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【社員インタビュー・情報システム部門】社内のDX推進者が語る!投資フェーズにおける情シスの魅力とは

図面 / 現場施工管理アプリ『SPIDERPLUS』を開発・販売するスパイダープラスの採用広報です。

2021年3月30日にスパイダープラス(以下、「S+」)は、東証マザーズに上場を果たし、組織体制にも変化が求められています。今回のストーリーは、当社の中で変化している部署のひとつ、情報システム部についてお伝えしていきます。

お話を伺ったのは、今年2月にスパイダープラスに参画した情報システム部長の中島さんです。中島さんのこれまでのご経歴や S+ にジョインした理由、そして変化に富む情報システム部の具体的な取り組みや今後の展望についてお伺いしました。ぜひご一読ください。

※所属部署・役職など、記事内に記載の内容は取材時点のものです

「テクノロジーで中小企業の課題を解決する」という目標を持ち経験を重ねる

ーー 最初に、中島さんのこれまでのキャリアについて簡単に教えてください

中島さん:私はSIerのシステムエンジニアとしてネットワーク運用・監視、インフラ整備及びサポートなどを行っていました。当時はいわゆる出向社員として企業に常駐する形で働いていたため自分が携われる領域にはどうしても限りがありました。その頃から事業会社でもっと自分に裁量がある環境でキャリアを積みたいと考えるようになり退職を決意。ゲーム事業を展開する100名弱の企業規模の会社に入社しました。入社当初は規模が小さかったものの、在籍中に最大750名まで組織が成長しました。従業員が増えることによる資産管理工数の増加、規模に耐えうる情報インフラの整備、その他、日々様々な課題が発生するフェーズで、情報システムの仕事を経験できたことは、私にとって大きな価値となりました。

その企業には5年ほど勤めたのですが、3年目にサーバーが不正アクセスを受け、大きなインシデントに発展したことがあったんです。私はIPAの資格を取得していたので、PMとしてインシデントに対応。3カ年計画を打ち立て、セキュリティの根本的な見直しによる強化対策の推進を経験しました。2019年後半、同社のセキュリティ課題が落ち着いてきたタイミングでIT・ビジネスのコンサルティング会社へ転職。情シスから一転コンサルを目指したのは、インシデント対応をしていたときの上長の仕事の進め方、つまり課題の特定・プロジェクトの推進など多岐に渡り非常に勉強になることが多く、技術が身についてきたタイミングでコンサル企業側で仕事をすれば、自分に不足しているスキルを得られると考えたからです。しかし、いざ入社してみると請け負うのは大企業の案件ばかりで、ITプロセスの一部運用を監視するだけの業務が多く再び転職を決意。そして出会ったのがS+でした。

将来的なキャリアについて取締役としっかり対話できたのが入社の決め手

ーー S+を選んだ理由は何だったのでしょうか?

中島さん:S+に入社した決め手は、面接時に取締役の川合と交わした会話です。私はどの企業でも面接時に「将来的にはCIOになりたい」と語っており、他社では「そうなんだね。」と聞いてくれる感じでした。ですが、川合は唯一「CIOになった後はどうするの?」と、肩書きの先にある展望について質問してくれたんです。

だったらあれをやろう、これをやろうと、一緒に面白そうな未来の話ができました。S+に入社したら自分の将来についてしっかり考えられて、キャリアも広がりそうだと感じたので参画を決めました。また、S+の情シス担当になるやりがいもこのときから感じていました。基本的に情シスはITに関する社内の内向きの取り組みを進めていくことになるのですが、当社は建設業界のDXを進める企業ですから、社内のDXの動きをそのまま外向きにも発信できます。建設という領域だけに留まらない可能性あるのは、魅力的でしたね。

セキュリティを一手に担う立場として変化を続ける情シス部隊

ーー 6月に情報システム課が部になりましたが、どのような背景があったのでしょうか?

中島さん:はい、会社自体も規模が大きくなり情シスが担う役割が広がったことが理由です。具体的にはセキュリティ部分ですね。情報システム課は社内向けのITサービスの提供というミッションを持っており、プロダクトの開発組織は別に存在します。開発組織の役割は売上を伸ばすことですが、同時にプロダクトのセキュリティを担保する部分まで担っていました。

S+は上場したことで社会的責任も大きくなるためセキュリティは当然重要なのですが、開発組織が売上とセキュリティの両方を持つと、プロダクトが上手く成長しないかもしれないという懸念がありました。それであれば、セキュリティ部分は別組織で担保しようということで、白羽の矢が立ったのが情報システム課です。

