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働きやすい職場を目指して。人と現場に寄り添うメディカルケア事業部の介護事業

「新たな雇用を創るプロフェッショナル」であることを使命とする株式会社エスプールヒューマンソリューションズ。メディカルケア事業部で入社2年目にしてリーダーを務めるのが佐藤 千明だ。大学卒業後介護職を経験し、違う業界でのさまざまな挑戦を経て、再度介護職へと戻ってきた彼女の仕事にかける情熱と想いを追う。

身近な経験から介護の道へ。6年目で新たな世界に飛び出す

              ▲エスプールヒューマンソリューションズの佐藤

エスプールヒューマンソリューションズはグループ派遣という形で介護職派遣スタッフをクライアント企業へ紹介している。

派遣スタッフと共に常駐しスタッフの育成や管理、現場の改善提案やコンサルティングに努める。それがエスプールヒューマンソリューションズのフィールドコンサルタント社員である。

2030年には国民の約3人に1人が60歳以上になるといわれており、今後はさらに介護職の必要性が高まってくる。そんな将来を見据え、2016年から始まった、メディカルケア事業部。立ち上げから間もないものの、今後さらなる飛躍が期待できる事業部でリーダーを努めているのが、佐藤 千明だ。

大学で社会福祉の勉強をしていた佐藤は卒業後、介護施設で働き始めた。

佐藤 「幼いころ、私は祖父と祖母と一緒に住んでいて、ふたりのことが大好きでした。ただ、祖母が認知症を発症したり、祖父は病気になってしまったりと、家族が介護でとても苦労しているところを見ていたんです。そこで、私も役に立ちたいと思ったことが介護を勉強したいと思ったきっかけでした」

そんな想いから介護の道に進んだ佐藤。6年間、介護職を経験した佐藤だったが、あることが頭をよぎる。

佐藤 「20代のうちに新しいことにチャレンジしたい──。そう感じるようになりました。介護だけに固執せずいろんなことをやってみたいと思ったんです」

思い立ったら即行動に移す佐藤。エスプールヒューマンソリューションズへ入社する2019年までに、ウエディングギフトサービスの広報担当やセラピスト・ヨガやイベントのスタジオ経営など、さまざまな仕事を経験した。

佐藤 「経営を勉強したり、広報やブログ記事の投稿をしたり、本当にいろいろなことをしていました。そんな中知り合いに誘われ、ヨガスタジオの企画や運営の仕事に関わることになりました。スタジオの立ち上げ業務に追われる日々は、忙しくも充実していました」

スタジオの立ち上げを多数経験し、休日も返上で働いていた佐藤だったが、結局会社経営はうまくいかなかった。諦めきれない佐藤に半年後、無情にも解雇の知らせが届いたのだった......。

自分の強みを活かせる、エスプールヒューマンソリューションズとの出会い

               ▲職場のスタッフと(中央が佐藤)

佐藤 「何もなくなって頭が真っ白になりました。そこからは考え方が変わって、今までの学びを活かして様々な背景や価値観を持っている人と多く関わりたいと考えるようになりました。介護福祉士の資格を持っていることと6年の介護経験があったことで介護には自信がありました」

そんな佐藤の目に留まったのがエスプールヒューマンソリューションズだった。

クライアント先である介護施設に常駐し、現場の仕事をしながら派遣スタッフのマネジメントや現場改善もするフィールドコンサルタント。そこに強く惹かれたと佐藤は語る。

佐藤 「介護の仕事が主だけれど、それだけではない部分に自分の知識や経験といった強みを活かせるのではないかと感じ応募しました」

書類選考を突破した佐藤が面接で出会ったのは、社長の香川 健志だった。

佐藤 「香川さんはいろいろなことを経験していて、堂々としたオーラがあるなと感じました。面接では、女性にも活躍してほしいと仰っていて、その言葉が決め手になりましたね」

香川の言葉を受け、ゆくゆくはリーダーや役員になりたい。そう考えた彼女はエスプールヒューマンソリューションズへ入社することとなる。

佐藤 「入社した当時のメディカルケア事業部は新しい事業部だったこともあり、まだフィールドコンサルタント業務が仕事として形にはなっていなかったんです。まだ誰も挑戦したことがない、新しいことができるということでとてもワクワクしていました」

前例のない新しい事業。そこには楽しさだけでなく困難もあった。

佐藤 「グループ派遣を理解してもらえず、スタッフを派遣できずに半年が過ぎたこともありました。ただの派遣になってしまったことへの歯痒さはありましたね」

佐藤は悔しさをバネに仲間と共に奔走。クライアントへのグループ派遣の提案やスタッフフォローの環境を整え、スタッフの出勤率を上げ、シェア率を100%にするなど現場からの信頼を勝ち取った。

