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“食”で世界を変えていく。macaroniだから挑戦できること。(新旧編集長インタビュー 〜後編〜)

macaroniの立上げから現在に至るまでのメディア成長秘話を、新旧macaroni編集長にインタビューした内容をお届けしています。前編では、旧編集長の世古が、メディアの立上げストーリーについて語ってくれました。後編では、macaroniの新たな取り組みや方向性について、聞いてきました。

<プロフィール>
世古 裕史 / Yuji Seko(右)
1981年生まれ、熊本県出身。トラストリッジ取締役。2014年に食のライフスタイルメディア「macaroni」を立ち上げ、編集長として成長を牽引した後、現在は新規事業開発に従事。クラフトビールと三茶ラバー。
<プロフィール>
小久保 直宣 / Tadanori Okubo(左)
1978年生まれ、千葉県出身。macaroniの編集長。月刊誌の編集長やライフスタイル系メディアの編集長、大手印刷会社の企画職を経て、2018年からmacaroniにジョイン。趣味は料理で週末インスタグラマー。

ー macaroniの最初の印象はどうでした?


小久保:グルメニュース的なトレンド系のメディアというイメージが強かったですね。でも、食の業界全体でいうとかなり無名という印象でした。ユーザー数はこんなにいるのに何でだろう?という疑問は持っていましたね。コンテンツは見られているのに、macaroniとしては認知されてないのかなって。

世古:マーケティングは強かったんですけど、ブランドPRは弱かったですね……。

小久保:それに、食に対して想いが強い人間が多かったり、コンテンツ作りにも熱意のあるプロが仕事をしていたりと、せっかく良い人間が揃っているのに、表に出ていない感じがもったいないなって。

編集部はもっと外に出て、食の楽しさを伝えていかなきゃいけないんじゃないかと思いました。マカロニメイトのコミュニティも、みんなそれぞれ個性があって面白い方々ばかりなので、もっとこの方々の個性をしっかり紹介できたらいいのにと思っていました。そこが一番最初の課題でしたね。


小久保編集長がmacaroniに入って1年ほど経ちますが、どういった変化がありましたか?


世古:「クライアントワーク」と「コンテンツの品質」が大きく変わりましたね。意外なアイデアを提案してくれるので、クライアントへの企画の幅が一気に広がりました。これまでとは違う切り口で、メディアのマネタイズができるようになったと思います。それと、彼はもともと雑誌の編集長もしていたのでクリエィティブにもこだわりがあり、ビジュアルのクオリティもグンと上がった気がします。

小久保:今までのWebメディアだとタイアップ広告は「数値」しか売っちゃいけない感じがありましたよね。多くのメディアで、適当なコンテンツに期間保証やPV保証をつけて売っていくみたいな状態が普通でした。でも、それってユーザーファーストでも何でもなく、クライアント企業にとっても本質的には意味あるのかなっていう疑問があります。そこにもっと企画性を持たせて、ユーザーに対しても意味あるコンテンツにするべきだなという想いがありました。

あとは、この1年でブランディングはできたと思っていて、「マカロニさんのレシピは本当においしいですよね」「オシャレだしコンテンツがおもしろいですよね」みたいなプラスな意見をもらえることが増えましたね。

入社してからしばらく、僕は外に向けてマカロニを紹介しに回っていたので、僕が特に何かをしたっていうわけではなく、編集部のみんなが「ブランド」を意識して地道に頑張ってきた結果だと思います。営業のメンバーも認知を思いっきり広げてくれたのもあり、全体的に知名度が上がったと思っています。

世古:たしかに、この1年で知名度は上がりましたよね。
「マカロニはCMやってないから知名度低いけど、クオリティは高いよね」っていう声は結構多いなって感じる。メディアサイドの知合いにも「編集体制どうしてるんですか?」ってよく聞かれます(笑)


ー 他とは違った編集体制なのでしょうか?


