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「結局会社は人がつくるもの」社員インタビュー 人事編

スマートドライブに入る前

前職Googleでは、人事採用担当として日本オフィス、およびAPAC内の様々なオフィスのエンジニア採用(中途メインで、一部インターン・新卒も)に5年間携わっていました。自分がジョインしたタイミングでは、東京オフィスはまだ300〜400人程度の規模で、これからまさに日本オフィスの採用を加速させていくぞというフェーズだったので、採用担当としてはとても良いタイミングで入社できた感じでしたね。

当時は、グロースのためにとにもかくにも採用だということで、エンジニアに限らずビジネスサイドの採用もどんどん行なっていて、オフィスも渋谷のセルリアンタワーから六本木ヒルズに移ってさらに増えていき、世間的な知名度も一気に上がった時期でした。

そういった環境下で採用担当として、グローバルで統一されたオペレーションの中で採用業務を行なっていくのは刺激的でしたし、いろんな国のメンバーと一緒に仕事することもできましたし、グローバル企業ゆえの大変さだったり、日本独自に何かをつくったり決めたりするわけにはいかない歯がゆさなんかも経験しました。

良くも悪くもオペレーション・エクセレンスが非常に重要で、そこは粛々とルールに則った効率性を高めつつ、Diversityの高い環境でいかにコミュケーションしていけるかという勝負や、あとは、特にGoogleが設けた基準の Software Engineer候補者を発掘してくる(ソーシングする)大変さとかを日々感じながら、とにかく1人でも多く質の高い採用をという思いでやってました。

転職のきっかけ

前職では、「米国本社」という絶対的な存在がある中で、やはりゼロベースでいろいろ作っていくのは本社の役目という色合いが強かったので、自分の裁量や判断で何かを新しく作るというのは難しかったんですね。すでに会社としての仕組みやオペレーションもできていましたし、グローバルで統一したやり方で物事も進めていくようになっているので、自分の手でつくっていくという実感を得るのが難しい環境でもありました。

そんな中で、スタートアップのようなアーリーフェーズの環境に身を置いて、自分が人事まわりの第一人者となって何もないところからつくっていけるような会社があれば、そういうところで挑戦してみたいという気持ちを抱くようになっていたというのがありました。

そういう意味で、入社当時の弊社はまさにという環境でしたし、会社のビジョンの壮大さとおもしろさはもちろんのこと、代表の北川とデータサイエンティストの元垣内と出会い、ぜひこのチームにジョインして何もないところから立ち上げていきたいと感じて入社を決意しました。

今でもよく「Googleを辞める決断って大変じゃなかったんですか?もったいないですよね」とか言われるんですが、幸い嫁ストップはなかったのと(むしろ背中を押してくれた妻に感謝ですね)、自分としてはとにかくゼロから立ち上げることをしたくてたまらなかったので、辞めることを躊躇するということはなかったですね。

現在

相変わらず採用まわりを中心に置きつつ、ジョインしたタイミングも非常に早いフェーズだったので、何でも屋としてやれることはなんでもやってきました。一番最初にやったのはウォーターサーバーの注文だった気がします(笑)

あとは、事業企画やサービス開発に混ざったり、広報的なことやカスタマーサポートのお手伝いなど、必要なことはなんでもやりますよというスタイルは変わってないですね。これからもきっとそうだと思います(笑)

今後どんなチャレンジが待っているか

やはりスタートアップというステージだったり規模では、採用を間違えると取り返しのつかないことになるケースもありえると思ってますので、そこはエキサイティングでありつつも、ヒリヒリしながらやっているところではあります。ビジョンやカルチャーを共有できない方がこの規模で入ってくると、周囲に与えるネガティブな影響も甚大なので、そこは本当に気をつけているつもりです。

あとは、ここから会社が大きくなっていく過程で、様々なひずみというか、成長痛みたいなのは出てくると思うんですが、そういう時にこそいかに丁寧にコミュニケーションできるか、面と向かって話し合っていけるか、そういうわりと基本的なところが大切になると思っています。

代表がしつこいくらいビジョンや情報を全体に共有するだとか、今なんでこういうことをしているんだっけということだったり、どういうふうにユーザーに価値を提供していくのか、みたいなことを社員ひとりひとりがちゃんと理解していて、必要であればそのことをすぐプレゼンできますというような(笑)ちょっと大袈裟ですが、そういう組織は強いと思いますね。

どんな世界観で事業を進めているのか

弊社はよく「車の会社ですよね?」と勘違いされるのですが、車そのものではなく、あくまでもモビリティ・データに着目した事業なんですよね。なので、車に限らず、バイクや自転車もそうですし、むしろ車輪がついてなくてもよくて、ドローンだろうが船だろうが、荷物・コンテナみたいなも動いてるもの(輸送されている)など、動くものはすべてのデータを収集・解析していくというのが弊社の事業だと思っています。HPが与える印象のせいもあって、なかなかこのイメージが伝わらないんですが(笑)

人類は太古から移動し続けているわけですが、馬に乗ってたりしてた時代から比較すれば、今は文字通り隔世の発達を遂げているわけです。一方で、その利便性と表裏一体となって交通事故や渋滞という、かなり深刻な社会問題もある。代表の北川は極端に乗り物酔いをするのですが、移動におけるペインは多々あります。

自分がGoogleに在籍していた当時から自動運転は盛んに開発・試験されていたわけですが、とはいえ、それがこの数年で公道でバンバン走り出すということはないわけです。一般の人が購入して公道で走らせるとか、運転席を空席で車を走らせれるようになるまでにはまだかなり時間が必要だと思っています。法整備の問題ももちろんあって、実際に自動運転の車が絡んだ事故の過失割合をどうするのかなどは、まだまだ事例・データが世の中にない状態です。

弊社が行なっている事業は、車が自動化どうかに関係なく、今集められるモビリティデータをとにかく幅広く集めていき、それを科学することで、人やモノの移動・輸送をより効率的・安全にしていくことです。それを成すためのデータは、自動運転の発達とかは関係なく今でもちゃんと収集できますし、サービス化していくことができると思っているんですよね。そこが弊社の主戦場ということになってくると思います。

スマートドライブのデータサイエンスが世の中に広まっていく世界というのはつまり、人間の行動(動き)が、過去のデータから高確度で予測可能になる世界だと思っています。人は自覚している以上にルーチンな行動を取るものなので、そもそも予測しやすい性質もあるのだと思うのですが、どういう運転をする人がどれくらい事故を起こすリスクを持っているのか、どういう営業活動・配送活動をする人たちがどういう仕事のパフォーマンスを出すのかなど、日々の行動を見ればかなりの精度で予測できてしまうのではないかと思ってます。

それをいかにサービスに落としていくのかという話は別途ありますが、過去の行動をベースにした様々な予測というのは事業の軸になっていくだろうなと思っています。


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