スタートアップベンチャーで上場するまでにエンジニアチームで起きたこと
スタートアップベンチャーが立ち上がって、世の中にサービスを広めていく過程で、
一つのマイルスートンとして、IPO(株式上場)があると思います。
私が入社した時(2012年)に、社員数は6人でした。エンジニアチームはその時点で3人でした。
昨年(2017年4月)に東証マザーズへ上場をいたしました。
そして現在(2018年5月)は、
社内に21人
ベトナムのラボに10人
総勢30人を越えました。この過程でエンジニアチームが経験したあれこれを振り返ってみようと思います。
すべてのエンジニアチームへ
マネジメントする立場の方へ
立ち上げフェーズの経営者さまへ
立ち上げフェーズ
サービス立ち上げ当初のエンジニアチームで優先されるべきことは
課題解決のスピード感
課題は起きることを前提として、課題解決においては、ピンチはチャンス。という口癖を元に、マーケティングフィットをはかっていくフェーズ。正直このフェーズを乗り越えるために必要なのは、気合いと根性でした。
お客様が増えていく過程で、日々起きる課題に、最短距離で、課題解決をしていく。
目の前の課題に適切に対処ができなければ、サービスが軌道に乗る前に衰退することとなります。
そして、少ない人数でやっているからこそ、皆で力を一つに課題解決をしていく必要があります。
ですが、この頃私とどうも相性が悪かったメンバーがいて、開発チームの中でチームを分けて開発をしていた時期がありました。
チーム改善
チーム売り上げ
といった構成でした。
今はこのチームは残っていないので、言わずもがな、開発チーム全体が一致団結して、課題解決に迎える状態を作ることの方が、未来に良い結果を作るという反省ができました。
出口の見えない真っ暗なトンネル状態
サービスが軌道に乗ると、エンジニアチームの成長を超えるスピードで、サービスが成長していくタイミングがあります。
このタイミングで、
課題は、減らない。
リリースすればバグが起きる。
メンテナンスの工数が膨大。
やってもやっても終わらない
まるで
出口の見えない真っ暗なトンネル状態。
このタイミングで、創業メンバーでありCTOだったメンバーが独立し
エンジニアチームは戦力不足に陥りました。
技術で先手を打てず、一向に課題解決に先手を打てない状態がつづきました。
テモナでは救世主が来て、このフェーズをクリアしました。
このタイミングで現取締役CTO中野がJOINしました。
一手先を見ながら、品質の改善、効率化などいろんな業務にテコ入れをする過程で、エンジニアチームが育っていくのがわかりました。
弊社の課題解決の糸口は、CTOを迎え入れるという解決策でしたが、
技術顧問
業務委託
お友達??
私の解釈だと上記のいづれかの選択肢でも、解決ができると思います。
人材の採用のスピードが上がる(仕組み化フェーズ)
開発チームを強化するために、採用の強化をしていくフェーズです。
テモナでうまく行ったのが
新卒採用
オフショアラボ開発
の2軸でした。
これはどれがうまくいくか、会社の考えや文化にもよります。
他の選択肢では、リファーラル採用で拡大していく開発チームもあれば、資金調達によって、動かせるお金が多い場合には、中途採用で、一気にブーストできる場合もあるでしょう。
弊社の場合には、理念を重視してメンバーを集めよう。と考え、新卒採用を初期の段階から着手しておりました。
結果として新卒で入ったメンバーが会社の中核を担っていく状態を構築することができました。
会社、チームの数、歴史がある。ドラマがある。
「このフェーズ、違う会社では私も経験しているけど、テモナのこの壁を超えられるのは高橋くんしか居ないんやで」by 技術顧問 大場光一郎氏
課題に当たるたびに、学ぶことは多かった。
会社の数、ドラマがある。
RPGだったら、エンジニアチームの数、トップタイトルができる。
今、会社50人の壁、チーム30人の壁
今、会社が50人、チームは30人という規模になった。
少し調べたところ、いろんな課題で50人の壁は発生するようだが、一つのキーワードとして
社長が文化を作る→社員が文化を作る
に変わってくるようだ。
TemonaTechNight(エンジニア勉強会)を毎月開催したり
開発合宿に行ったり
AI/ディープラーニング部を作ったり
これからも、エンジニアチーム発信で、会社を作っていく。