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スペースシェアの事業会社が、イベント企画を手がける意味と魅力とは?

こんにちは!スペースマーケットPX&Cultureチームの谷口です。
今回は、ビジネス開発部 部長の井上さんと、法人ソリューション営業チームの中村さん、岩崎さんに、普段の業務とその魅力について語っていただきました!

法人の「場所に関する課題」を解決する

井上:まず、簡単に我々のチームが何をやっているのか、をお話しします。スペースマーケットのゲスト(借り手)には法人と個人がいて、ビジネス開発部・法人ソリューション営業チームは、法人ゲストの「場所に関連するあらゆる課題」を解決するためのソリューション、サービスを開発しています。

社内外とのミーティングする場所が欲しい!作業や撮影場所を探したい!という方には、スペースマーケットのプラットフォームを活用いただけるようサポートします。

社員総会、営業の納会、決算説明会、カンファレンスのような規模の大きいものについては、ただ場所を提案するだけでなく、なぜそのイベントを行うのか、どのような想いを込めたいのかをヒアリングし、そのイベントをどのようにプロデュースすると良いかというソリューションの提供まで、トータルでお手伝いをしています。

オフラインイベントはもちろん、オンラインイベントでも配信の場所のご提案から演出企画までご一緒させていただいています。最近では手軽にオンラインイベントが開催できるパッケージとして、「オンラインライト」というプランも開発しました。

また、ゲストに向けた体験型プロモーション企画も行っています。ポップアップや展示会の企画はもちろん、例えばレンタルスペースに製品・プロダクトを設置し、そのスペースを借りたゲストに自然に体験してもらう、というプロモーションの新たな形です。


このように、場所を起点に、企業が場所を使って行う活動において、スペースマーケットがお手伝いできるソリューションを幅広く提供しています。

「場所のスペシャリスト」としてユニークなイベントを提案

井上:お二人がこれまで一番印象に残っているプロジェクトは何ですか?

中村:SaaS事業を展開する外資系クライアントA社の営業部隊が主催した、座禅ワークショップを絡めたイベントのプロデュースですね。同社の通常の年間計画には無かったのですが、営業部隊の課題をヒアリングし、持ち込み提案をしました。

主催企業が参加者に有益な場を提供することが目的で、内容としては、商談が進行している15~20社の顧客の決裁者の方々を招待し、お互いの業界の課題感や事業を推進する上でのヒントを交換し合う場を作るというものです。セールスの案件クロージングに向けた施策としては例を見ないユニークなイベントになりました。

門前仲町にあるCofficeというスペースに畳や屏風を持ち込んで和風の内装に作り込み、京都のお寺から住職の方にお越しいただき座禅ワークショップをしたんですね。参加者の皆様は普段気軽に話せないようなトピックについて議論して頂くため、まずは心の壁を取り除きましょう、という趣旨のもと実施しました。
その後、経営課題に関するテーマを投げかけディスカッションをし、参加企業の皆様にコメントをいただくというものでした。

今までに同じ様な形式で合計5回ほどリピートで実施のご要望を頂いており、尖っていて良かったと言っていただいて、印象に残っています。

スペースマーケットは、普通のイベント会社がやらないような場所とその使い方を提案してユニークな企画を作っていけるのが特徴ですね。
「こういう体験を作りたい」というところから逆算して提案できる場所のレパートリーがすごく多いので。

よくある無難な場所を選定する事ももちろんできるんですけど、そこであえて皆さんがあまり使ったことがなかったり、通常そういうイベントをやらなさそうな場所を提案する。それを面白いねって言っていただいて、形にしていくというのは面白いところかなと思います。

井上:岩崎さんはどうですか?

岩崎:私は元々イベント会社にいて、スペースマーケットでも面白いオフラインイベントをいろいろやるぞー!と思って入社したらすぐコロナ禍になっちゃって。これはオンラインに切り替えるしかないなと思い、自分のこれまでのリレーションを駆使して色々なところにアプローチする中で、最初にプロデュースすることになったB社のカンファレンスは思い出深いですね。

当時は、大規模イベントが軒並み中止になり混乱しながらも、まだどこもオンラインのカンファレンスなんてやっていない頃でした。でもB社さんもうちと同じ気持ちで、これまでオフラインでやってきたイベントをただ中止するのではなく、オンラインに切り替えてチャレンジしてみよう!と最先端を目指される意気込みがありました。

オンラインイベントの手法も確立されていなかったので、まずは一緒にブレストして一から作り上げましょうというところから、手探りでやっていきました。オフラインなら半年から一年かけて準備するところが、オンラインだと期間が短くて、その3000名規模のイベントも実質2ヶ月ぐらいで準備しましたね。
コロナ禍の怒涛の中でやり切れて、B社さんにもとても良い企画になったと言っていただき嬉しかったです。

井上:どこかのスタジオから配信したんですか?

