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「美容整形は魔法じゃない」トリビューCEOが考えるサービスの提供価値とは

トリビューって?

トリビュー( https://tribeau.jp )は、美容整形の写真・口コミアプリです。経験者が投稿する術後の経過写真・体験談を探したり、ユーザー同士で悩み相談をすることもできます。


2017年10月のリリース後、SNSでの認知を中心にユーザー数・投稿数を拡大し急成長しています。特にこの2〜3ヶ月は成長角度が上がり、売上も立ちはじめています。


美容は心の健康

私は、健康に生きることと同じくらい、「美しく生きる」「生きたい姿で生きる」という心の健康が大事だと思っています。

外見という生まれ持ったものを、人は選べません。

スポーツや勉強、仕事など、努力をすれば自分の力で変えることができるし、性別だって変えられるように、外見を自分の努力で変えらることは当たり前だし、美容医療を正しく理解し、手段の一つとして検討する人を増やしていきたいと思っています。

美容整形してる人ってどれくらいいるの?

日本では年間120万〜130件の美容整形が行われており、1位中国(1000万件以上)、2位アメリカ(400万件)、3位ブラジル(250万件)に続く、世界4位の市場となっています。

世界で見ると、中国市場が急成長しているものの、日本の件数は、なんと、韓国より多いです。

整形と聞くと韓国のイメージが強いですが、日本は韓国より人口が多いため、件数で見ると日本の方が件数が多くなります。

ここでいう美容整形とは、いわゆるメスを使った外科手術と、プチ整形と呼ばれる注射や糸を使った施術、医療レーザーを指し、90%近くが女性です。その中でもやはり10〜30代の女性の施術が多く、20代女性の約10%が経験済みと言われています。

行ったことある方はわかるかもしれませんが、美容クリニックはいつでもめちゃくちゃ混んでいます。

欧米とアジアのトレンドの違い

よくアメリカに事例ないの?と聞かれますが、欧米にはあまりないです。(あるけど、ちょっと違う)

というのも美容整形というか、そもそもの美意識の方向性が違います。

アメリカなどでは、ボトックス注射(しわを無くす施術)や脂肪吸引が人気で、中国・韓国・日本では、目・鼻・輪郭の施術が人気です。

欧米はアンチエイジングのための施術、アジアは「可愛くなる」ための施術をします。

なので、アメリカのユーザーは30〜40代以上が多く、中国・韓国・日本のユーザーは10〜20代がメインになります。

サービスとしては中国・韓国に先行事例があるため、参考にしつつも日本マーケット向けにアレンジして作っています。

(参考) アメリカの「RealSelf」(左)と中国の「So Young」(右)の比較



美容整形における課題

①情報の非対称性

現在日本には、「美容整形といえば?」と言われて思い浮かぶ強いサービスはなく、ウェブ検索、SNS、口コミサイト、クリニックHP、ブログ、など様々なところに情報が散らばっています。

また、美容整形の施術は大変複雑で、例えば「目を二重にしたい!」と思っても、瞼の厚さや脂肪の多さ、蒙古襞の有無、希望の幅によって、施術方法が変わってきます。それぞれの施術方法にメリット・デメリットがあります。



加えて、複数の施術を組み合わせて行うことも多く、素人が完全に理解するまで情報を集めるのは想像を絶する大変さです。

②情報をシェアしたがらない

日本の文化ではまだまだ美容整形=良くないこととして捉えられることが多く、友達に黙って施術する人も多いです。

なので、いざ自分がやろうと思っても、誰にも聞けません。ドクターが言っていること、カウンセラーの言っていることを信じるしかなくなってしまいます。

最近ではツイッターに「整形垢」と呼ばれる、整形の情報収集用アカウントが急増しており、ここ1〜2年でかなりオープンにはなってきたと思いますが、中国・韓国に比べるとまだまだ情報がクローズドです。

③やり直しが効かない

特に外科手術で切ったり、削ったりしてしまうと、もう元には戻せません。

こちらは整形垢の方を対象に行ったツイッターアンケートの結果です。



手術したけど気に入らず修正したことがあるか?という質問に対して、「ないし気に入っている」と答えたのはなんと29%だけでした。

修正には膨大な費用が掛かり、元に戻れる確証もありません。それだけ負担も大きく、重大な決断なのです。

満足できない結果になる原因としては、ドクターの腕もありますが、カウンセリングの際にはっきり自分の意見を言えない、断れない、などコミュニケーションによるところも大きいです。

