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ワーキングアグリーメントの真の目的は自由な社風の維持。みんなで規律を定めることが“らしさ”を守る

アジャイル開発でよく導入される「ワーキングアグリーメント」。チーム全員の合意のもと決めたルールやビジョンのことで、自律したチームを目指すための取り組みです。

今回は、一部のチームで既に活用されていたワーキングアグリーメントを全社的に作ることにした経緯やそこに込めた想いについて、中心的に携わった3人に話を聞きました。

目次

  1. プロフィール
  2. 効果を実感し、全社的にワーキングアグリーメントの導入を提案
  3. みんなの意見をすり合わせ、ひとつひとつ決めていった
  4. ワーキングアグリーメントに込めた想い
  5. 自由を守るためにも、ワーキングアグリーメントが重要

プロフィール

中尾 達也 / Tatsuya Nakao
株式会社タンバリン
代表取締役CEO

デジタルプロダクションの老舗・株式会社TAMのテクニカルディレクターを経て、2015年9月に株式会社タンバリンを設立。SalesforceやHerokuなどのクラウドプラットフォームを活用した、コンシューマ向けWebサービスの開発やマーケティングオートメーションの導入を多数手掛ける。
Twitter @tamb_nakao
山崎 加奈子 / Kanako Yamazaki
株式会社タンバリン
クラウドインテグレーション1部 開発チーム2 サブマネージャー

SIerからキャリアをスタート。R&DプロジェクトにてCRM/SFAパッケージの企画から開発に参画。セールスエンジニア・導入保守を経験後、制作会社のWebディレクター・SEを経てタンバリンへ。Commerce CloudやPardotといったクラウドプロダクトを主とした提案、運用保守のディレクションを務める。
Wantedly
中川 璃佳 / Rika Nakagawa
株式会社タンバリン
クラウドインテグレーション1部 開発チーム2 テクニカルディレクター

大阪教育大学大学院卒業後、美術系企業の営業職へ。2017年9月、タンバリンへディレクターとしてジョイン。案件に上流から関わり、企業の課題解決に尽力。マーケティングやCRM(顧客との関係構築)分野におけるコンテンツ設計やカスタマーサクセスの仕組みづくり、マーケティング・コンテンツ運用の定着化支援を得意とする。2020年10月、Salesforce 認定Pardotスペシャリスト取得。
Wantedly , Facebook


効果を実感し、全社的にワーキングアグリーメントの導入を提案

――まずワーキングアグリーメントを作ろうと思った背景を教えてください。

山崎:大前提としてお伝えしたいのは「今回決めたワーキングアグリーメントは、本来含むべきビジョンやカルチャーを外している」ということ。業務を円滑に進めるためのルールを中心に取り急ぎ作りました。

でも決して、みんなをルールでガチガチに縛りたいからではありません。いまの自由な社風を維持し、仕事をしやすくしていきたいからこそ基本の部分を明文化しよう、と考えたのです。

きっかけは2019年の秋から約1年間開発に携わり、今も運用している大型プロジェクト。ここでスクラムマスターがアジャイル開発の一環としてワーキングアグリーメントを取り入れたんです。

そうしたらプロジェクトが円滑に進むようになって、すごくいいな、と。なので全社的に導入するといいのではないかと考えるようになりました。

中尾:あれはいい体験でしたよね。大型プロジェクトはどうしても目的やゴールが曖昧になりがち。なので最初に決めたワーキングアグリーメントも「仲良くやろう」「何でも言い合おう」など柔らかいものからでした。

自分たちがクライアントに何を提供するかが明確になるたびに、少しずつ高度な項目を設定していきました。

山崎:また2021年4月に入社する新卒メンバー7名のためにも、という思いもあります。

私はタンバリンで3社目なのですが、新卒で入社した会社のルールや姿勢が現在も、ものさしのような基準や指針になっていると実感しています。

つまりタンバリンの“今”が、数年後の彼らに大きな影響を与えるのです。

数年後に「この場所(タンバリン)での体験が良かった」「だから今、クライアントと尊敬しあって仕事ができている」と思ってもらうためには、ワーキングアグリーメントというカタチで自分たちの姿勢を見せるのが手っ取り早いのではないかと考えました。

となると、彼らが入社する前の3月中には決めてしまいたい。さっそく会社側に提案したところ、社内の課題を有志メンバーで話し合う「改善ワーキンググループ」で推進していくことが決定し、中川さんも誘いました。

▲開発チーム2 サブマネージャー 山崎


みんなの意見をすり合わせ、ひとつひとつ決めていった

――どのようにワーキングアグリーメントの項目を決めていったのですか?

山崎:いきなり全部決めるには時間的な猶予もなかったため、前述の通り最小限の要素に絞って業務上のルールだけを決めました。

改善ワーキンググループMTGで話し合う前にTrelloの中にリストを作り「●日に話し合うので、それまでに入れたいと思うルールを入れておいてね」と全社的にアナウンス。当日はそのリストをもとに、ひとつひとつ精査していきました。

中尾:概ねすごくいいMTGでしたよね。ワーキングアグリーメントを考えることに慣れているメンバーと不慣れなメンバーの温度差は多少あったものの、誰もが率直に意見を交わしていました。

山崎:そうですね。一方で、個人の想いが強い故にビジョン的なものが入ってしまうこともありました。そこは事前に「今回はルールのみ決める」ことを周知しきれなかった自分たちの反省ですね。

