1
/
5

OKRで全員の目標を共有! 働くことを通じて、達成を感じ、成長してもらいたい。

株式会社ニットでは、会社とメンバーがアライアンスの関係を築くことで、個人も企業も成長・拡大していくことを目指しています。

そのために、どんな形で目標設定や評価をしているのか、人事担当者の宇治川紗由里さんに聞いてみました。

■ニットでは、どのような形で全体の目標設定をしていますか?

2019年1月からOKRを導入しました。
OKRとは、Objectives and Key Results(目標と主な成果)の略で、達成する目標(Objectives)に対して、各部門や個人の主な成果(Key Results)を設定することで、チームや個人の目標を明確化する目標管理のフレームワークです。

今までは、メンバーそれぞれがんばっているけど、
「本当に会社の目標にリンクしてるのかな」
「みんな同じ方向に向かっているのかな」
という疑問もあり、OKRを導入することにしました。

OKRを導入することで、会社の目標と個人の目標をリンクさせ、みんなが同じ方向に向かって走れる体制を目指しています。

ニットのビジョンは「未来を自分で選択できる社会をつくる」という、壮大なもの。だから、OKRでみんなが向かう方向を合わせないと、力が分散しがちなんです。

■個々の目標はどのように決めていますか?

半期に一度、メンバーのミッションをすり合わせます。会社として期待するミッションを伝え、それに応えられるのか、ライフステージに変化はないか、個人のビジョンとリンクしているかなどを確認します。

仕事とくらしをどう融合していくのかは、メンバーによって異なります。
たとえば、育児と仕事の両立の仕方。子どもと過ごす時間を優先して、ミッションを軽減するパターンもありますが、生産性を上げて同じミッションを担いながら育児をしたいという希望もあります。

フルコミット≠フルタイムだと思います。
長時間働いているからといって、成果が高いわけでもないし、短時間でもミッションを果たし、高い成果を上げるメンバーもいます。

ミッションが定まったところで、今度は半期の目標を決めます。
まず全社のOKRを定め、全社OKRを達成するために各セクションのOKRを上長とすり合わせます。
今は、各セクション=個人、上長=社長なので、とてもシンプルな組織です。

個人のOKRが定まったら、あとは突っ走るのみ。2週間に1度の上長との1on1ミーティングで、OKR達成に向けて現状を確認し、戦略を立て、トライしていく。そうやって日々、各メンバーが目標に向かってアクセル全開で奮闘しています。

■目標に対する評価は、どのように?

がんばっている姿勢ではなく、あくまでも目標を達成することができたか、「結果を出すことができたか」で評価します。だからプロフェッショナルとして、自分がやるべきことは何かを見いだし、結果を出すための手段を考えて主体的に実行することが求められますね。

■報酬についても、交渉できるんですか?

交渉することはできます。ですが私も含めて、会社と対等に交渉するって、まだまだ練習が必要だな、と感じます。
自分のミッションを理解し、プロフェッショナルとして結果を出して、自分の価値を正しく認識するって、簡単ではないですよね。

もちろん、会社側も、適性にメンバーのパフォーマンスを評価するのは、難しいです。だからこそ、会社もメンバーも、アライアンスの関係を築くために、相互理解を深め、信頼関係を強固にしていく必要があると感じています。

会社とメンバーがどこまで本音で、本気で話し合えるか。どちらかが遠慮していたり何かを隠していたりすると、アライアンスの関係は築けないし、信頼関係はできません。そこがすごく大事だと思います。

ニットの人事制度は導入したばかり。メンバーの市場価値を高めていくためにも、社内ばかりに目を向けていてはいけないな、と感じています。

■自分の価値、メンバーの価値を高めるためにしていることはありますか?

社外の人との接点を、積極的につくるように心がけています。

リモートワークで在宅で仕事をしていると、社外に目が向かなくなりやすいので、他社の人事担当者が何を考えているのか、どんな取り組みをしているのか、それに対して自分はどれくらいやれているのかとかいうことを、常に意識するようにしています。私は現在エルサレムに住んでいて、海外に住みながら社外の人との接点をつくっていくのはなかなか難しいですが、チャレンジしがいはあります。

ニットで働くメンバーが社内だけでなく、市場で求められる人材、価値が高い人材となるのが、ニットの人事が目指す世界です。

【インタビュー後記】
宇治川さんが話しているように、ニットのビジョンは「未来を自分で選択できる社会をつくる」という、主語が大きいもの。だからこそ、会社とメンバーの目標だけでなく「価値観」もそろえていくことが、特に重要になってくるのではないかと思います。

ニットでは半年に1回、メンバー全員で合宿をしているそうです。これによってさらに「価値観」をそろえて、メンバーの力を同じ目標に集中させているのではないでしょうか。

HELP YOU ライター:小笠原綾子

株式会社ニットでは一緒に働く仲間を募集しています
1 いいね!
1 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社ニットからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?