最後に、ここまで準備をした上でさらに効果をあげるポイントです。
即戦力になるアピールをする上で、実務経験ほど説得力のあるものはありません。

未経験としてエンジニアに転職するのに実務経験？と思われるかもしれませんが、
業務委託の経験があれば、正社員などフルタイムでの実務経験でなくとも有利に働く可能性が高いです。

今は誰でも簡単に登録ができる案件マッチングサイトがたくさんありますよね。
会社の規定で副業が禁止されている場合は難しいかもしれませんが、
実務経験をアピールするだけではなく、スキルアップのためにも短期プロジェクトなどを
いくつか受託してみるのもおすすめです。

もちろん実際の仕事を受託するのが難しい場合は、ポートフォリオを作り込むだけで十分です。

面接時にもアピールできるように、一貫性のあるものを作成して準備しておきましょう。