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入社1週間の社員が調べてみた!事業承継について。

はじめまして!7月に入社した近藤です。

今回はエスイノベーション株式会社の仕事の一つでもある、事業承継について記事を書いてみました。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです!それではよろしくお願いします。

世界に誇れる日本企業

日本には数々の世界一があります。最近では世界経済フォーラム(W EF)が発表した2021年度版の旅行・観光開発ランキングで初の1位となりました。

他にも日本が世界に誇るものはたくさんありますが、実はあまり知られていない世界一のものがあります。それは、100年以上続く「長寿企業」の数です。株式会社日経BPコンサルティング(東京都港区)の調査によると、2位アメリカの約1.5倍以上の差をつけて日本がトップとなっています。


(出所:日経BPコンサルティング)


100年以上続く企業のほぼ半数が日本にあるというのは驚くべき結果です。

では、なぜ日本が世界一になったのか。その理由を株式会社帝国データバンク(東京都新宿区)が調査しています。日本の100年以上続く企業にアンケート調査を実施し、1090社からの回答は以下の通りです。


(出所:株式会社帝国データバンク)


「取引先・顧客との信頼関係」、「時代に合わせた事業内容・構成の変化」が上位回答となっています。回答結果から、長寿企業の秘訣は伝統に固執せず時代や顧客のニーズに応え、信頼を獲得することが必要なのだとわかりました。

日本が世界一の長寿大国であることに何だか誇らしさを感じます。


日本企業が抱える問題点

ところが、世界へ誇れる日本企業に重大な危機が迫っているとの予測があります。中小企業庁の試算によると、3年後の2025年に約22兆円のGDPを損失する恐れがあるというのです。

なぜこのような予測がされているかというと、中小企業の後継者不足による廃業が原因にあります。その背景について深掘りしていきます。


日本の中小企業の実態

日本には、421万社の企業が存在し、そのうち99.7%の約419.8万社が中小企業となります。日本の労働者の約7割、付加価値額(製造業)の5割は中小企業が占めています。中小企業は日本経済を支えていると言っても過言ではありません。


ところが、日本経済を支える中小企業には問題点があります。それは経営者の高齢化です。現在、経営者の平均寿命は60歳後半で、2025年には70歳を超える中小企業の経営者は約245万人となります。そのうち半数の127万人が後継者不在との事態。

日本人の健康寿命が約70歳なので危うい状況なのは何となく感じていただけるかと思います。

このまま放っておくと、日本全体の1/3の企業が高齢化を理由に廃業を選ばざるを得ないという可能性があるのです。その結果、廃業する企業が増加、関連する取引先の業績にも影響し、日本全体で22兆円の経済損失がうまれるというのです。

          年代別に見た中小企業の経営者年齢の分布


注目される事業承継

近い将来訪れる廃業の波。それを食い止めるためには事業承継が必要となります。世界に誇れる伝統ある企業が数多く存在する日本。創業者の想いを次に繋げるべく、事業承継は経営者として大切な仕事の一つです。

事業承継には大きく分けると3つの方法があります。

1、親族内承継
2、社内承継
3、第三者承継(M&A)

その中でも昨今注目されているのが、第三者への事業承継(M&A)。

中小企業庁によると、M&Aでの事業承継は増加傾向にあり、今後もその傾向は続くだろうとの見立てです。それにともない、後継者の不在率も減少傾向で、経営者の事業承継に対する意識の変化が見てとれます。

    中小企業のM&Aの状況         後継者不在率の推移


事業承継の実例

事業承継はセンシティブであると考える人もいるため、手段や方法があまり知られていないことが現状です。しかし、実例は数多くあります。ここで、実際の第三者承継を行った事例を紹介いたします。



地域からはじめる事業承継|大杉りさ|事業承継と新潟と。|note
新潟には、ものづくり技術、古くからの伝統を受け継いだ企業が沢山あります。ですが、後継者が見つからず、廃業を選択せざるを得ないケースも。 私たちエスイノベーション株式会社は、親族以外の後継者を見つける「第三者承継」という新たな選択肢を提案しています。 ...
https://note.com/oosugirisa/n/n2ab1ce2e9196


酒造りに諦めムードの蔵人を動かしたモチベーションマネジメント 津南醸造#1|大杉りさ|事業承継と新潟と。|note
新潟には、ものづくり技術、古くからの伝統を受け継いだ企業が沢山あります。ですが、後継者が見つからず、廃業を選択せざるを得ないケースも。私たちエスイノベーション株式会社は、親族以外の後継者を見つける「第三者承継」という新たな選択肢を提案しています。 ...
https://note.com/oosugirisa/n/nac680a83d68a


まとめ

日本には世界に誇れる企業が多数存在しています。そんな企業を次の世代に繋げるためには事業承継が必要不可欠となります。

承継にはさまざまな形がありますが、今後増加していくのが第三者への事業承継(M&A)。しかし、承継の事例があまり知られていないため、抵抗感をもつ経営者がいらっしゃるのは事実です。

そのため、今後も事業承継に関する情報や実例を紹介し、経営者やその関係者の方々へ価値ある記事をご提供していきたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!

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