佐藤 「フィールドコンサルタントの魅力は、クライアントと二人三脚で現場を改善していくこと、スタッフが働きやすい環境を自身の提案によってつくれることだと思います。スタッフさんと関わっていて、『佐藤さんがいてよかった。佐藤さんがいるから続けられる』と言っていただいたときはとても嬉しかったです。スタッフを指導し、管理するという前提はあるんですけど、スタッフは大事な仲間だと思っています。介護の仕事ということもあり、スタッフの年齢もさまざまで、私のお母さんくらいの年齢の方もいるのでマネジメントが大変なときもあります。意識しているのは、こちらからたくさん話しかけることです。『大丈夫ですか』って声をかけることが大切ですね」

スタッフから私生活についても相談を受けるという佐藤。仕事だけでなく、スタッフの人生にも関わっていた。

社内コンテストでファイナリストに。ひたむきな努力が成果につながる

             ▲Best Partnership Contestで喜びを語る佐藤

エスプールヒューマンソリューションズでは、年に1度Best Partnership Contestというイベントがある。グループ派遣案件毎で1年間の取り組み内容を競うもので、メディカルケア事業部の他にも店頭支援事業部やオフィスサポート事業部などさまざまな事業部が参加。

各現場で課題を出し合い、改善点を見つけ、実行し、その成果をもとに役員や社長の前でプレゼンテーションをする。

佐藤 「100チーム以上いたのですが、私のチームがファイナリストに選ばれたんです!まさか選ばれるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。結果は7組中7位で悔しかったのですが、参加できて良かったと心から思えました」

他のフィールドコンサルタント社員とともにミーティングを重ね勝ち取ったファイナリスト。1年かけてつくり上げたものが評価されたことに、佐藤は喜びを感じていた。

佐藤 「社長や代表取締役の方からも『良かったよ』と声をかけてもらいました。イベントを通して、社内の人と密に関わることができ、介護職以外のフィールドコンサルタント社員の考え方や課題も見えてきました。そういったことを学べたことがとても大きかったです」

メディカルケア事業部からBest Partnership Contestに出るチームは佐藤のチームのみ。メディカルケア事業部では初の快挙だった。

佐藤 「今まで大きな会社で勤務したことが無かったので、そもそも社内コンテストがあるというところが新鮮でした。他にも半期に一度上司と面談して評価を出す面談(MBO面談)があったりと目標を常にもって働ける制度があることがとてもモチベーションにつながっています。介護だけでなくマネジメントや現場改善など別のことにもチャレンジしたいという気持ちがあったからこそ楽しんで働けているように思います」

仕事をいかに楽しくするか。介護にかける情熱と真っ直ぐな想い

                    ▲仕事中の佐藤

2021年現在、佐藤はリーダーに任命され、自身の持ち場以外のフィールドコンサルタントの統括や連携を行っている。

佐藤 「最近はコロナウイルスの影響もあり、今まで対面でやりとりができていた他現場のフィールドコンサルタントとオンラインでしか打ち合わせができておらず、連携や信頼関係をつくっていくことが難しいなと思います。これはまだまだ課題ですね。担当のフィールドコンサルタントチームのフォローも対面でできないので、電話やメッセージで今まで以上に連絡を密に取ることと、文章だと気持ちが意図せず別の形で伝わってしまうことが多いので、何か注意をしたいときは、感情的にならないようにいつも以上に言葉に気を付けています」

働きやすい職場にしていきたい。自身のスキルアップももちろん働いているスタッフ全員のレベルも上げていきたいと笑顔で語る佐藤。そんな想いがある彼女だからこそ、クライアントやスタッフの信頼も厚いのだ。

佐藤 「仕事は人生の中でほとんどを占めるものだと思っています。その仕事をいかに楽しくするかを常に考えています。会社の売り上げを上げれば自分自身もスタッフの生活も潤すことにつながります。これからはもっと上の役職を目指したいですし、給与も上げていきたいですね。私は今の仕事が好きです。努力することで小さな成功につながり、その成功によって評価につながることも嬉しいですし、そもそも介護の仕事が楽しいんです。一度も嫌いだと感じたことはありません。どんな形でも引き続き現場に関わっていきたいと思っています」

人と現場に寄り添う佐藤。まっすぐな想いを胸に今日も彼女は現場へ向かう。

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