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密着!インターン生の1日

 こんにちは。インターン2期生の近藤です。

 普段ベトナムで日本語のお手伝いをしていると言っていますが、具体的にはどんなことをしているの?と思うかもしれません。

そこで今回は、私たちインターンの仕事内容をお伝えしようと思います。

 まず、私たちはより多くのパートナー団体の生徒が、日本語能力検定に合格することを目指しています。日本語能力検定とは、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験として、国際交流基金と日本国際教育協会が1984年に開始したものです。現在では年間約70万人が受験していて、世界最大規模の日本語の試験となっています。レベルはN1からN5の5つのレベルがあり、N1が一番難易度が高いです。私たちは日本企業のインターンや技能実習生の受け入れ、ビザ代金などの経済的援助が期待できる、N4合格を目指しています。そのためにしていることがあります。

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①試験対策クラス

月曜から金曜日の午前中に行なっています。生徒たちのレベルは様々ですが、試験に受かりたい、日本に興味がある、インターンに行きたい子がほとんどなので、基本的には個人で何かテキストを持っています。そのテキストの答えあわせと説明を主にしています。日本でいう個別指導の塾に近いかと思います。しかしながら、ただ答えあわせ、質問に答えるという受け身の姿勢だけでなく、もっともっと多くの生徒が試験に受かるように、私たちで何かレベル、スキル別で共同でできるアクティビティを考えています。例えば、大学の一般授業で習った文型を復習し、それらを使って、一人一人が自分で文章を作って発表するなどです。まだまだ授業という大層なものではありませんが、インターン生にもできる形で構築していきます。 そして午後からはクラスの反省点と改善点を模索し、次のクラスの準備や、生徒個人の成績を記録、管理する時間に当てています。

こちらが主な仕事にはなりますが、その他にももちろんあります!

②日本語クラブ

こちらは会話を目的としたクラブで、週に1度開催しています。また、ここで日本や日本語に興味を持ってもらい、日本語能力検定を受けたい生徒を増やすという狙いもあります。内容は例えば、買い物に使える表現を学んだ後、こちらが提供した品物のカードを使って、実際に買い物をしてもらったり、かるたなどのゲーム、アニメを観て重要な表現を学ぶなど、楽しみながら日本語に触れてもらえるようにしています。実際に日本クラブから試験対策の授業に来てくれた子もいるので、嬉しく思います。

③一般クラス

パートナー大学では第二言語として英語か日本語を選ぶことが必須となっています。学部ごとに分けられたクラスで、時々大学講師のお手伝いもしています。例えば、テキストの会話部分を発音したり、発音の小テストをチェックしたりなどです。

④孤児院での日本語クラス

私たちTrellisは日本語支援だけでなく、英語支援もしており、そのパートナー団体に孤児院があります。そこでは、17歳までの様々な年齢の子供たちが共に暮らしています。彼らは18歳になるとその施設をでなければならないので、その時に困らないようにと、英語教育支援をしています。その中で、日本や日本のアニメに興味のある子が多く、日本語のニーズも高いことに気がつきました。来月より日本語のクラスも開講することとなり、準備をしております。

 いかがだったでしょうか?

Trellisはまだまだ小さな団体で、組織として、活動内容として、未完成な部分もありますが、少しずつ活動の幅と質を高めてきています。

今回で、日本語のお手伝いをどんな人を対象に?どんな風に?ということを少しでもイメージしていただければ幸いです。

また、もし興味をもってくださったのなら、1度お話を聞きに来てくださいね!

それではまた!

NPO法人Trellisでは一緒に働く仲間を募集しています
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