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まるで趣味を楽しむように働きたい。自分が楽しく働けば、人にもきっと「楽しさ」を提供できると信じているから。

【社員紹介#14】法人営業 十河貴行

こんにちは!ブランディング&マーケティング担当の小坂です。

職場に“明日から使える、スキル研修”をお届けする法人向けサービス『オフィスク』。現在、そのオフィスクで企業と講師をつなぐ役割を担っているのが、法人営業の十河貴行です。

東京大学経済学部を卒業後、リンクアンドモチベーションに入社。その後の転職先ではCEOやCMOなどに就任、起業も経験している華やかな経歴の持ち主ですが、よくよく聞いてみるとすべてが順調に運んだわけではないようです。

そんな十河にこれまでの歩みや現在の業務、副業、「自由に生きる」ことへの思いなど、幅広い質問に答えてもらいました。

「好きを仕事にする」人は強い

―十河さんといえば“東大卒のエリート”というワードがまず思い浮かぶのですが、どんな学生時代を過ごしていたんですか?

エリートでもなんでもないです。東大卒でもピンキリで、私はキリです。胸を張って言えることではないですが、学校にはあんまり行っていなかったですね(笑)。「いつか社長になりたい」という漠然とした思いから経済学部へと進んだのですが、実際は自分のやりたい勉強も何なのかよくわかってなくて。

当時を振り返っても特段意識の高い学生ではなかったです。企業でインターンをする同級生が多い中、遊んだり、アルバイトに明け暮れたりしていました。色々やりましたが、一番楽しかったアルバイトはスターバックスですね。

とはいえ、単位が足りなくなって留年して、せっかく内定していた外資系コンサルへの入社を取り消された時は「ツケが回って来た」とちょっと後悔しました。

―スターバックスって“ブランドや製品を愛している人”が働いているイメージがありますが、十河さんも好きなブランドに関わりたいという気持ちでアルバイトをしていたんですか?

私自身は特にそういうわけでもなかったのですが、熱量が高く働いているスタッフは非常に多かったですね。それは、思いがけない留年を経て入社したリンクアンドモチベーションも同じでした。

同社の当時の採用倍率は500倍とも言われていました。志を持って入社して、さらに業務経験を積みながら努力を怠らない同僚ばかり。「好きを仕事にしている人」の強さを感じたと同時に、そんなに仕事への情熱を持っていなかった自分への危機感を持たざるを得ませんでした。

かといって、仕事がつまらなかったということは全然なくて。むしろ、非常に優秀な上司や同僚との出会いには感謝しています。在職中、人事制度設計からブランドコンサルティングへと部署異動も経験したんですが、その時々で出会う上司もすごかった。顧客の本質的な課題に向き合って解決策をスピーディに提示するさまを、横で見ているのは大変勉強になりました。

尊敬する上司が会社を辞めることを聞き、同じくらいのタイミングで自分も退職しました。

起業して廃業、再びサラリーマンへ。CEO、CMO、採用担当などさまざまな職務を経験

―リンクアンドモチベーション退職後は、起業したと聞きました。上司についていった訳ではなかったんですね。

正直なところ、ついていく情熱もなければ自信もなかったです。かといって企業勤めを続ける気もなかったので、自分で事業を始めることにしたんです。

自営業としてはいくつかの事業に挑戦しました。オンラインクーポンを発行するサービスを立ち上げて不発に終わったり(笑)、フランチャイズの学習塾を運営してみたり。

学習塾の方は生徒一人ひとりに向き合う個別指導型だったので、彼らの成長をダイレクトに感じることができてやりがいもあったのですが、なかなかビジネスとしては将来像が描きにくくて。結局2年で辞めて、企業勤めに戻りました。

―経営者からサラリーマンに戻るのって、いろんな意味でハードルが高そうですが……どんな会社に転職したんですか?

主に販促支援を事業として展開するベンチャー企業に、社長秘書として入社しました。2~3ヵ月後にはソーシャルメディア戦略に特化した子会社に出向となり、やがてCEOとなったんですが、ここでは実に幅広い業務を任せてもらいましたね。

ソーシャルメディアに関する協会の立ち上げや運営もなかなか得難い経験でしたが、特に楽しかったのがSNS解析ツールの販売、そしてそのツールを活用するためのコンサルティング事業でした。Twitterでの急上昇ワードを解析してちょっと先のトレンドを読み、クライアントのニーズに合った情報を提供するサービスを提供していました。その他、子会社のみならず親会社の採用も担っていて、新卒採用の選考をしたり、エンジニア採用のためにフィリピンに出張したり。

―SNSの解析も採用も一時代を築いている業務、という感じがします。

自分なりに色々と試行錯誤して見たんですが、子会社の売上は一向に振るわず。会社の経営方針の転換もあってあえなく事業譲渡、清算となりました。

その後、親会社にCMO(最高マーケティング責任者)として戻りましたが、「大した実績も出していないのに」と常に胸中に“もやっと”した気持ちがあって。1年半ほど従事した後、転職することに決めました。

講師の魅力を伝え、活躍の場を広げていく。ストアカの法人営業部はいわば“芸能事務所”

―転職先としてストリートアカデミーを選んだ理由はなんだったんですか?

