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伊藤 渉「社内の潤滑油として、社員みんなが幸せになれるチームづくりを目指す」

ディレクターとして自分がどこまでできるか試したいと考え、2019年の夏に中途入社した伊藤 渉。大型イベントの実行や、年に一度のAWARDで統括責任者として動くなど、入社して間もないころから大役を担ってきました。ディレクターとして社員をけん引する中で見えてきた会社の課題、今後の展望をお伝えします。

難易度の高い、特殊なビジネスモデルに引かれてSHOWROOMに参画

▲前職時代の仲間と

ライブ会場やレストランなど、関係者しか入れない「STAFF ONLY」の領域。
人をワクワクさせるコンテンツがすべてそろっているその向こう側では、何が展開されているのだろう──。

そんな想いを子どものころから抱いていたディレクターの伊藤 渉。彼はあらゆるサービスが公に出る前段のプロセスに携わることに、魅了されていました。

伊藤 「学生のころから、行動を起こして人に影響を与えることが好きだったんです。運動会の実行委員や、生徒会の役員を率先してやっていました。そのため社会人になったら、多くの人に何かを伝えるプロジェクトを企画してみたいと思うようになりました」

新卒ではモバイルコンテンツ事業を展開する企業に入社。ディレクターとして、人気漫画のアプリコンテンツ制作に携わります。入社して3年、ある程度の企画をやり尽くし仕事にも慣れてきたころ、ダイレクトにユーザーの反応を見られるサービスにも携わりたいと思うようになりました。さらに今後のキャリアを考え、ディレクターとしての自分の実力を試したい気持ちも湧き上がってきました。

伊藤 「SHOWROOMは、エージェントに紹介してもらいました。まず驚いたのが、そのビジネスモデルの特殊さ。一般的に消費者は、自分のためにお金を払って何かを買いますよね? でもSHOWROOMでは配信者の応援をするために、ユーザーはお金を払ってくれる。お金の矛先が自分に向いてないビジネスモデルに、新しさを感じました。それに一番難易度が高そうだとも思ったんです」

ディレクター経験を生かす新たなフィールドとして、伊藤はSHOWROOMに応募します。無事に内定をもらい、2019年の夏に入社。イベント企画、キャスティング、スケジューリングなどを担当することになります。

どんな提案も受け入れる社風が、圧倒的に働きやすい職場を生み出している

SHOWROOMのディレクターとして目指すゴール。
それは「配信者・視聴者の皆さんに快適にイベントに参加してもらうこと」だと伊藤は考えています。

現在は配信者の夢を叶える、オンラインイベントの企画を担当しています。営業が獲得した案件に対して顧客・当社双方が効果を最大化できるよう、社内のエンジニア・デザイナーと話し合い、調整を進めることが伊藤のミッションです。

伊藤 「ディレクターはクライアントよりも、社員のメンバーと多く関わり合うポジションです。新しい機能を実装する必要があれば、エンジニアと納期やクオリティについて話し合う。営業側から企画を3つ同時に出したいと提案されたとき、配信者のスケジュールも考えて難しければ時期をズラす。いわば社内の潤滑油のような立ち回りをしています」

自分の意見を明確に伝えながらも相手の要望も見落とさない。常にいろんな職種の社員と話し、一人ひとりと地道に関係を築いてきました。中途で入社した伊藤は、当社のことを「圧倒的に働きやすい職場環境」だと断言します。

伊藤 「やりたいと提案したことは、まず却下されないんですよね。そういう社風が社内でできあがっています。新機能や企画の提案に対しても『やってみなよ』って言ってくれるなど、スケジュールの調整も快諾してくれるんです。代表の前田を中心に、そういう環境が培われてきたと思います。まだガッツリと仕事で関わってはいませんが、前田にしかつくれない人間関係を社内で築いているように感じており、プレイングマネージャーの究極系を見させてもらっている気分です」

イベントのスケジューリングや内容の調整役になることが多く、大変さを感じることも少なくありません。しかしやりたいことをすべて任せてくれる社風で、伊藤は大きなやりがいを感じています。

