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【日産×DyDo×助太刀】大企業×ベンチャーでBizdev大塚が仕掛ける建設業界のブランディング

こんにちは。助太刀で人事を担当しています繁田です。

助太刀は、「建設現場を魅力ある職場に」をミッションに掲げ、現場で働く職人さんにフォーカスした取り組みを行っています。年明けに実施した「ドラム缶コーヒー差し入れキャラバン」プロジェクトもこの取り組みの一つです。

「ドラム缶コーヒー差し入れキャラバン」プロジェクトは、寒い冬に現場で戦うプロフェッショナルを応援したい
 日産自動車×ダイドー×助太刀の3社が共同で取り組んだイベントです。

  この冬、「助太刀」アプリで募集した職人さんと共に、
  熱々の「ダイドーブレンド 缶コーヒー」を
  日産「キャラバン」で現場に届けて回る、そんなことをしていました。

今回は、大企業を巻き込みながらプロジェクトを主導した大塚にインタビューをしました。

創業期からいる大塚からみた助太刀、プロジェクトのきっかけや大変だったこと、反響について聞きましたので、ぜひ最後までお読みください。

プロジェクト特設サイト
プロジェクトムービー

大塚 裕太 経営戦略グループ ディレクター
立教大学/経済学部 卒
2016年4月 株式会社みずほ銀行に入行。五反田支店で法人営業・スタートアップ支援を担当。
2018年3月「助太刀」に参画。

まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

大塚 裕太と申します。大学卒業後、新卒でみずほ銀行に入社、五反田支店で2年間ほど新規開拓営業・ベンチャー企業の支援を担当しました。2年目には転職を決意し、2018年の2月に助太刀に入社です。
助太刀では、経営戦略グループに所属して、主に新規事業開発や資金調達に関わっています。

助太刀に入社した経緯について教えてください。

就活時から漠然と将来は起業したい、もしくは創業期のベンチャー企業で働きたいと思っていました。
ただ、当時は知識が全く無かったので、まずは自分のやりたい事を探す為に沢山の経営者や広い世界に触れられる仕事が良いと考えて銀行に入社しました。

銀行では2~3年でキャリアパスを決めて、自分のやりたい事に人生をベットしようと思っていました。

幸運なことに、五反田支店に配属されたので、多くのスタートアップに出会えました。
当時の五反田はスタートアップが多数オフィスを構える五反田バレーと呼ばれていましたし、日々スタートアップの経営者と相対する中では、はやる気持ちが抑えきれなくなってました。笑

スタートアップのどこに惹かれたんですか。

自分と同世代の方々が、世の中を変えようと情熱を燃やして姿ですね。
彼ら彼女らが、アツく働いているところを目の当たりにして、強く刺激されました。
こういう場所で私も挑戦してみたいなと。

それに、リスクテイクは若いうちしかない、なるべく早く大きなチャレンジをしたいと思っていました。

ー 助太刀はいつ知ったんですか。

2017年12月のTechCrunchのピッチコンテストです。助太刀が準グランプリを獲得したときですね。
代表の我妻のプレゼンを見たときに、これだ! と思い、すぐTwitterで我妻にDMを送ってました。笑
助太刀がオフィスを借りたのが2017年の7月だったので創業から半年も経っていないタイミングでしたね。

ー 普通、社会人二年目で創業半年の会社に入社するって怖くないですか?

周囲からはいろいろ心配されましたね。
ただ私自身は反対に The Startup な状況にかなり惹かれました。

個人的な価値観ですが普通に裕福に暮らす事より、世の中になるべく大きな影響を与えられる人間になることへ憧れを感じ、そこに人生をかけてチャレンジをしたいとずっと思っていました。
仮に失敗したとしても、人生を賭けた経験は非常に価値があると思いますし、その経験から得られるリターンを考えると、目の前の給料や大手企業のブランドよりも、何にも代えがたいチャンスと感じました。