トリビューではみんなに質問できる機能があるのですが、「明日手術だけど、自分の希望を伝えられませんでした。どうしたらいいでしょうか、、?」という内容の質問を見かけることも少なくありません。

美容整形は魔法じゃない。だから、美容整形を科学したい。

トリビューは、「美容整形を成功させるNo.1プラットフォーム」を目指しています。

美容整形と聞くと、「楽をしている」「ずるい」「どんな顔にでもなれる」と思う方が少なくありません。

でも、美容整形は魔法ではありません。元々の骨格やパーツの配置があり、どんなに大きい手術をしても、叶えることができない変化もあります。

そして、決して楽なものではなく、とてつもなく怖くて、痛くて、不安になるものです。100万円以上掛けて手術をした結果、全く理想でない結果になることもあります。

そんなリスクを負ってまで、挑戦する人を全力で応援したいし、成功させたい。


私はトリビューに投稿された全投稿に目を通し、365日美容整形について考えています。

そんな中見えてきたのは、「成功する人」と「失敗する人」の違いです。

成功=本人が満足すること、として捉えていますが、「成功する人」はとてもロジカルです。

現状の姿と理想の姿に置ける差、どの程度の変化を求めるか、その手術をした人は実際どうなっているのか、どこまでリスクを許容できるかなど、しっかり考え、理解した上で手術に望んでいます。

また「かわいい」「綺麗」という極めて主観的な価値観を、どう伝えれば伝わるのかというコミュニケーション能力も求められます。

気合いが入っている人だと、カウンセリングの場にパワポで作った資料を持参することもあります。

トリビューでは、成功に必要な要素として①知る、②見つかる、③正しく伝えるの3つのステップが重要だと考えています。

この3ステップをクリアするため、現在は主に「経験者の体験談」「相談できるコミュニティ」「ドクターに伝えるためのコミュニケーションツール」を提供しています。



本当は内緒にしたいことをオープンにするコミュニティ

他のコミュニティと、美容整形のコミュニティが違うのは、ユーザーが「本当はシェアしたくない」と思っているところです。

美容整形したことをあえてオープンにしたい人はあまりいません。

だからこれまで信用できる情報がなく、よくわからないまま勢いで手術する、みたいなことが起こっていました。

「整形垢」の増加で情報がオープンになってきたとは言え、みなさんやっぱり苦労して得た情報を見ず知らずの人に教えたくないんです。

自分も昔誰にも教えてもらえなかったから苦労して調べた→だからあなたも自分で調べましょう、という負のループです。

プラットフォームとして、

トリビューでみんなに教えてもらった→わたしも共有しようと、情報をオープンにしていく好循環を生むことが必要です。

本当はシェアしたくないことをシェアしてもらうのはとても難易度が高く、そのためにコミュニティが必要で、ユーザーが情報を共有するとどんな良い体験があるのか、どういう感情を持ってもらえると良いのか、日々意識して開発しています。

痛々しさをカバーするデザイン

デザインの面では、ユーザーの9割が24歳以下の女性なので、女子の感性で「かわいいか」というのもすごく大事にしています。

他の写真投稿アプリとは違い、写真が盛れてるリア充な写真ではなく、血や傷跡のある写真が多いため、ポップな色味や表現を使うなど、痛々しい中でもユーザーのテンションが上がることを意識しています。




トリビューは2期目に入り、2回目の資金調達も終わり、一つの節目としてサービスの目指すところを改めて書かせていただきました。 No.1になるためにやらなくてはいけないこと、やりたいことが盛りだくさんで全然手が足りていません・・!!!

一緒にNO.1を目指してくれるビジネスサイド・開発メンバーを募集中!!

トリビューに関わるメンバーは、リクルート、ママリ、エウレカ、オプトなど出身で全員が20代です。学生でも年齢や経験は関係なく、まだメンバーも少ないので責任感持ってリードしていただける方大歓迎です!

アプリエンジニア(Swift,Kotlin)、WEBエンジニア(Rails,React)、デザイナー、マーケター、BizDev責任者、CS、ライターを募集しております!

メンバーは美容整形経験者も多く、自身の原体験からトリビューに関わってくれている人もいますが、「ユーザーの根本的な課題を解決し、人生に影響を与えることができるサービスを作りたい」という人にはフィットする環境だと思います。

オフィスが渋谷になるので、気軽にランチしていただける方はぜひご連絡いただけると嬉しいです!

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