気軽に意見を言い合える、フラットな関係性をつくりたい

たくさんの仕事を任せてもらえる中で、自身の改善点もあらためて見えてきました。

今では配信者が約30万人にのぼるSHOWROOMでは、ますます配信を盛り上げるために続々とイベントも企画しています。最近ではその一環として、リーグ制という新機能を追加しました。ユーザー数や視聴数を考慮して配信者をランクに分け、そのランクごとでオーディションイベントを開催します。イベントを通してリーグランクが上がれば、さらに大きなイベントに参加できるというしくみです。しかし、配信者のステップアップの機会を提供することや、モチベーションを上げる制度として導入したものの、配信者によっては、必ずしも好評ではない側面も見られました。

伊藤 「配信者の皆さんは必ずしもオーディションイベントに出たいわけではなく、ただいつも通り、ユーザーと配信を楽しみたいという方もいらっしゃいます。切磋琢磨できる環境を提供することでプラットフォーム全体の活性化につながる施策だと考えていたのですが、配慮が足りなかったと反省しました。 イベントの企画は、やってみないとわからないこともたくさんありますので、こうした声をしっかり受け止めながら進化させていきたいですね」

さらにディレクターという立場だからこそ見えてきた、会社の改善点もあります。本当に仕事をやりやすい環境ではあると感じつつも、部署間のコミュニケーションをもっと活発にしていきたい気持ちもあります。

伊藤 「どこの会社でもあることかもしれませんが、職種を超えてもう少しアイディアのやり取りをする機会を増やせればなと。それぞれが考える仕事の進め方やプロジェクトで目指す方向性など、まだ頻繁に共有できていません。 もっとフラットに、お互いの考えを言い合う機会があればいいですよね。私は営業や開発メンバーの間で折衝することが多いので、社員の交流イベントを企画したいなと思っています」

こうした声を社内外から集めることで、さらにプラットフォームは活性化するはず。伊藤のこうした想いは行動の原動力となり、さらなる社内の絆を深める役割を担ってくれそうです。

みんなの生活に自然と溶け込むサービスをつくりたい

現在も新たなイベントの企画に奔走中の伊藤。
まだ入社して1年足らずですが、すでに次の目標も見えています。

伊藤 「ゆくゆくは自身でイチからサービスを立ち上げ、責任者として決裁権を持ち、一気通貫で成長させてみたいと考えています。社内の仲間と企画を練り上げて世に出し、ユーザーの反応を見る感動を味わいたいんです」

公開1on1」では、前田から「バランスよくこなせるはずだから、その中で自分のとくに伸ばしたい長所を見つけて育てながら、大きな成果を出していってほしい」というメッセージがありました。

伊藤 「これまでは漠然と、人に影響を与えられる人間になりたいなと思っていました。今では、社員みんなが幸せになれるチームづくりを最優先にしつつ、たくさんの人の生活に自然と溶け込むサービスをつくりたいと思っています。 たとえば電車で隣に座っている人が私のサービスを使ってくれている、そんな状況に遭遇すると嬉しいですね。それぐらい影響あるものをつくりたい」

実際に転職した直後から、伊藤は当社で年に一度開催している「SHOWROOM AWARD」の統括責任者を担当します。他の仕事も並行しながら、2カ月という短期間で準備をしていきました。さまざまなジャンルから、最も視聴者と絆を深めた配信者を年間で選出するAWARDは、SHOWROOMにとっても配信者にとっても1年間の集大成を迎える瞬間。当時、入社まもない伊藤も準備で昼夜奔走しながら当日を迎えました。まだ配信者のためにできることはないか?日々考えを巡らせ迎えたオープニングライブの瞬間、伊藤は自分の胸が熱くなるのを感じたと言います。

配信者のみならず、社員の野望も実現させるフィールドを用意しているSHOWROOMで、ディレクター・伊藤の進化はまだまだ止まりません。

今後は起業も視野に入れながら、チームをけん引する存在として周囲の期待を背に突き進んでいきます。

2020.03.10

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