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「ビビリな人と働きたい。」企画をアップデートするのに大切な、ひとつの視点とは。

こんにちは、スパイスボックスのプランナー兼広報の松原です。本日はクリエイティブチームのメンバー2人を紹介します。

1人目は、入社2年目のプランナー・松本さん。2020年4月に発表されたスパイスボックスアワードでは、入社1年目で最も活躍した社員に贈られる、ルーキーオブザイヤーを受賞しました。2人目は、2018年に中途入社したクリエイティブディレクターの飯泉さん。入社直後からさまざまなクライアントのクリエイティブや、ブランディング施策に関わってきました。

先輩後輩として関わりも深い2人に、アワードのことや、これからの抱負についてインタビュー。新型コロナの影響で働き方にも変化がある中で、いちばん変わったと感じたこととは?

自分が変わるきっかけとしての、アワード受賞

ーーまずは松本ちゃん、改めてアワード受賞おめでとう! 率直な感想を教えてください。

松本 率直な感想としては、やっぱりすごく嬉しかったです。実はスパイスボックスに入社して割とすぐ「ルーキーを取りたい」とずっと思っていたので、それが叶って驚いています。

反面、同期がみんな頑張っている中でわたしが取って本当によかったのか、先輩方のたくさんの支えがあったからこそ取れたんだ……という思いもあって。まだ自分に納得できてないこともたくさんあるので、「これから頑張らなければ!」と前を向いています。

ーー受賞して気を新たに……という感じですね! ちなみに賞を意識したきっかけって何ですか?

松本 入社してすぐ、アイディア出しをするときに「全然ダメだな〜」と感じることが多くて、自分を変えたいという想いからルーキーを目指すことにしました。

ーー入社して1年以上経ちましたが、最初の1年で得られたことを教えてください。

松本 初めての連続で、走りながらいろいろなことを学んでいきました。振り返ってみると、全部が勉強だったと思います。自分の強みを見せたり、自信を持って提案できたりする機会はあまりなかったので、自分の強みを生かして活躍できる場を増やしたいです!

ーー飯泉さんは、1年間松本ちゃんと働いてみてどうでしたか?

飯泉 最初の半年(上期)が終わったタイミングでの振り返り面談の記憶が印象的だったな〜。入社してから、「動画を企画制作する案件に挑戦したい」という話はしてたけど、全然できていなくて……。その振り返り面談がしんどい空気だったのを覚えています(笑)。でも、そこからの粘りがすごかった。

一緒に働いている中で、徐々に仕上げてくる感じがとても心地よかったです。アワードの前日に、松本さんが受賞するということを聞いたのですが、複数のプロデューサーが松本さんを推薦していたらしくて。松本さんの頑張りが、みんなにも伝わっていることがとても嬉しかったです。

映画の脚本を書いた経験があるってのは、松本さんの強みだと思うなぁ。とあるクライアントに対して、動画の企画を提案することになって、僕と松本さんともう一人の先輩の3人でそれぞれストーリー書いて提案したんだけど、松本さんが書いた企画がいちばん刺さって、先輩として悔しい思いをしたこともありました(笑)。そのときは、企画の段階でキャラクターの設定やロケ地・衣装、カメラワーク、音楽まで考えられていたので、「じゃあそのまま監督やってみようか」となりました。1年目から大きな制作案件の監督としてチャレンジできるのもスパイスボックスならではのカルチャーだと思いますね。

日常の中に、企画のタネを探している。

ーーお二人の先輩・後輩関係はどんなふうにつくられていったんですか?

飯泉 僕、1から10までがっつり教えます、というタイプではないんですよね。一緒に仕事を進めていく中で松本ちゃんが勝手に吸収してくれて、自分の個性を見つけていってくれたんじゃないかな、と。

松本 そうですね、何か特別な意思を持って……というよりは割とフラットに背中を見て学んでいきました(笑)。

飯泉 お互い全企画に対して全力で悩んでいたよね。一緒になって同じ姿勢で案件に取り組んでいた気がします。企画してると、オリエン内容だったり調査内容だったりペルソナイメージだったり、必要な情報を整理してロジカルに積み上げたところから、ぽーんと気持ちよくジャンプしてアイディアとつながる瞬間があって、それは自分の実体験とか、ミーティング中に誰かがボソッと呟いた言葉とか、自分とそんなに遠くないところに転がってる。いつもその感覚を大事にしてるのですが、その考え方が近かったかも。

松本 わたしもクライアントの課題とかは 意識しつつ、自分の体験とか感覚を頼りに企画と向き合うことが多くて、だからこそ言語化がうまくできなくて困るということも(笑)飯泉さんは、ひとつひとつの企画について論理的にきちんと説明できるので、すごいな〜と思います。

飯泉 でも、無意識的に、ずーっと頭どこかにそのクライアントの課題があって、全然関係ない日常の中でふと思いつくことが多い。例えば休日息子と遊んでいるときとか、お風呂に入っているときとか。もっと便利な頭脳がほしかったです(笑)

ーーコロナの影響で働き方が大きく変わりましたが、そういうクリエイティブのプロセスにも変化はあったのでしょうか?

飯泉 いままでは朝早く出社して夜に帰る、という生活だったけど、在宅になってからは子どもの送り迎えとか一緒にお風呂に入れたり、家族との時間が伸びて嬉しいです! 前の働き方には戻れない気がします。

ただ、いままでは通勤電車の中で他の乗客のふとした行動や街の様子を見ることで、企画のヒントを無意識に探っていたけれど、そういう機会が減ったとも感じていて……。

ーー確かに。無意識に外の情報からヒントを得ていたことってありますよね。

飯泉 そうそう。(そのとき担当している商品の)ターゲットに近い人の行動は無意識に追っていたし、小さな行動の中にヒントがあったな〜と。

松本 わたしも根が割と引きこもり体質なので、コロナになってから余計ずーっと家にいる気がします(笑)。だからこそ、意識して外に出るようにしていて、ぶらつく時間を大切にしています。本屋でタイトルと帯だけをさっと見ていくとか。

飯泉 本当に、無駄だと思っていた時間が大切だったと気付かされた半年だったね。

ビビリな人と、働きたい。

ーーこれから入ってくる学生や、中途の方に、何かメッセージをお願いします。どんな人と働きたいですか?

飯泉 ビビリな人がいい。「この企画、きちんと伝わるかな」「このコピーは相手に理解してもらえるかな」ということを問い続けられる人。一度いいと思った企画に対して、「本当にこれでいいのか?」と自問しているときにアップデートされることって結構多いんですよね。

「自分に自信がない人」というと語弊があるけど、小心者の人の方が最後の最後まで粘って企画をアップデートできる気がする。僕も松本さんも結構ビビリ症で、いつも自問自答しています(笑)。

松本 全然角度の違う話ですが、TikTokやってるような人と一緒に働きたいです(笑)。「TikTok流行ってるよ〜」ってよく聞きますが、正直全然わからなくて、新しいSNSやサービスを流行に乗って楽しんでいる人が入ってくると、また違った視点が入ってくるのかなって。

飯泉 ポップな企画が増えそうだね(笑)。

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