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どちらが重要?アウトプットの量と質

Photo by Pylyp Sukhenko on Unsplash

アウトプットとは、その名の通り『out』(外に出す)という意味があります。具体的には、自らの情報や知識、ノウハウを外に出していく行為のことを指します。

よく会社でアウトプットを出してほしいと言われた際、あなたは量と質どちらにこだわりますか?そんな素朴な疑問について自身の見解を述べようと思います。是非最後までご覧ください。

アウトプットの量と質どちらが重要なのか。

結論、どちらも重要です。このような回答になってしまうのは理由があります。それは、時期や立場、シーンによって異なるからです。例えば、会社に入って1年目の新卒社員がアウトプットの質を高めようとしても、知識や経験値が少ないのでなかなか難しいですよね。逆に、入社10年目のベテラン社員が社外向けの資料を作る際に、質にこだわることは可能であり、必要なことですよね。このように、その人が置かれている環境によって量と質どちらが重視視されるのかは異なります。

アウトプットの量が『多い』質が『高い』状態とは?

そもそもアウトプットの量が多い、質が高いとはどういった状態を指すのでしょうか。第一にアウトプットの期限と目安を設定します。次に、その目標値を達成するためにはどれくらいの行動量が必要なのかを推測します。その推測値よりも多くの行動をしたときに、アウトプット量が多いとなります。また、質が高い状態は改善する余地が少ないことを指します。例えば、サービスの説明資料を作る際に上司から一回の確認で了承を得られた時、質が高い資料であると言えるでしょう。

私は入社してから3か月くらいまではアウトプットの量にこだわっていました。兎にも角にも数をこなして、フィードバックを貰い改善することを意識していました。しかし、これは上司からフィードバックを貰う前提の行動だったのです。結果的に、上司の時間を費やしてしまい、会社全体の生産性を下げることにつながってしまいました。そこで、意識したのがインプット量を増やすことです。ここからは、アウトプットをするためにはインプットが重要であるということについて解説していきます。

効率的にアウトプットをするにはインプットが重要

アウトプットばかりに目が行きがちですが、インプットの量を増やすことで効率的にアウトプットを行うことができます。例えば、ライティングをする際に何も知識のない状態でいきなり始めようとすると、多くの時間を要してしまいます。そのため、まず設定したキーワードに対してどのような記事が多いのか、どのような流れが適切なのかをリサーチします。このように、積極的にインプットをすることで思考が整理され、効率的なアウトプットにつながるのです。アウトプットを増やすためには、インプットの量も増やす必要があり、これら二つは相互に作用しているのです。

インプット→アウトプットを繰り返すことのメリット

インプット→アウトプットというサイクルを形成することで、様々なメリットを得ることができます。メリットは以下の通りです。

  • 知識が定着する
  • 進むべき方針が定まる
  • 視野が広がり選択肢が増える

それぞれのメリットについて解説します。

知識が定着する

インプットした知識は日を追うごとに忘れていきます。忘れないためには、常にその知識に触れることやその知識を用いて行動することが必要になります。つまり、インプットした知識を用いてアウトプットをすることで、知識が定着し記憶に残りやすくなるのです。

進むべき方針が定まる

新たなことを始める際に、とりあえずやってみようと準備をせず始めてしまう人は少なくありません。そうした結果、本来進むべき方向からずれてしまう可能性があります。そこで、予めの準備として知識のインプットをする必要があります。インプットした知識を用いて、進むべき方向を設定しアウトプットをしていくことで効率的な業務遂行につながるのです。

視野が広がり選択肢が増える

インプットをすることで多くの選択肢の中から手法を選ぶことができ、効率的なアウトプットにつながります。視野が狭まると最適なソリューションを見つけにくくなってしまいます。多くの知識をインプットし最適な手法でアウトプットをすることで、課題解決に結びつくのです。したがって、選択肢を増やすという行為は重要な要素となっています。

まとめ

今回は、アウトプットの量と質について書かせていただきました。アウトプットは立場やシーンによって量と質どちらを重要視されるかは異なります。しかし、結果的にはどちらも重要である事が多いです。例えば、社外向けの資料について納期までに多くの提案をしなければいけない時、量と質どちらも重要視されると思います。したがって、予め知識のインプットをしておき、効率的なアウトプットを出せる準備をしておくことが重要な要素です。日ごろからの意識によってアウトプットの量と質は異なるのです。

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