まず、CtoC向けの事業を展開していることに興味を持ちました。それまでのキャリアのほとんどはtoBのビジネスだったので、シンプルにtoCビジネスを経験してみたいと考えていたんです。でも結果的には、法人営業部に配属され、toB向け事業を担っているのですが(笑)。

「自由に生きる人を増やす」という会社のミッションや、代表の藤本さん、執行役員の窓岡さんの魅力にも惹かれました。とくに印象深かったのは、不器用ながら真摯さや誠実さが自然とにじみ出る藤本さんの佇まい。採用面接をやってきた身として、良い意味で社長らしからぬ対応には染み入るものがありましたね。

まるで“エネルギーの塊”のような、パワーあふれる前職の社長も大好きだったんですが、まったく正反対のタイプである藤本さんも素敵だなと思える。今振り返ってみると「自分にないものを持っている人」がいる会社や仕事に惹かれる傾向があるのかもしれません。

―これまで多くのBtoB事業に携わってきたと思いますが、うちの会社ならではの法人事業の特色を挙げるとしたら?

展開しているスキル専門の研修サービス『オフィスク』の特徴でいうと、プログラム内容よりも講師のキャラクターを重視し、全面に出すことが多いです。これは企業向けの研修プログラムとしてはあまり前例がないのではないかと思います。

『オフィスク』の講師のみなさんは、まさに「自由に生きる」を体現したような、行動力ある素敵な人ばかり。そのタレント性を最大限に引き出しながら、人となりや魅力を各企業に伝えていくのが今の業務です。場合によっては、営業先の担当者の方に「講師になりませんか?」とスカウトすることも(笑)。それがきっかけとなって、実際に講師となり、そのスキルを著書にまとめて出版された方もいらっしゃいますね。

周りの人にはよく「きっと芸能事務所みたいな仕事だよ」と話しています。

まるで趣味のように楽しく働き、関わる人にも「楽しい!」を提供したい

―ストリートアカデミーではリモートワークや時差出勤のほか、副業も推奨しています。十河さんも副業をされているとか。

はい。中学校時代の同級生と“若手画家のプロデュース事業”をやっています。ストアカではtoB向けのサービスを取り扱っているので、この副業でtoC向け事業を実現させて結果的にやりたいことを全部できているという感じです。

現代アートの市場は、世界全体で約7兆円とも言われています。日本はそのうちの0.5%しかない。周りの人に「好きな画家は誰ですか?」と聞いても、フェルメールやゴッホなどすでに亡くなっている人の名前しか出てこないんですよね。これってほかのどのカテゴリーを見ても類がない。この現状を変えて“現存する画家”を好きになってもらいたいなと。

それにはまず、販売チャネルを増やすだけでなく、画家とユーザーの接点を持ってもらうことが大切だと考えています。絵画を買うまでのプロセスには、その画家の背景やストーリーが絶対に不可欠ですから。

メディアへの露出以外でも、画家との美術館巡りや絵画教室の実施、オンラインサロンを開設して交流の場を創出しています。

ストアカの仕事と、画家のプロデュース。両方に共通して言えるのは、どちらもとても難易度が高いミッションなんですが、だからこそやり遂げたときの達成感も半端ないと思っています。チャレンジングかどうか、世の中に対して大きなインパクトを与えられるかどうか。その点で自分のやりたいことを判断しているのかな、と思います。

―本業も副業も順調で、趣味のポーカーも海外の大会に出るほどの腕前だと聞いています。まさに「自由に生きる」を体現しているように見えますが。

いやいや、自分が昔描いていた“悠々自適な36歳”とは随分違いますね(笑)。

でも、「持っていないものを他の誰かに与えることはできない」というのが信条で。例えば、幸せを感じられない人が、他人に幸福感など与えられないし、日常を楽しめない人が、他人を喜ばせることなんてできないんですよね。

自分はできるだけ楽しく働いて「楽しい!」を提供したい。そしてゆくゆくは、労働を「義務ではなく趣味」と捉えられるようになりたいですね。

―十河さん、ありがとうございました!

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