しかし情報システム課のレポートラインは総務部だったため、総務部はIT専門外の分野ですから、業務を進める上での即時性が失われてしまいます。そこで「総務部配下の情報システム課」から、「管理本部配下の情報システム部」という立ち位置に変えて、管理本部長と直接やり取りをするフローにしました。

ITの重要性を理解してくれる社内で幅広い経験を積めるのがメリット

ーー S+はSaaS企業であり、エンジニアも数多く在籍しています。こういった環境の企業で情シス部隊として働くメリットについて教えてください

中島さん:エンジニアの方は基本的に情シスメンバーよりも技術的力が高く、セキュリティに関して何か導入するときはしっかりと理屈の通った説明が必要です。これは結果として、自分たちのスキル向上につながると考えています。

また、建設業界の業務理解をしているエンジニアが多いこともメリットです。情シスはバックオフィスなので、フロント部分の情報は積極的に取りに行かないとなかなかインプットできないものなのですが、プロダクト側と会話を進める中で、建設現場でのお困りごとや必要とされている機能などを把握しやすいと思います。

私が取り組むセキュリティ関連の業務は、開発業務を窮屈にしてしまう側面もあるため、少し後ろ向きな反応をするプロダクト開発エンジニアがいても不思議なことではありません。そのため、なぜセキュリティが重要なのか、という説明も必要になります。技術力に長けているエンジニアメンバーに説明をしなくてはならないため、その機会は貴重な経験になっています。

少し話は変わりますが、S+は建設業界をDX化し、業務効率upを目指しておりますが、顧客に業務効率upを提供しているのに、サービス提供者であるS+の社内の業務効率が悪いというのは良くありません。そのため情シスは、S+社内の業務DX化を推進する非常に重要なポジションであると言えます。

S+は企業のフェーズにとって必要な事柄であれば、しっかり投資してもらえる環境なので、こちらから理由とセットに提案した内容には概ね「いいですね、やりましょう!」と前向きに対応してくれるのもうれしいですね。

ーー 多くの企業を経験してきた中島さんの視点から見て、S+のような上場をして成長フェーズにある企業に入社する面白さはどのような部分だと思いますか?

中島さん:成長中の企業だからこそ、さまざまな経験ができるところですね。安定した大企業の場合、情シスの役割はもともと導入されているシステムの保守が業務の大部分になります。一方、小規模かつ停滞しているような企業も、事業の幅が狭く現状維持に終始してしまいます。
何か新しいビジネス課題が発生したときに、ITソリューションで解決する企画を立ち上げ、推進し、運用にまで落とし込む。S+のようなフェーズの企業ならこういった経験を数多く積むことができますし、大きなメリットだと感じます。ビジネスの要求を理解してマネジメントするという汎用的な一連の流れを経験することで、スキルレベルもかなり上がると思いますね。

ーー 中島さんご自身が情シスで実現していきたいことなど、今後の展望についてお聞かせください。

中島さん:直近は情報システム部の体制構築が急務です。私自身が運用業務に携わっていることは健全ではなく、全体設計・企画などの上流業務に力を入れることができていません。情シスに在籍しているメンバーも運用業務が多く、情シスとしてITを活用した課題解決の推進になかなか手が出せていません。早々に体制を整えてメンバーには上流工程にも携わってもらい自身のキャリアアップに繋げてほしいと考えています。

また、今は社内のメンバーに対して、社内で使用するITツールの使い方レベルの提案しかできていません。一方で、現実的にはビジネスプロセスレベルから見直す必要がある事柄が多々あります。将来的には社内コンサルのような形でIT活用による業務効率向上を実施し、社外に向けたPRにまでつなげられるような「イケてる情シス」を目指していきたいですね。

ーー 中島さんありがとうございました。最後に読者へメッセージをお願いします!


中島さん:先ほど申し上げた通りS+は変化に富むフェーズに突入します。成長途上の企業で仕事ができる、経験を積むことができる、という点はS+の魅力だと思います。昨日決まったことが今日変わるかもしれません。会社の戦略/戦術、また情シスの施策もスピーディーに変わっていくかと思います。

安定した大手企業に入社をすると、システム構築が確立されているため、運用/保守業務が多くなる傾向にあります。また規模感が変動しない企業だと、情シスに予算を投下できず、業務の幅も広げられずに現状維持を求められます。S+は新たなビジネス課題が次々と生まれ、それを解決することができます。大手企業や中小企業で経験できないようなメリットがあるかと思います。その変化をストレスに感じずに楽しんでいただける方と是非ご一緒したいと考えています。

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