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【24卒内々定者インタビューVol.2】他人視点に立てるようになったのは私のエゴだったりするんですよね

大島 美波(オオシマミナミ)さ

大阪府出身。大阪大学人間科学部所属。専門は共生社会論。 趣味は、読書、旅行、カラオケ、ドライブ。外の景色(町や風景)を見ることが好きで、アカペラサークルの友達と頻繁に日帰りドライブに行く。ドライブに一緒に行って仲良くなることが得意。

インタビュアー:久保寺 康介(クボテラ コウスケ)さん。静岡県出身、東京都立大学大学院理学研究科在籍。
久保寺さんの記事:https://www.wantedly.com/companies/ut-g/post_articles/518692


学生時代

久保寺:学生時代に頑張ったことや思い出深いこと教えてください!

大島:頑張ったことは、サークルが中心かなと思います。 私は、アカペラサークルに所属しているのですが、写真係と全体曲係(サークル全体で歌う企画を運営する係)と、地域の公園のお祭りなどでアカペラサークルの人が出演する際のお手伝いをする団体に所属していました。

久保寺:特に大変だったことはなんですか?

大島:地域のお祭りに出演してもらうにあたって、ありがたいことにたくさん出演依頼が舞い込んでくるんですけど、そもそも出演したい人たちが少なくていかにして呼びかけるのかが大変でした。

久保寺:どうやって工夫をしたんですか?

大島:前回出演した人たちには魅力に気付いてもらえるので、その人たちの声をサークル全員に写真とかを使って楽しそうに見せていました。地域のお祭り自体に興味を持たない人でも、「夏祭りって楽しいよね」というような別の魅力を提示したり伝えたりして引き込もうとしていました。

久保寺:めちゃくちゃ経営的な視点ですね(笑) 。ターゲット設定やPRみたいなところですもんね!

大島:目標数値とかは立ててないですが、そんな感じです(笑)。

久保寺:サークルやバイトがメインという話ではありましたが、それ以外にやっていたことはありますか?

大島:ゼミが共生社会論という分野のゼミなんですが、そこでのフィールドワークにはかなり行きました。

久保寺:どんなことをやるんですか?

大島:鹿児島県の鹿屋というところがあるんですが、去年はそこで2泊3日でインタビュー調査をしました。

久保寺:何についてインタビューするんですか?

大島:防災ですね。ゼミの先生が鹿屋の方とつながりがあり、防災意識が低いという鹿屋の状況も相まって、私たちに声がかかったという感じです。

久保寺:その活動の中で大変だったことはありますか? インタビュー調査は、大変そうなイメージがありますが。

大島:受け入れてもらえるかという点については、市役所の方にもお手伝いいただいたので苦労はなかったんですが、実際のインタビュー自体は話がそれたり、趣旨を理解してもらえなかったりして、苦労することが多かったですね。

久保寺:どのように工夫されたんですか?

大島:特に趣旨を理解してもらえないという点に関しては、できるだけ専門用語を使わないようにするなどして工夫をしましたね。それこそ、「アプリ」と言っても理解してもらえないといったこともあって……。

久保寺:そこからなんですね!

大島:そうなんです。なので、相手に合わせた表現を常に使うということはそれからかなり意識するようになりました。


就活

久保寺:就活はいつ頃から始められたんですか?

大島:知識をつけ始めたのは、大学2年生の3月です。本格的に就活を始めたのは大学3年生の6月頃からです。

久保寺:早いですね! それだけ早く始めたのには何か理由があったんですか?

大島:単純に選考で落ちたくなかったので、早めに知らないとという危機感からですね。でもESやガクチカがまとまらなくて、結局面接を受け始めたのは大学3年生の7、8月頃でした。

久保寺:それでも早いですけどね(笑)。 最初は苦手だったESやガクチカはどのようにして克服したんですか?

大島:基本的には、他の人に話すことが1番ですね。他の人に話してフィードバックをもらうことで、これもガクチカに入るんだという気付きをたくさん得ました。

久保寺:とても大事ですね。その後は順調に進んでいったんですか?

大島:いや、ずっと苦戦していた気がします。苦戦した理由は大きく2つあって,1つ目は単純に自分のしたいことが分からないということと、2つ目は面接で思うようにしゃべれないというところでした。

久保寺:多くの人が抱えうる問題なのかなと聞いていて思ったんですが、どうやって対策されたんですか?

大島:1つ目に関しては、いろんな人に話して過去の経験を振り返るというのが大きかったと思います。話すだけじゃなくて、たくさん話を聞きました。2つ目に関しては、自分の思っていることや強みなどを最初に言語化しておくということが大きかった気がします。アドリブが得意な久保寺さんとは逆のタイプですね(笑)

久保寺:たしかに(笑) 最終的には、就活の軸としてはどのようなことを定めたんですか?