あとは、端的にビジネスチャンスを感じました。

建設業界という非常に大きな市場で「人手不足」をはじめとした明確なペインがいくつも存在しています。これらを解決できれば、世の中を大きく変えられると感じました。

ー 大塚さんはいつも楽しそう、というか前向きに仕事をしてますね。

瞬間瞬間ではけっこう大変だなぁと感じることも多いですが、自分が携わったプロジェクトが成功したときは、非常に大きなやりがいを感じます。

今回の「ドラム缶コーヒー差し入れキャラバン」プロジェクトは、日産様、ダイドードリンコ様に加えて広告会社・協力会社など多くの企業・担当者が連携して動くプロジェクトです。見栄えこそ良いですが、実務では多大な時間がかかりますし、大量の調整業務に忙殺されます。

泥臭い仕事なのですが、結果的にアウトプットが世の中に配信でき、多くの反響を頂いたので大きな喜びと達成感を感じています。

建設現場に対する既存の認知を変えていきたい。

ー 助太刀はBizdev(経営戦略グループ)が広報を持ってますよね。

まだまだ組織が小さいこともありますが、スタートアップの広報はとても重要です。実際、建設業界を大きく変えるというビジョンの実現には、広報によるアプローチが不可欠だと思っています。

少し業界の話をすると、建設業界は日本だけでも500万人が働く非常に大きな市場で、日々沢山の建物が建てられています。世の中には素晴らしい建築物がたくさんありますが、その1つ1つを作っているのは現場の職人さんたちです。また、国のインフラや人の生活を支えるという意味でも非常に魅力的な仕事です。

ですが、一般的には3K(きつい、汚い、危険)というイメージを持たれることもあり、誰もが憧れるような職業とは言えないのが現状です。

人手不足、職人さんの高齢化など、業界の課題を根本的に解決するためには建設現場の既存の認知を変える、そうしたアプローチが必要だと思っています。

建設業の魅力を世の中に発信しすることで、「稼げる」とか「かっこいい」といった人が羨む業界へイメージごと変えていきたいと考えています。これを実現するには建設業界をブランディングする必要があって、その手段として我々助太刀が目指す世界観やその取り組みを世の中に発信しています。

ー 今回の企画はどういう経緯で始まっていったんですか。

一般的に建設事業者はWeb等でのリーチが難しいとされていますが、助太刀は13万以上の事業者が登録をしていて、日々使っているということが強みだと考えています。

一方で、サービスの認知度や信頼感などは課題となっていました。今まで世の中になかったサービスなので、実際に「便利そうだけどアプリで取引先探しなんて本当に大丈夫なの??」と感じている事業者の方も多くいらっしゃったと思います。

そこで、ブランドバリューのある大企業と組むことがサービスの信頼感醸成に繋がると考え、アプリ内広告を切り口にいくつかのお会社様へ提案をさせていただきました。その中の二社が今回の日産様とダイドードリンコ様です。

日産様、ダイドードリンコ様にとって職人さんはもっとも大切なお客様の一つで、助太刀がスタートしたばかりの何もない時から弊社の目指すビジョンに共感していただき、ずっと応援をしてくださっていて、本当に感謝しています。

ディスカッションの中でテーマとなったのが、各社が持つ強み(大企業のブランド力、助太刀の建設業リーチ力)を掛け合わせ、いかに日本の建設業界を盛り上げながら、各社のブランドの発展につなげられるか、ということでした。

アプリ内で訴求できることにとどまらず、直接現場で働く方々を応援する施策を考えていく中で、出てきたアイデアの一つが「ドラム缶コーヒー差し入れキャラバン」プロジェクトでした。

単に缶コーヒーを配るだけじゃなくて、どデカいドラム缶にコーヒーを入れようとか、渋谷のあの現場に乗り込もうとか、いい歳をした大人たちなのですが、会議室でめちゃくちゃ盛り上がった瞬間です。笑

今回のプロジェクトで、1番大変だったことは?

