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【社員インタビュー】環境の変化や未経験領域への挑戦は成長のチャンス

情報工学と映像制作

生まれは横須賀ですが、父が転勤族であったことから、子供時代は色々と住む場所を転々としていました。そのせいか新たな場所で生活を始めることについての抵抗は小さく、父の実家だった北海道によく遊びに行った幼少期の思い出も手伝って、大学時代は北海道で過ごしました。

専攻は情報工学を選びました。理由はわりと単純で、ゲームが好きだったということと、プログラミングをかじったりしていて、コンピューターに関することは自分に向いているんじゃないかと思っていたからですね。

また、大学時代にはよく映画を観ていて、映像制作にも興味を持つようになりました。こういった背景から、自分自身がエンジニアとしてゴリゴリプログラムを書いていくというよりも、情報工学に関する知識を生かして映像制作で何かできないかと考えていて、卒業研究は画像処理関連のことをやって、その後ゲーム業界で働いたり、更にはカナダの映画学校で学んだあとに現地の映画業界で働いたりしていました。

帰国、そして知財へのキャリアチェンジ

残念ながら映画業界では芽が出ずに日本に帰国し、今後は何をしていこうかとかなり考えました。例えば、情報工学のバックグラウンドを活かしてのソフトウエアエンジニアのポジションや、映像関連の経験もふまえてゲーム会社や映像制作会社でのポジションについて話を聞きに行ってはみたものの、あまりピンときませんでした。

色々とリセットする意味でカナダから帰国したこともあって、「好きなことを仕事に」するというよりは、「自分が何ができるか」を軸に考えることとして、語学力と情報工学という技術を理解できるバックグラウンドを掛け合わせて、特許事務所での外国出願関連のポジションにて仕事をすることとしました。これが私の知財キャリアの始まりです。

何か強い興味があってではなく、なんとなくで始めた仕事ではあったものの、知財の仕事は私に合っていたのだと思います。技術を詳細に理解して、従来技術と比較し、適切な文言で表現し、そして翻訳もするといった業務を通じて、自分の能力をフルに使っているという充足感を得られることがある意味楽しくて、業務にスムーズに慣れていくことができました。試用期間が終わって振り返った時に、この仕事が好きかどうかは一旦置いておいて、少なくとも、自分の強みを生かして良いアウトプットを出せそう、という充実感を持てていたので、当面は続けてみようと思ったのを覚えています。とにかくは、帰国当初はいろいろ不安もあったので、日々の生活における精神的・経済的基盤が安定してホッとしていましたね。

仕事に慣れてくると、クライアントからの指示を超えて、さらにこういう工夫も盛り込んでみたらどうだろう、といった疑問や考察が浮かんでくるようになり、より主体的に対応する知財の仕事をやってみたいと思うようになってきました。そうすると特許事務所という立場での業務範囲では限界があることから、事業会社に移って知的財産部門で働こうと考え、キャリアアップのための転職を決意しました。

メーカー、スタートアップ、メガベンチャーでの経験

現職に至るまで、事業会社としては、メーカー、スタートアップ、メガベンチャーで経験を積んできました。それぞれに異なった特色があり、知財業務を幅広い観点で学ぶことができたことが、今の自分にとっての一番の財産になっていると思います。

最初の事業会社は、写真関連サービス、医療用装置、印刷機器などを扱うメーカー企業でして、画像処理関連の特許を多く扱いました。大学時代に画像処理をかじっており、また特許事務所で関わっていた案件に画像処理関連のものが多かったりしたため、自分の中ではごく自然なネクストステップとして転職できた気がします。ここでは主に特許出願や調査についての業務を担っていましたが、法務部門と共同して著作権等の他法域の観点でテーマに取り組んだり、といった機会にも恵まれました。また、この会社での在籍期間中に弁理士資格を取得し、より広く深く知財の仕事に関わることを考えていました。

次にジョインしたのは画像処理技術を強みとするスタートアップ企業でした。この会社では、いわゆる一人知財部としてのポジションで、会社の知財機能を基本的に全て担うことが求められるました。何しろ他に知財のことを詳しく把握できている人間がいないので、自分が全部管理しなければならないことが大変でしたが、地道に日々の作業を積み重ねていって、最後の方には「知財といえば大野」という認識を社員の方々に持ってもらえたと思います。

スタートアップでは会社全体の資源が限られていることから、大メーカーのような「とりあえず取れるだけ取っておこう」というようなスタンスで特許を取っていくのは現実的ではなく、事業そのものの詳細や、会社のプライオリティをしっかり理解した上で、戦略的かつ厳選した対応をしていくことが必要になります。そういったマインドシフトを経験できたのがよかったですね。

