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【社員インタビュー】当社初の育休社員(男性)に聞いてみた!パパが“本音”を語ります。

「育児の大変さ」と「夫婦で協力する大切さ」を痛感した2ヶ月!自分の価値観も大きく変化した期間。


この度SBIビジネス・イノベーターでは、初の男性育休取得者がでました。
前例のない中、育休を取得してみて感じたことや良かったことなど、オープンに話してもらいました!

【育休期間】
2020年9月~11月(約2カ月)
教育ソリューション事業本部 小室 雄生

【登場人物】
SBIビジネス・イノベーター株式会社
わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所) 
教育ソリューション事業本部 HRDプランニンググループ
小室 雄生(コムロ ユウキ)

SBIビジネス・イノベーター株式会社
わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所) 
教育ソリューション事業本部 HRDプランニンググループ
本陣 恵梨(ホンジン エリ)

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~育休取得に至るまで~

本陣:今回男性の育休は当社初でしたが、育休を取得しようと思ったきっかけは何かあったのですか?

小室:
一つは自分が携わってる仕事がダイバシティ推進に関することだからです。いつもお客様の前で、ダイバシティ推進の必要性や推進のための教育施策を提案していましたので、自分たちも有言実行しなければ!との意識がありました。
もう一つは単純に経験してみたかったというのが本音です。
「育児って大変なことが沢山あるんだろうな」って頭では理解していたのですが、実際体験してみたら「もっと知れることがあるかもしれない」っていう興味もありました。
(こんなこと言うと妻には怒られるかもしれませんね。笑)

本陣:確かに、自分たちはダイバシティ推進に関する事業を行っていますもんね。まずは自分たちが行動しないとって意識が強かったんですね。
因みに、弊社で男性の育休を取得したのは小室さんが初めてですが、抵抗などはなかったですか?

小室:
あまり抵抗はありませんでした。
むしろいい経験になりそうだから、自分は取得したい気持ちが強かったです。
あと、教育ソリューション事業本部の皆様が温かく受け入れてくださったことが抵抗感なく取得することにつながったと感じています。
上司に相談したときも仕事やキャリアのこと等気になることはありましたが、最終的には育休をとることがいい経験になるのではとの結論に至りました。

本陣:抵抗感なく取得できたのはとてもいいですね。小室さんの決断もそうですが、周りの方の理解もあったんだなって聞いてて思いました。2ヶ月間仕事を休むことについてはどのように考えていましたか?

小室:
う〜ん、そうですね。
正直あまり考えていなかったかもしれません。笑
強いて言うなら、自分の仕事がチームのメンバーに割り振られるため、負担が増えてしまうとの申し訳なさはありました。
周りの方々も前向きに受け入れてくださいましたが、大変なことの方が多かったのではないかと思います。その点はものすごく感謝していますね。

~育休中から復帰に向けて~

本陣:それは確かにありました。笑 でも、小室さんが育休を取得することで、チームとしても働き方を考えるきっかけになったので、お互いに良かったのではないかと思います。
育児って大変なことも多いと思いますが、実際育休中に大変だったことってありますか?



小室:
想像以上に大変なことばかりでした。笑
自分以上に妻のほうがもっと大変でしたが。
まずは、「赤ちゃんってこんなに泣くの!?」って言うくらい泣き続けていることです。
親としては子どもが泣いていると、「どうしたんだろう」と不安になりますし、
何をしても泣き止まないときのストレスはかなりありました。

それに、授乳や寝かしつけも大変でした。
全然しらなかったのですが、授乳は初めは上手くいかないことが多いんですね。
赤ちゃんの吸い付く力が弱く、全然飲めない。
妻も初めてなので、赤ちゃんが飲みやすい体制がわからない。
そして、赤ちゃんは飲めないから泣き続ける。負のループです。
妻も一生懸命だけど上手く授乳できずに疲れてイライラしたり、泣いてしまうことが殆どでした。
ミルクを作るにも、「お湯を沸かし、哺乳瓶を煮沸し、適温まで冷ます」といった手間のかかる作業があります。そして折角ミルクを作っても「全然飲まない(涙)」なんてことも多々ありました。

寝かしつけも知らないことばかりでしたね。
大人と同じようにベッドにおけば寝るのかと思っていたのですが、生後1ヶ月半くらいまでは抱っこしないと寝ない事が多かったです。
だから、交代交代で寝かしつけをしていました。この時は本当に育休とってよかったなって思いました。一人だったら、とっても大変でしたね。

そして、一番は睡眠不足になることが大変でした。
赤ちゃんは大体2時間に1回のペースで起きて授乳、おむつ交換だったので、自分たちも同じペースで過ごすのがきつかったです。その他も色々ありますが、長くなるのでここまでにしておきますね。笑

とにかく大変なことが多いことが実感できたのと、夫婦ともに育児に参加しないといけないと強く感じました。いい経験です。


本陣:ですよね~。子どもは可愛いけど、育児は最初は大変ですよね。奥さんも大変な時期に旦那さんがいてくれると安心できると思います。その点では男性の育休も大切ですね。そして、育休から復帰したときですが、職場のみんなの反応はどうでしたでしょうか?

小室:
2ヶ月間だけでも半年くらい職場から離れている感じはありました。
なので、復帰初日は入社日のように緊張していたのを覚えています。笑
けど、オフィスに入ったら休み前と変わらない雰囲気があり、すぐに打ち解けられました。
メンバーからも「あれ、すでに休み前と変わらない状態だね」と声をかけてもらうくらい違和感なく戻ることができました。

自分は2ヶ月だけだったから、そんなに違和感がなかったのかもしれません。
1年以上休んでも同じように戻れたら良いなって感じます。


~育休を通して学んだこと~

本陣:最後になりますが、育休をとって良かったことはありましたか?是非、聞かせてください!

小室:
もう、沢山ありますね。
まずは、妻と協力する関係がつくれたことです。
子どもが産まれるとお互いにこだわる部分がでてきます。価値観の違いにも気づきました。
今までも価値観の違いはあったと思うのですが、2人だと気にならずに過ごせていました。
けれど、子どもが産まれてからは子ども中心の生活に変わります。

そして今まで気にならなかった価値観の違いが許せなくなり、ぶつかることも増えました。一度大きな衝突をしたのですが、その時に2人で反省して話し合う機会をとりました。結果的には話し合いを通して、お互いに理解し合うことができ、助け合いの関係が築けたと思います。

この経験があったからこそ私が仕事に復帰した後も、お互いに感謝の気持を持って過ごすことができています。

2つ目は、仕事のやり方が変化したことです。
元々、完璧主義な性格だったので少しでも上手く行かないことがあると必要以上に拘ったり、悩んでしまうことがありました。
けど、予測通りにいかない育児を経験することで、仕事でも柔軟な姿勢が身についたと感じます。
不意なことで計画が崩れたり、思い通りに行かない事が起こっても、前向きに受け止め、修正しながら取り組むことができるようになってきました。
あとは、周りの方と協力しながら仕事を進める意識が強くなったと感じます。
これは妻と育児・家事を協力しながら進めた経験が活きているのかなって思います。

最後は自分の偏見に気づけたことです。
出産や育児に関しては、色んな情報を知ることができるため、知っているつもりになることはできます。けど、実際に育休期間中に経験することで自分が思っていたことと異なることもありました。
経験できなくても想像することや共感しようとすることは大事です。けど、できるのであれば経験した方がいいなと感じました。

企業内でダイバシティを進める上でも、貴重な経験になったと感じます。

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