胸を張って、仕事しようぜ|安藤 友之(執行役員)
安藤 友之
リクルートをはじめ、様々な企業で0→1生み出すスペシャリスト
リッチメディアで最も社会人歴も長い大ベテラン
現在は執行役員
リッチメディアの執行役員:安藤にこれまでを語っていただいた。
一語一句、彼のこれまでから今に至るまでの心情を彼の言葉でここに共有させていただきます。
弊社で働く役員がどんな人なのか。
どんな思いで働いているのか。
こんなことを少しでも熱苦しくも伝わればと思う。
1995年。
僕はブリティッシュロックが好きだった。
当時の日本では、詳しい情報を手に入れることはとても難しくて、ライブハウスに出かけては、人づてに情報を手に入れていた。
そんな方法しか他に無い時代に、インターネットが世の中に出現した。
自分が知りたい情報が、世界から探せる。情報の流通が一気に変わる。衝撃だった。
インターネットが無い世の中を想像してみてほしい。
今では簡単にできる、あんなこともこんなことも、何にもできない。
昔は良い時代だった、なんて言う人もいるけど、僕は全然そんな風に思わない。
便利であることの全てが良いことではないけれど、
インターネットが無ければ出会えなかった情報や、ゆっくりとブリティッシュロックを楽しむ時間まで、僕らは手に入れたんだ。
僕が働き始めた頃のリクルートは、インターネット草創期だった。
インターネットをどのようにビジネスに活かすのか、
ということを喧々諤々社内で議論している頃だった。
インターネットを使ったサービスが溢れる今のリクルートからは想像もつかないだろうけど、
当時は「インターネットなんて」という声の方が多かった。
そんな中で、インターネットを使ったサービスを創り、
「届けたいと思っている人が、欲しいと思っている人に情報を届ける」という仕組みの構築をしていた。
散々な失敗をしたり紆余曲折あったけれど、
今ではやっぱりインターネットは社会に無くてはならないものになったし、僕はお金では絶対に買えない貴重な経験を積むことができた。
僕が今までこの世界でまがりなりにも仕事をしてこれたのは、
インターネットというものの本質をシンプルに捉えていたからだと思う。
「届けたい」と「欲しい」、それを繋いでいく。
リクルートから少人数のコンサルティング会社に転職した時も、オールアバウトで仕事をしていた時も、同じことを考えていた。
インターネットビジネスはどんどん発展して「届けたい」という情報が増えた。
個人の欲求もどんどん多様化してきて「欲しい」と思う情報も増えた。どんどん面白い社会になってきている。
でも、インターネットの本質はずっと変わらない。
僕がリッチメディアに来たのは、メディアを創りたかったから。
様々なサービスがどんどん生み出されていく中で、より本質的なインターネットメディアを創りたかった。
現代の社会は、たくさんの情報が溢れていて、情報の信頼性そのものが揺らいで来ている。
インターネットにある情報を、全て信じているっていう人はいないでしょ。
だからこそ、そこにある情報全てが信頼できる、という嘘みたいな本当のメディアを創りたかった。
仕事をしていて嬉しかったのは、メンバーがお客様のところで少し無茶なリクエストを受けた時に、
「自分たちが創るメディアでは、それはできません」と真摯に答えて、その姿勢を褒めて頂いて、お客様とよりいい関係がつくれた、と誇らしげに話していたこと。
自分たちが創ったものに胸を張る、自分の仕事に誇りを持てるって、何より素敵なことだよ。
僕は、これまでずっと、僕がやりたいことや信じていることを、仕事を通じて表現してきた。
そのおかげで今まで夢中になって生きてこられた。
人の目を気にしたって何もいいことはないよ。自分がやりたいことに正直に。
誰にも嘘をつかずに胸を張って仕事をする。
人生その方が絶対楽しいって。