その後、機会に恵まれてBtoCインターネット事業を展開するメガベンチャー企業に転職しました。自身の知見をさらに広げることができるという期待がありましたし、同時にそれまで経験できてなかった種類のチャレンジもあるんだろうなと想像しており、自分の力を試し、さらにステップアップする大きなチャンスと捉えていました。

ジョインした当初は、事業領域が幅広くかつ展開スピードが速く、知財の複雑さとカバレッジが一気に増幅して、圧倒されていました。また、それ以前はあまり対応することがなかった種類の業務に関わったり、役割はマネージャーでありつつ、自分もプレイングで手を動かさないといけなかったので、メンバー管理をしながら自分自身も常に調べて考えて、かつ他部署や外部の人たちの知見を借りながらと、日々奮闘していたのを覚えています。特に、外部企業やパートナーと共同で事業を行おうとすることが多々あって、それらのハンドリングがとてもチャレンジングでしたね。

多角的にビジネスを展開しているので、他ビジネスへの影響も考慮しつつ、何がそのビジネスで肝になるのか、何を死守しなければいけないのかを把握して、事業が知財的な問題なく進めていけるよう一つの結論を出さなければならず、そのプレッシャーは相当なものでした。振り返ると、周りの方々のサポートがなければ絶対に成り立たないものであったと思います。

スマートドライブでの知財

スマートドライブにジョインした理由は、今後さらに進化していくであろうモビリティ社会において、誰もが利用できるモビリティプラットフォームを構築していくという、時流に合ってかつ社会的なテーマに関われることや、またそれらに関連する知財については潜在的にかなりの面白さがあるのでは、と感じたことにあります。

早いものでもうすぐジョインして1年になろうとしていますが、まだまだスマートドライブの事業について新しく学ぶことが多くあります。それだけ事業が進展・進化していっているということでもあり、純粋に良いことであると思いますが、日々キャッチアップしながら、様々な事業提携や新規ビジネスの話がある中で、その瞬間だけでなく中長期的にも知財的にどういった部分が肝になるかということを見極めて知財の座組みをつくっていくところが、私に課された最も重要な役割と認識しています。

スタートアップ時代やメガベンチャー時代に大きく学んだこととして、どんな人でも未経験分野はあり、前例として扱ったことがないようなケースや、それまでの知見だけでは判断できないようなものはいくらでも出てきます。そういうときに「わからないことは自分で調べつつ、知見がありそうな人たちからも協力も得ながら進めます」と、オーナーシップを持ってやり抜くことが、自身の以降の成長に大きな影響を与えると思っており、この姿勢をとても大事にしています。

スマートドライブにおいても未経験の事項に多く直面しています。特にこのコロナ禍の中では、色々な事項に取り組む中で、ビジネスの情報をしっかりと把握するコミュニケーションを取っていくことや、かなりのコスト意識を持って業務を行っていくことがとても重要になってきています。これを逆にチャンスと捉え、積極的に色々なアプローチを考えつつ周りの方々を巻き込んで取り組んでいくことで、会社への貢献はもちろん、自分の更なる成長にも繋がると考えています。また今後、知財としてチームを作るようなことになったときは、同じような姿勢で取り組んでいただける方々に是非ジョインいただいて、会社の知財への取り組みを盛り上げていきたいですね。

人事のインタビュー後記

個人的には今回のインタビューは非常に学ぶことが多く、知財と事業のつながりや重要性をたくさん教えてもらったというインタビューになりました。おそらく多くの方にとって、知財領域は馴染みが薄いものではないかと思いますが、事業を成長させていく上で、そのリスクとなるようなことを事前に捉えて手を打ったり、自社のディフェンスのために必要だったりと、実際は縦横無尽に活躍している人たちなのだということを、恥ずかしながら今回初めて理解した次第です。

小さい頃から知財のプロフェッショナルや弁理士を目指してました、というような人たちは、これまでのところそれほど多くないのではないかと想像していますが、インターネット全盛の時代においては、その重要性は今後ますます増していくだろうことを考えると、よりこういった職業やその魅力が、多くの人たちに、特に若い層の人たちに届くようなストーリーテリングができると、この領域における人材層もどんどん厚くなっていくのではないかと感じました。

また、未知の領域、未経験のことに対して、チャンスだと思って飛び込んでいくマインドの大切さは個人的にとても共感できるところでして、結果として上手くできるかどうかはともかく、やってみるというスタンスや、そのプロセスをできるだけ楽しめるようにトライするというのは、すごく重要なことなのではないかと考えています。

昨日の自分より今日の自分が一歩でも前進している。そう感じ続けながら仕事に臨んでいきたいと思いますよね。

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