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「自分の仕事が天職である」という思い込みによって生じる認知反応についての成果報告

株式会社うるるに入る前

 大学院で日本中世文化史の研究をしていました。コールセンターのアルバイトで生活費と研究費は稼いではいたものの、本業で生計を立てるようになったのは、学業を断念した28歳から。すでに社会へ出て一線で活躍している多くの同世代に対し、名刺の渡し方も覚束なかった私は、ビジネスパーソンとして完全なスロー・スターターでした。当時は就職氷河期のご時世で、30代目前の新社会人を辛抱強く育ててくれる会社はそう多くは無いだろうと考えた私は、野心や大志はありませんでしたが、人より早いスピードで自分のバリューを見つけ、それを磨いていく事は強く意識していました。社会に出てから、仕事や職場を選ぶ機会は幾度かありましたが、「いかに自分に追い込みをかけられる環境か」という判断基準を一貫して持ち続けていたのも、根底にあるのはこの危機感だったのかもしれません。

(1社目)ポータルサイト運営事業/非上場/従業員30名程度

 入社初年度は営業職、次年度以降は経理職に従事しました。即戦力志向の会社で、こちらが恐れおののくほど太っ腹に仕事を任せて頂けたので、短期間で広範な業務経験を積むことができました。経理2年目で連結決算やCF計算書の作成、取締役会での報告までさせて頂けたのは、今振り返っても貴重な経験だったと思います。常に手探りで、不安を抱えながら仕事を回す事が多くありましたが、自ら課題を設定し、仮説構築しながら仕事を積み上げていく習慣は、この会社で培われたように思います。

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(2社目)インテリア小売業/非上場→マザーズ/従業員150名→300名程度

 転職先として選んだ理由は、①「IPO準備を経験できる」、②「SPAの業態で原価や在庫管理など1社目で得られない領域の経験が積める」の2点でした。第二創業から数えて10年程度の中小企業だったこの会社は、内部統制面の体制が弱く、上場企業の適時開示に耐えうる財務会計プロセスの正常化が課題でした。そのため、主計の傍ら、経理部門としての立場から、非経理スタッフの教育や規定・仕組み作りなど全社を横断するプロジェクトに多く関わりました。振り返ると、0→1の価値を生み出す力や、解決の糸口が見えない問題をどうにかするど根性(笑)など、自分のコアになる強みはここで培われたと実感しています。

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(3社目)介護サービス事業/東証1部企業のグループ会社/従業員1万人程度 

 前職で、トラブルが発生する都度、火消し役に回る事が多かった私は、対処療法的な業務改善を前提にした簡素な仕組み作りが、いかに管理コストをかけるものなのか、強く実感していました。これまでベンチャー企業の経理に従事していた私が、敢えて大企業に挑戦したのは、事業規模が大きくセクショナリズムの確立した組織で、どのように各部門の業務が統制され、運営されているか目の当たりにする事で、ベンチャーで得られなかった知見が得られるのではないかという淡い期待でした。今にして思えば不純な動機ですね(笑)。残念ながら、実際に社員の1人として目の当たりにしたのは、組織体制の確立した組織とはほど遠く、事業の成長の速さに会社の体制構築が追い付かず、社員が疲弊している組織の姿でした。そのため、当初期待していた学びは得られませんでしたが、事業成長と同水準、あるいはそれを越すペースで、組織体制の構築を進めていく事の重要性を強く意識する経験になりました。

現在

 株式会社うるる 管理本部財務経理部に所属しています。業務内容は、経理6割、税務2割、財務1割といったところでしょうか。残り1割は、エンゲージメント向上施策の推進、情報資産運用ルールの再構築や、全社的な営業支援ツール・施策の検討・推進、社内勉強会「うる水」の運営サポート等、会社の横断的な施策にしばしば関与させていただいています。

 財務経理部のメンバーは総勢3名。1名は監査法人とコンサルティング会社出身、1名はうるるのBPO事業部門で活動するスキャニング部隊からの異動組で、他社での経理経験を持つスタッフは私1人です。そんなバックグラウンドもあって、特に入社初年度は、ジョブ・ローテーションでうるるの経理業務の手続きを覚えながら、決算の安定稼働に向けて仕組みの改善やルール作りを行うのが主な仕事でした。これらの仕事に終わりはないものの、入社時に決めていた水準までは、到達したように思います。

 2017年3月、東証マザーズに上場後は、開示実務担当として業務にあたっています。まだまだ不勉強な点は多々ありますが、将来的には、開示の実務的な指揮をとれる水準まで理解の底を上げられるよう勉強中です。また、事業の成長に合わせて、事業部門を財務会計部門の立場から、サポート・助言する機会も入社当時より明らかに増えてきたと感じています。うるるは「人のチカラで 世界を便利に」のビジョンを掲げ、日々世の中を便利にするためのプロダクトを生み出し、展開しようとする仲間たちが集まる会社です。財務会計部門として、うるるの全事業に目を配り、時には事業部門の牽制役とならなければいけない難しさはありますが、うるるの仲間たちが最大のパフォーマンスを発揮するためにも、うるるの経理として磨いていきたいスキルです。

株式会社うるるについて

 メンバーは、びっくりするほど良い人が多いです。「お利口さん」ではなく「良いやつ」。採用側がそのような方を好んで採用していることもあると思いますが、うるるの「おもてなし」を大事にする社風も関係するのかなと思っています。オフィス内で何かに困って立ち往生していると、誰かしら助けに来てくれるんです。そんな環境だと、自分も皆に優しくしたくなりますよね。

 経理の立場でお話すると、定型的な仕事をコツコツ処理する事に達成感を感じるタイプの経理は、あまり向かない職場のように思います。クラウドワーカーを活用した事業を展開するCGS(Crowd Generated Service)事業は、常に新規事業を創出を続けており、企画段階における財務会計のプロセスチェックからフィジビリティ期間中の流動的な対応に合わせた会計・財務的見地からの提案を行う立場にあります。クラウドソーシング事業は、約36万人のクラウドワーカー様と約1万5千社のクライアント様に快適な取引を行っていただくために、サービスの改変やシステムの改修等を随時行っています。特に会計面の改変に関しては会計部門として適切なサポート体制が求められます。そして、BPO事業は、お客様のニーズに合わせた柔軟な対応を強みとしており、イレギュラー対応も少なくありません。それらの取引については、会計原則に反する手続きがないか、判断をしています。以上のように、1つの会社にいながら、複数の会社の経理を担当しているかのような経験を積めますし、事業に近い立場で経理をやりたい方には、面白い職場ですよ。

今後どういうことをしていきたいか

 経営企画は「情報の海を広く泳ぐこと」、経理は「情報の海を深く潜ること」が得意分野だと思っています。経理は、完成した情報を分析するだけでなく、情報が完成する過程に関与しているからです。その特性を活かした形で企業に貢献できるスキルを身につけたいですし、それを円滑に行うための仕組みづくりにもこだわっていきたいです。もちろん、会計情報は万能ではないので、企業のあらゆる結果に対して、都合よく分析ができるものばかりではありませんが、直接的な利益貢献を行う部門や、うるるのプロダクトを支える部門が、ポテンシャルを120%発揮するための意思決定を支える部門である事は諦めたくないと思っています。

 縁があって経理という仕事を続けさせていただいていますが、自分が適性に恵まれているかどうかは正直わかりません。ですが、この職業についた以上、天職と思って自分ができると思った事には挑戦していきたいですし、やると決めた事にはのめり込んでいきたいと思っています。

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