中川:なので今回のワーキングアグリーメントを決める上での概念を、みんなに説明するところから始めました。

その上で、ひとつひとつのルールに対して、なぜ入れないのか、入れるべきなのか、みんなの意見をすり合わせながら進めました。

▲テクニカルディレクター 中川

山崎:でもその分、満足のいく内容になりましたよね。あと出てきたルールを見て思ったのは「みんな同じようなことを考えているんだな」ということ。それはちょっと嬉しかった部分かもしれません(笑)。

そして決定したワーキングアグリーメントは、中尾さんから全体MTGで周知してもらいました。あくまで最小限の内容で今後どんどんブラッシュアップしていく予定ですが、“走り出した”というのが何よりの収穫ですね。


ワーキングアグリーメントに込めた想い

――今回定めたワーキングアグリーメントで、特にタンバリンらしいと思う項目はありますか?そこに込めた想いを教えてください。

ミーティングの開始・終了時間を守る(1分前行動)
 ・MTG続きの方も1分前を意識できるように、5分前終了を心がける
 ・ミーティング開始時刻になったら待たずに始める

山崎:これを確約できたのはすごく大きいと思っています。

恥ずかしながら、昨秋ごろは遅刻してしまう人がいたんです。もちろん理由もなく遅刻していたわけではないのですが、それでも自分が忙しい時はモヤモヤしてしまうもの。確約することで気持ちよくMTGできるようになりました。

ミーティングは原則10:00〜19:00の間に行う
 ・上記以外の場合はきちんとメンバーで合意を取る

山崎:これも明文化できて良かった項目です。タンバリンはフレックスタイム制なので、稼働時間が人によって異なります。それもあって夜間にMTGを実施していることもありました。

けれどそれぞれ家庭や生活もあります。基本的にこの時間に収めようという意識が、各々のプライベートを守ることに繋がると思うんです。

中川:上下関係の円滑化にも繋がっていると思いますね。例えば年上のPMが「20時にMTGする」と言うことがあった場合、若手はNOと言いづらい。そこをワーキングアグリーメントでルール化していれば大丈夫ですよね。

これにより一緒に働くメンバー同士の関係が、よりフラットになるのではないでしょうか。

中尾:もうひとつ、リモートワークになった影響もあると思います。

通勤時間がなくて楽になったと同時に、無限に仕事ができてしまう側面もあります。そこでMTG可能な時間に制約をかけることが「働きすぎちゃダメ」というストッパーにもなりますよね。

ワグリーを守れてないときは、そっとこのワグリー記事のURLを差し出す
「罪を憎んで、人を憎まず」

中川:これはワーキングアグリーメントの取り扱いについて掲げたもの。一番気に入っているので、入れてもらえて嬉しかったです。

あるプロジェクトが難航して私自身も困惑しながらどうにか進めていた時、初歩的なことが守られていないと、プロジェクトをハンドリングする側として負荷が高くなってしまい、モヤモヤしてしまっていたのですが、それは違うなと思って。

相手にも何か事情があったはずだし、もしワーキングアグリーメントで定めていたら、みんな守っていたはず。守れないなら理由を事前に伝えてくれたはず。できなかったことはよくないけれど、人を憎んだらダメだなと思いました。

中尾:僕もこれは大好き。タンバリンらしいですよね。メンバーは基本いい人ばかりだけど、条件が重なることで人に迷惑をかけてしまうこともあります。それで憎み合うのはちょっと違うよね、ということです。

▲代表 中尾


自由を守るためにも、ワーキングアグリーメントが重要

――今回のワーキングアグリーメントを、3月のミニ全社総会のワークショップで改めて全メンバーでディスカッションする予定ですね。

中尾:そうですね。その前段として、僕から「各チームごとのワーキングアグリーメントを決めてほしい」と2月上旬にアナウンスしました。

ものづくりをする上で大事なこと、チームとして大事なこと、目標にしたいことを話し合い、自分たちの想いをのせたワーキングアグリーメントを定めてほしいですね。

3月のミニ全社総会でそれらを眺めたらきっと見えてくるものがあると思うんですよ。

先ほど山崎さんが言っていたように「みんな同じようなことを考えている」ことも多いと思うので、それをシンプルに言語化して落とし込めたらいいのかなと思っています。

――今後、ワーキングアグリーメントがどのような存在になったらいいと考えていますか?

山崎:社会人経験のない新卒メンバーは、最初こそひとつひとつの項目が理解しきれないかもしれません。けれど仕事をしていくうちに分かってくると思うので、それでいいと思っています。

私たちが先輩として自分たちが大事にしていることを言語化し、方位磁石のように進みたい方向を示すことで、自然と同じ方向を見られるようになったらいいですね。

そのうちに、例えば同じ”成長する”でも、お客様の成功のために成長するのと、自分自身のために成長するのは少し違うことに気付くでしょう。仕事をする上での心構えも、自然と身に付いていくはずです。

中川:ワーキングアグリーメントは社外に公表するものではありませんが、同じIT業界の方やクライアントワークをする方が見た時に「そう、それが大事なんだよね。言語化していて格好いい!」と言ってもらえるな内容になっているといいですね。

山崎:ワーキングアグリーメントを知らないお客様にも「タンバリンってチームを大事にするよね」と、自分たちが大切にしていることが伝わっていたら最高です。

中尾:加えて、みんなが立ち戻る場所になったら良いですよね。楽しく仕事をする上でルールも自由も大事ですが、そのバランスを取るのは難しい。

最低限守るべきルールだけ決め、それ以外は遠慮するなという絶妙なバランスを探りたいと思っています。

タンバリンがみんなにとってかけがえのない仕事場になるために、最低限守るのがワーキングアグリーメントです。そういう認識で、いつでも立ち返ってほしいですね。


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