大企業との共同プロジェクトと聞くと一見とても華やかな感じがしますが、実際は非常に泥臭い調整が主な業務となります。非常に多くの関係者との調整が必要であったのでとても大変でしたね。笑

必要なのは日産様、ダイドードリンコ様、助太刀の3社間の調整だけではありません。

缶コーヒーを配りに行く現場を1つ確保するだけでも、ゼネコンへの依頼はもちろん、施主への許可の取得など複雑な調整が必要となり、決められた短い時間内にコーヒを配る調整が必要でした。加えて、実際に缶コーヒーを配っていただく職人さんを集めるにも1人1人調整が必要で、多方面のバランスをさせる難しさがありました。

さらに、プロジェクトを行う3社間の調整、現場との調整が済んだら、今度はそれを世の中へ発信すべく各メディアとの調整が発生します。改めて、本当に多くの方々に支えられて成り立っているプロジェクトだったなと実感します。

ー その分反響も大きかったですよね。

非常に多くの反響を頂きました。
Yahoo!ニュースや業界新聞など様々なメディアにも掲載され、多くの方がSNSで拡散してくれました。

後半ではTV取材の可能性もあったのですが、コロナ騒動が始まってきたタイミングだったのでプロジェクト自体自粛しなければいけない状況になってしまったのは少し残念でした。

ですが、プロジェクト後に助太刀のアプリ内で行ったアンケート調査では、ほとんどの方がプロジェクトに対し非常に高い評価をしてくださいました。さらに多くのユーザー様から応援メッセージも頂きました。

このプロジェクトを機会に、日産キャラバンの購入を決めてくださった方も何人かいたようで、プロジェクトの成果を感じました。大変なこともありましたが、今年仕事をしていて1番嬉しい出来事になりました。

また個人的には、このプロジェクトを通じてでゼネコンの現場に行けたり、ニッポン放送のラジオ番組とのコラボができたり、ちゃっかりラジオ出演しちゃったり。。なんてことがあったのも良い思いにもなりました。

ありがとうございます。最後に、読者の方々にメッセージをお願いします。

我々が今回のような、大企業とのプロジェクトや提携が実現できる一番の理由は助太刀の事業が多くの方から共感されやすい事業だからだと思っています。

これは我妻がよく言っていることなんですが、「建設業界という超巨大な産業で人手不足をはじめとした社会的に大きな課題解決に挑んでいて、もしそこを変えることが出来れば、絶対に社会を変えることができる。そして、建設業がない国はない。だから世界を変えることになる。」そこに挑んでいる数少ない会社であるため、そんな我々に共感してくれる方々が多いのではないかと考えております。

スタートアップのビジネスモデルやその必要性は、世の中に理解されないことが多いのかなと勝手に思っていましたが、助太刀の場合は毎回事業プレゼンをするたびに、「これが実現したら社会を変えるサービスになる、応援してます!」と共感をしてもらえます。

社会を変える、世の中を変えるということをビジョンやミッションとして掲げている会社はたくさんありますが、このように応援してもらいやすい会社であることは、事業を進める上で大きなアドバンテージとなっていますし、助太刀で働く醍醐味だと感じています。

色々な方から応援をしていただきながら、巨大産業の社会的な課題解決に本気で取り組める環境はとても楽しいです。

まだまだ助太刀は初期フェーズのスタートアップですので一人一人に与えられる裁量と責任は大きく、自分次第でどんな経験でもできる環境です。

社会をそして世界を変えるサービスを作るためにまだまだ仲間を募集しています。たった一度の人生です。思い切り大きな夢を見て情熱を注いで見ませんか?


【プロジェクト概要】

アツアツの「ダイドーブレンド デミタスブラック」、「ダイドーブレンド デミタス微糖」が入ったドラム缶コーヒーを、プロジェクト特設サイトの抽選で当選した関東1都6県の複数の建設現場に、差し入れを行う企画です。
お届けの際には、「差し入れ人員」として起用し「助太刀」アプリで募集した職人さんが、差し入れ専用車両となる日産「キャラバン」で皆さまの「現場」にお届けして回りました。
特設サイト
プロジェクトムービー

【ニッポン放送「DAYS」とコラボレーションして俳優の原田 龍二さんにご出演いただきました】

本キャンペーンでは、ニッポン放送のラジオ番組「DAYS」の企画お仕事応援DAYS ~工事現場編 ~とコラボレーションし、同番組のパーソナリティを務める原田 龍二さんにご出演いただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
大塚のコメントにもあるとおり、助太刀は今後も、助太刀アプリのみならず、
様々なチャネルを活用し、日本を支える職人さんを応援、サポートする取り組みを展開していきます。

株式会社助太刀では一緒に働く仲間を募集しています
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