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デザイン会社の垣根を越えて ライブステージを使ったリアル脱出ゲーム「INSOMNIA TRAINの脱出」プロジェクト制作秘話

株式会社seesawは社員数が20名程となるまだまだ小規模なベンチャー企業です。しかしながら、規模の大きな案件をお願いされることが多くあります。その理由は、ひとりひとりできることが違う、得意を持ったメンバーが集まり、デザインの領域を越えた総合プロデュースをすることが可能だからだと考えています。今回はある案件の実績を基に、seesawが少人数ながらどんな仕事ができるのかを解説していきます。

世界初!? ライブステージをそのまま使った脱出ゲーム

2018年夏、大人気アーティスト「SEKAI NO OWARI」に関わる大きなプロジェクトが実施されました。『INSOMNIA TRAINからの脱出』という、彼らのライブステージを舞台にしたリアル脱出ゲームです。

「SEKAI NO OWARI」はファンタジーな世界観の壮大なステージや舞台装置、完成度の高いパフォーマンスが10〜20代を中心に絶大な人気を集めています。そんな彼らのステージをもっと近くで見たい!体験したい!というファンのために、数々のエンターテイメントをプロデュースしてきた株式会社アカツキと脱出ゲームのパイオニア・株式会社スクラップがタッグを組んでこの企画が実現しました。

一社で全部作る!だから世界観が統一できる

企画の立ち上げ後、デジタル卓球アクティビティ『Pong!Pong!』でご一緒した経緯のある株式会社アカツキより、デザイン面に関するご相談をいただきました。色々話し合った結果、seesawはグラフィックデザイン、Webサイト制作、広告運用、PR、動画制作の5つのパートでご協力することになりました。

このように多領域を総合的に制作できる会社であることが、大手クライアントに信頼されるポイントのひとつであると考えています。通常であれば動画制作会社、グラフィック制作会社、PR会社など各パートナー企業の窓口と一社ずつ連携を取らなければならなりません。しかしseesawの場合、幅広い工程をワンストップで制作できるので、クライアントはコミュニケーションコストを大きく削減することができるのです。また、Webやグラフィック、映像などのクリエイティブを一社に任せられれば、プロジェクトを通しての世界観を統一しやすくなるため、最終的なクオリティアップにも繋がります。

そういった経緯があり、今回はこんなワクワクするプロジェクトに携わることができました。

オンライン・オフラインを連動させるビッグプロジェクトの裏側

まず私たちがこのプロジェクトのアートワークを考えるにあたって最初に感じたことは、ステージセットそのものが独特で強い世界観を持っているということ。無数の「電飾」で彩られたインソムニアトレインは、他のステージには類を見ない圧倒的な魅力を持っていました。そこで私たちは「電飾」というキービジュアルを中心にすべての媒体のアートワークを一気通貫することで、その魅力をそのままユーザーに届けることができるのではないかと考えました。

本プロジェクトにおいてseesawが具体的にどんなことをしたのか、いくつか解説いたします。

動画はステージ演出と連携!参加者の気持ちを高める演出

今回はPRに使用する動画に加え、ゲーム内の映像の制作、演出も行いました。ゲーム内で使用される端末に表示される映像やグラフィックもステージの世界観を踏襲し、迷わずゲームに入り込めるように気をつけて制作をしています。

リアル脱出ゲームを体験したことがある方はわかると思いますが、参加者はゲームを始める前に世界観とルールを理解するための映像を見ることがあります。気持ちを盛り上げるための大切な見せ場でもあり、参加者の安全を守るための大切なインフォメーションにもなるので、ここは脱出ゲームを制作するチームと入念に打ち合わせし、演出を作り上げていきました。

Webデザインは、「ネオンのチカチカ」がポイント!

本イベントのWebサイトも、もちろんステージや動画と同じトンマナやモチーフを使って制作しています。少し薄暗くネオンの光る街のイメージは、ライブツアー「インソムニアトレイン」のステージにならった空気感です。予約する人の気持ちが高まるように、ステージの雰囲気を最大限落とし込んでいます。

中でも今回デザイナーがこだわったのは、ネオン風グラフィックの演出です。なんとなく見逃されてしまう部分かもしれませんが、実はスクロールしていくと表示された順に点灯する仕様になっています。よくみるとチカチカと光が動いていたり、ネオン特有の光り方にこだわっています。この効果を作るためにとても細かい設定をしました。小さなこだわりで大きく印象が変わるので、細かな部分も大切にしています。

かゆいところに手が届く デザイン会社がPRを行う強み

今回はイベントのPRもseesawが行っています。PR業務は行わない制作会社がほとんどですが、実はそこにも「seesawだからこそできること」があります。

まず、通常PR会社へ受託する場合、ある程度制作物ができあってからどのようにPRするかの具体的な戦略を立てます。しかし、seesawの場合ははじめから制作に携わっているため、PR担当者は予め案件の概要を深く理解しています。また、プロジェクト全体を通してコミットしているため、どこが見どころなのかを的確にアピールすることが可能です。プレスリリースで配信する情報や効果的なメディアの選択など、ターゲットに対しての訴求をブレずに行うことができます。また、必要な素材の提供なども一括で担当しているからこそ、迅速に対応できるスピード感につながっています。

rockin’on.com:https://rockinon.com/news/detail/176506

音楽ナタリー:https://natalie.mu/music/news/283568

「デザイン制作会社」の垣根を越えて

seesawは大きな枠で考えると「デザイン制作会社」ではありますが、その垣根を越えて様々な分野でプロジェクトに携わっています。年々大きな企画に協力できる機会も増えています。「自分の能力はデザインには活用できないかも?」と思っている方でも、「わくわくすることがしたい!」という気持ちがあれば、あなたのポジションを作り出せるかもしれません。デザイナーも、その他の職種の方も、興味があったら気軽に面談しましょう!

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