小久保:はい。まさにそこが強みだと思っているのですが、うちって編集部内に記事のディレクターやライターの他にスチールカメラマン、動画カメラマン、動画編集、専任の料理家までプロが揃っていて、良いクオリティのコンテンツを作るために動ける体制があるんです。これってWebメディアの会社では珍しいことで、多分、真似しようとしても意外と真似できないことだと思ってます。

クオリティ以外で他と差別化するためにやってきた事としては、とにかく「ユーザーファースト」でコンテンツを制作すること。検索時にヒットしやすくしたりするためのSEOはもちろん意識して記事制作はするものの、そこはきちんとユーザーに向き合った形でみんな制作しています。意味あるコンテンツは、ユーザーも必要としてくれるので今後も必ず残っていくと思うんですよね。

普段自分がネットで何かを調べた時に、マカロニの記事がヒットして知りたいことがきちんと解決できると凄く嬉しいし、やっぱりうちのライターはユーザーの事をしっかり考えながら記事を作ってるなと実感します。

レシピ動画もそうで、しっかりと美味しさを再現できるレシピだったり、映像編集だったり、他とは全然違うんです。だからこそ1番でありたいし、規模感が大きい競合メディアには負けたくないですね。(笑)


今後はmacaroniでどんなことに取り組んでいきたいですか?


世古:直近だと、まずは2019年10月にECサイト「macaroni store(マカロニストア)」をリリースしました。そこでは、今までマカロニで紹介してきたものをセレクトしたり、全国の“いいもの”を取り揃えて販売しています。

1年以内にやってみたいこととしては、プライベートブランド。自分たちでものを作ってマカロニユーザーに届けられたら嬉しいですね。

小久保:そうですね、メディアを基軸にリアルにも進出してみたい気持ちは昔からありました。イベント開催や商品開発、リアル店舗の経営まで、メディアを活用しながらどんどん展開していきたいと思っています。メディアがやってはいけないことはきっとないので、食の業界で僕らのブランドを広めていきたいですね。今はその下準備も進めています。

世古:あとは、食の経済圏として「マカロニ経済圏」みたいなものを作りたいと思っています。マカロニペイとかも正直やりたいですね。(笑) マカロニから生活者のインフラになり得るプラットフォームができたら、もっと愛されるサービスになると思うし、生活の中で必要とされるものづくりを目指していきたいですね。

長期的な目標としては、フードロス等の食料問題を解決したいと本気で考えています。最近話題のサステイナブルですが、うちでもそういった社会貢献に繋がる事業ができたらなって思います。


会社の雰囲気やカルチャーについて教えてください。

小久保:うちの会社ってみんなで作っていくみたいな文化がありますよね。アルバイトさんだからこの作業だけしといてみたいな感じはない。そこは結構自分の意思を持って仕事ができる環境だと思いますね。それと、後から入ってきた人が居づらいみたいな雰囲気は全くないですね。

世古:そう、あと役職関係なくフラットに話せるところですね。そもそも僕が代表に対して「よしゆき」って呼び捨てで呼んでる時点で、ファミリー企業みたいなところがあって、この特有の文化みたいなものが根付いていった感じですかね。

小久保:あだ名で呼び合ってるし、ほんとに最初は覚えるのが大変(笑) 前職だと役職名をつけて呼ぶのが普通だったもんなー。社長なんて会うこともなかったけど、この会社の社長は現場が大好きで、バリバリ働いてるからね。

世古:良くも悪くもね。(笑)


どんな人たちと一緒に働きたいですか?

小久保:基本は食が好きな人に入ってきて欲しいなって思っています。今後も食に関する事業を展開していくので、「食」という同じ軸で繋がっていたら色んなことにチャレンジできる場所になるのかなって。だから食に対して熱意を持っている人とは、ぜひ一緒に働きたいですね。

世古:好きだからこそ、出来ることってありますよね。興味がなくても仕事としてはできると思うけど、好きだとより企画力が増したり、アイデアを自分から情報収集してアウトプットもできる。そういう尖った強みがあるとやっぱり良いですよね。職種関係なく、食が好きであって欲しいです。


ー 最後に、ふたりが思う「食の魅力」について教えてください。

小久保:「食」の力って本当に凄いと思う。美味しいものがあるだけでみんな笑顔になれる。社内でも、料理家が動画用に作った料理を振る舞ってくれる時、メンバーみんなが笑顔になっていて。食には人と人とのコミニケーションを円滑にする力と、人の生活を幸せにするパワーがあるなと思ってます。

世古:そうだね!人と人の間には食があると思ってます。例えば、音楽って海外の人とも接触できる共通言語みたいなものだと思うけど、食もそれと同じで、垣根を超えられるものだと思います。だからこそ、「食」のビジネスを通じて世界中の笑顔をつくっていきたいと思っています。

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