大島:最終的な軸としては、経済格差や学力格差のせいで困っている人に対して何かしたい、教育を一通り受け終わった後にチャンスがある社会を作りたいというところは大きかった気がします。あともう1つは、久保寺さんと同じように、自分自身が成長できる環境っていうところは大きかったですね。

久保寺:共通する部分も多いですね(笑) 。ここまで就活やってきてよかったなと思うことは何ですか?

大島:ビジネスというか働くことに対するマイナスイメージを払拭できた点ですね。これは多くの大学生も思っていることだと思うんですけど、働くってことは時間の切り売りで数値に対してシビアに言われたりするので大変だろうなあと思っていました。でも、働くということは人に価値を与えて助けることなんだなということに気付いて、メリットもあるんだなと思えたのは大きいです。


UTの魅力

久保寺:改めて色々な業界を見たりした中で、最終的にUTに決めた理由としては何でしたか?

大島:2つあって、1つは早くから責任の大きい仕事や自分で意思決定をしなければいけない仕事を任せてもらえる成長環境と、学力のせいで今思うような働き方ができていない人のこともちゃんと考えている会社だなと思った点です。

久保寺:すごく共感します。そもそも最初にUTを受けようと思ったきっかけは何だったんですか?

大島:1番初めは、エージェントの方に勧められたからという理由です。話を聞いていくうちに先ほどの決め手の中の2つ目に挙げた魅力に惹かれたからですね。

久保寺:確かに、色々な人材の会社在りますがUTはそこがかなり特徴的ですもんね。

ここまで話を聞いていて、昔から人とのかかわりやコミュニケーションが大島さんの軸になっているなというのを感じました。僕自身は、昔は人とのコミュニケーションとか苦手なタイプだったのですごいなと思うんですが、昔から苦ではなかったんですか?

大島:いや、久保寺さんと似ています! 高校生まではすごく苦手でした。

久保寺:そうなんですね! 大学に入ってからそこが変わったのには何か大きなきっかけがあったんですか?

大島:色々なコミュニティに入って、色々な人と会っていくうちにという感じですね。 色々な人と会ったことで、自分の中の思い込みが無くなりました。良くも悪くも1つのことに注力し過ぎなかったおかげで、1つのことに対する過剰なプライドがなくなったというのもありますね。

久保寺:とはいえ、大学に入ったという転機はありつつも、高校生まで人間関係が苦手と思っている中でいろんなコミュニティに入っていくことはそんなに簡単なことではないと思っていて……。積極的に行けた理由は何かあるんですか?

大島:目的が人と交流することに変わったからですかね。高校生までは、音楽をやりたいとかキラキラしたいとか別の理由があったんですが、大学に入ってからはコロナ禍になって人と直接会う機会がなくなったのもあり、人と交流したいと思うようになったことが大きいかもしれません。

久保寺:自分中心の視点だったのが周りの人にまで視野を広げられるようになり、思考の変化や動けるようになったことが今の大島さんの性格の理由なのかなという気がしました!

大島:でも、他人視点に立てるようになったのは自分のエゴだったりします。

久保寺:というと??

大島:高校3年間、吹奏楽を本気でやっていたのに全然上達できなくて、目標としていた理想像に達せず周りからも評価をもらえなくて……。自分が担当させてもらえるはずだったソロパートを他の人がやることになってしまい、初めて自分の努力が報われない経験をしました。なんでこうなるんだというような思いが強くなったんですが、その時にもし同じような経験をしている人がいたら、理解してあげられる存在になりたいなと思うようになりました。自分がそうされたくないから他人にもそうしないじゃないですけど。

久保寺:素敵です...…!

インタビューを終えて

↑ インタビュアーの久保寺さん

久保寺:自分のエゴが通らなかった時に、同じような経験をしている人には寄り添ってあげたいというように他の人に視点が行く人って少ないんじゃないかと個人的には思っていて。

多くの人はそういう時には、他責思考にしてしまうことが多いと思うんですが、そこで自分がされたら嫌なことは相手にしないって思えるのは素敵だなと思いました。

お話を聞いている中で、高校生まで苦手意識はありつつも、人と関わることで様々な状況や課題を克服してきたんだなと思い、本質的には人と関わるのがとても好きな方なんだなと感じました。そしてそこが大島さんの強さなんだろうと思います。

正反対な部分もありつつ、意外と共通点に思う部分も多く、お話ししていてとても楽しかったです!

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