岩崎:ロジュ中目黒というカフェ併設のイベントスペースです。配信スタジオに特化したような場所ではないので、色々と整える必要はありましたが、B社っぽさを出すには?と考えた時に、ここのインテリアや壁の雰囲気がぴったりだなと。最低条件さえ整っていれば、機材を持ち込んで配信スタジオにしてしまえるのも我々チームの強みです。

中村:スペースの設備は大事ですよね。僕たちはすごくたくさんの場所を見ているので、スペースのホスト(場所の貸し手)の皆様に、色々な助言をできるようになりますね。「ここならこういう設備があると配信スタジオとして使ってもらいやすいですよ」とか。法人がどうスペースを使っていくか生の現場を見てきているので、それをお伝えできるのは大きいですね。

岩崎:あとはいわゆる普通のイベントホールとかを借りると、インテリアを全部レンタルしないといけなくて、しかも結構高いんですよ。でも、スペースマーケットのスペースにはこだわりのオシャレな家具が置かれている所も多くて、それも込みで借りられるので良いですよね。

井上:オンライン時代の中で、オフラインのスペースをどう活用していけるかは難しいところだと思うんですけど、配信スタジオに変えるといったようにスペースの使い道の幅を広げていきたいですね。

クライアントと一緒に、ゼロから楽しんで作り上げる

井上:少し角度を変えて、仕事をやっている中でのやりがいはなんですか?

岩崎:私はこれまでイベント制作会社と事業会社を経験しているんですけど、広告代理店とか制作会社にありがちな、クライアントに言われたことだけ提案するようなやり方にすごく違和感を感じていたんですね。もちろん全ての代理店さんがそうだとは思わないんですけど、私の過去の経験上では、発注する事業会社側としても「お客様のイメージに合わせて持ってきました!」みたいなのは面白くなかった。

うちのチームでは、やっていることは広告代理店に近いんですけど、スタンスが違って。どんな風にイベントをやるか?そもそもそのイベントは必要なのか?というイメージの段階から一緒にブレストをして、ゼロから楽しんで作り上げていけるのでやりがいを感じますし、イベントが終わった後の達成感もありますね

井上:言われたことだけをやるんじゃなくて、そこにオリジナリティを加えたりとか、見えない課題やニーズをくみ取って提案に活かすことができるからですかね。

岩崎:そうですね。しかもクライアントも、スペースシェアの会社がイベント企画も…?という頭の柔らかい状態で来てくれるので、色々な提案も受け入れてくれるんですよね。それはたぶん他社ではできない、面白いところだなと思います。

中村:僕も元々イベント会社にいたんですけど、スペースマーケットでは良い意味でやんちゃに仕事できるなと感じます。僕らはあくまでもスペースシェアのプラットフォームを提供する事業会社で、自社のサービスを広めたいんだという意識がある。そのメッセージを伝えた上でイベントをどうするかという話ができるので、いわゆるイベント代理店として見るクライアントがあんまりいないなんですよね。

かつ、僕らは様々な形態の場所の知見を持っていることが大きな強みです。スペース掲載数も日々増え続けていて、ユニークな場所を自分で探しにいくマインドが常にある。
だから、スペースマーケットのイベントってとがってて面白いよねって評価いただけるのはすごく嬉しいし、やりがいですね。

井上:スペースに対するスペシャリストでありたいですね。掲載スペースを有効活用するだけでなく、あらゆる不動産のこれまでになかった価値を生み出す最前線に立っていきたいです。

法人ソリューション営業チームが目指す未来

井上:今後、どんなことをやっていきたいですか?

岩崎:まさにこれからの時代に求められる、オンラインと対面をつなぐハイブリッドのイベントプロデュースを極めていきたいですね。いろいろな可能性が眠っていると思います。

VRとかも組めちゃうとさらに拡がるなーなんて考えたりもしますね。まぁもう少し先の話ではあると思いますが、バーチャルスペースもシェアするなんて面白くないですか?

中村:体験型プロモーション関連では、複数ブランドが集まって、ひとつのより良いゲスト体験を作り上げるコラボレーションを模索しています。お酒のブランドとプロジェクターのメーカーが一緒にコンセプトレンタルスペースを作るなど。お互いにリソースを出し合えるから実施コストも抑えられて、1社だけではできない世界観を掛け合わせで創ることができる。これまでのいわゆるポップアップではない、新たな形を提案できたら面白いなと思います。

将来的には、イベントでも体験プロモーションでも、場所が必要な時に本当に最適なスペースを提案してくれる仕組みを作りたいですね。こんな企画をしたい…なんて案を入力すれば、それならここがオススメです!ってピンポイントで提案してくれる。そんな理想を目指すためにも、もっともっと場所、スペースの活用に関するデータを貯めていきたいと思います。

井上:いいですね。そのためにも今年は法人ソリューションのプレゼンスをもっともっと高めて行きたいですね。我々の想いを広く発信して、共感いただける方々と一緒に、面白いチャレンジを生み出していけたらいいですね。

いかがでしたか。法人ソリューションチームの事業について、詳しくは以下もご覧ください!
https://enterprise.spacemarket.com/

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